- 三田紀房さんの人気マンガ『インベスターZ』は、投資に興味があるけれど、何から始めればいいのかわからない方におすすめのお金・投資の入門マンガ
- 本記事では、以下を紹介
- 『インベスターZ』を通じて学べる投資の基本
- 『インベスターZ』投資格言
- 『インベスターZ』の実投資への活かし方
『インベスターZ』ってどんなマンガ?
『インベスターZ』は、超進学校・道塾中学高等学校の投資部を舞台に、主人公・財前孝史が投資の世界で成長していく物語です。
道塾学園の授業料免除。その理由は、学園運営資金は、開校以来、学年ナンバーワンの生徒6人の投資部による投資利益で賄われているから!そんな、投資部に財前は入部することになる。
この財前の成長を通じて、投資の基礎知識から実践的なテクニックまで、幅広い内容を分かりやすく描いています。財前もはじめは投資初心者。故、投資初心者でも理解しやすい内容になっています。
『インベスターZ』に投資の基本を学ぶ
昨今の日本人の暮らしを苦しくしている「円安」。あなたは、以下を自分の言葉で説明できますか?
- 円安とはどういうことは?
- 生活にどのような影響が起きるのか
こんな生活に密着したお金の話を教えてくれるのも『インベスターZ』。その他、お金・投資に大事な次のようなことが学べます。
❶リスクとリターンのバランス
投資の基本の一つは、リスクとリターンのバランスを理解することです。
『インベスターZ』では、リスクが高いほどリターンも大きいが、その分損失の可能性も高くなるという重要な原則が描かれています。初心者はまず、無理のない範囲での投資を心がけることが大切です。
❷分散投資の重要性
一つの銘柄や資産に集中投資することはリスクが高くなります。だから必要なのが「分散投資」です。
『インベスターZ』では、投資部のメンバーたちはさまざまな投資対象に分散投資をしています。これは、リスクを分散し、安定したリターンを得るための重要な戦略です。
❸長期的な視点を持つ
人は短期的で利益を求めたくなります。しかし、投資・資産運用で大事なことは「長期投資」です。長期的な視点で投資を考えることが成功につながります。
『インベスターZ』では、投資部が長期的な視野で学校の資金を運用している場面が多く描かれています。すぐに結果を求めず、じっくりと資産を育てることの大切さを学べます。
『インベスターZ』に成功につながる「投資の姿勢」を学ぶ
『インベスターZ』では、投資での成功で大事な「投資姿勢」も学べます。
❶学び続ける姿勢
『インベスターZ』の登場人物たちは常に学び続け、新しい情報や知識を取り入れています。投資の世界は常に変化しているため、成功するためには最新の情報をキャッチし続けることが重要です。
❷自分なりの投資スタイルを確立する
『インベスターZ』のキャラクターたちは、それぞれ異なる投資スタイルを持っています。自分に合った投資スタイルを見つけることが、長期的な成功につながります。初心者はまず、いろいろなスタイルを試してみることが大事。失敗も、その後の肥やしになります。まずは、少額投資で、自分に最適な方法を見つけることに努めましょう。
❸メンタルの強さ
投資では、時には大きな損失を経験することもあります。そんな時にパニックにならず、冷静に対処することが求められます。『インベスターZ』では、メンタルの強さや冷静な判断力が成功への鍵となることが強調されています。
「投資本」より「投資マンガ」が優れている点を意識し、読め!
投資は、実際に自分のお金を投じて経験することなしに、スキルが上がることはありません。実際の投資では、いかに本で学ぼうとも、学べないことがあります。それが「メンタルコントロール」です。
投資では「メンタルコントロール」が最も大事
投資で最も大事なのは、メンタルコントロール。気持ちの上下動の幅をどれだけ少なくできるかです。
初心者🔰は、勝てる銘柄・勝てる手法など、リアルタイムな情報や細かな売買テクニックばかりを探し求める傾向がありますが、これらは二の次。
むしろ、メンタルの上下動を激しく揺さぶり、害になることも多い。儲け話・投資術にのめりこみ、市場変化で大金を失い、メンタルを病むことになりがちです。こうなると、投資からの完全撤退です。
マンガの方が投資本より、投資のメンタルを学びやすい
『インベスターZ』では、登場人物が損失を出すなど苦悩する姿が描かれます。自分で考えたり、上級者・プロからアドバイスをもらって育っていく姿も多数描かれています。
投資本では、マンガほど事細かく「投資で失敗し落ち込む姿」が描かれません。しかし、マンガなら、儲け話にどう興奮し、投資の決断をし、失敗し、落ち込んだかが、リアルに描かれます。読者は、マンガを通じて、投資の失敗を追体験できるのです。
失敗・挫折に苦悩する姿や、復帰の転機となったアドバイス・出来事などは、実投資でも役立つ教えがたくさんあります。儲け話に翻弄される登場人物に、自分を重ねることで、自分の投資姿勢を軌道修正する上で、大いに役立ちます。
『インベスターZ』:投資名言 語録
『インベスターZ』には、投資家が心得ておくべき、様々な投資の名言が多数。それは、投資・お金・生き方に関するものまで多岐にわたります。
ここからは、そんなインベスターZの投資名言語録を紹介します。なお、ここで紹介するのは、極一部にすぎません。
的外れなところで頑張ることに 価値なんてない!
学び:努力が重要なのではない。結果にこそ意味がある
誘惑に負けるヤツ、ルールもロクに知らないのに首を突っ込むヤツは、結局はカモになるんだよ
学び:投資もゲームも勝負事に勝つためには自制心と知識が必要
株は入り口にあらず、出口にあり
学び:買うことより売ることが大事。事前に出口戦略を考えておくことが極めて大事(損切りも然り)
過去はすべて忘れて 今保有している株を改めて見る
上がりそうもない株はさっさと売って現金にして他に投資する
損切りは決して失敗ではない。むしろ次の成功のためのチャンスと思え
学び:投資家ならだれもが経験する損切の難しさ。だからこそ、考え方を変えるべし
考えるだけでは何も生まれない。行動だけに価値がある
学び:情報に流されずに考えることは確かに大事。しかし、行動しなければ結果は伴わない。行動せよ!
成功と書いてハードワークと読む
なにか事を成す人間は総じてものすごく働く
働くためには強い体を持たなくてはいけない
そのためには体を作る成長期にしっかり運動して基礎体力をつけておくことだ
学び:運動も大事。私も経験則的にもメンタルを健全に維持するために極めて有効
自由は金でしか守れない
学び:国であれ、個人であれ、金銭的に他者に頼ってしまった段階で「自由」ではなくなる。自由を手に入れたければお金を稼げ
決断とは“切って離す”ことなんだよ
なにかを成し遂げるとき 成功するときというのは やらないことはやらない・・・・・・切って離すと決めたときなんだ
学び:やらないことを決めることは非常に大事
投資家は恐慌時に生まれる
学び:みんなが総悲観で買えないとき、不景気で誰も買わないときこそが儲けのチャンス。「安く買って高く売る」が最もワークするタイミング
『インベスターZ』:投資実践への活かし方
『インベスターZの名言』は、投資家の心に刺さります。これらを書き留め、時に見返すことで、自分の売買の見返り・反省に役立ちます。
心に刺さる言葉を書き留める効果
心に刺さる言葉は人それぞれ異なります。心に刺さる理由は、自分が普段から「モヤモヤ」したり「問題視」していること、「自分への戒め」であることが大半です。人それぞれ、悪癖は異なります。
だからこそ、「今の自分」に刺さる言葉を、投資用の投資手帳などに書き留めておくことはとても重要です。
1年後、3年後にそれらの格言を見直すと、再び心に刺さるモノ/さほど心に刺さらない格言が出てきます。この差は、あなたの成長です。「メモ日」とともに「名言」をノートに書き留めていけば、自己の成長(あるいは、まだ直せていない悪癖・失敗)を再認識できます。
メモに最適な投資ノートは以下で紹介しています。
マネー・投資の「しくじりメモ」が成果を出す
上岡正明さんの『勝てる投資家は、「これ」しかやらない』の中でも、メモの効果を紹介しています。
特に大事なのが「しくじりメモ」です。「過去のしくじり」を閲覧できるように視覚化しておくことが必要なのか、それは「脳のしくみ」にあります。
学びの多い投資本なので、合わせて読んでみてください。
最後に
今回は、『インベスターZ』でのお金・投資の学び方、及び、投資への実投資への活かし方を紹介しました。
本当に投資に役立つ名言が満載なので、是非、読んでみることをお勧めします!