- 新書大賞2025、ランキングが発表(2025年2月10日発表)
- 新書大賞受賞本を安く読む方法
新書大賞 2025 が発表

2025年2月10日、中央公論新社主催の「新書大賞2025」の結果ランキングが発表されました。
大賞には三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が 選ばれました。
新書大賞とは
新書大賞は、1年間に刊行されたすべての新書から、その年「最高の一冊」を選ぶ賞です。
2023年12月~2024年11月に刊行の新書を対象に、選考員が読んで面白かった、内容が優れているといった観点から投票を行った結果をもとに、ランキング化されています。
全ランキングや有識者コメントなどは「中央公論2025年3月号」に掲載されます。
大賞受賞作:なぜ働いていると本が読めなくなるのか
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は、毎日仕事で忙しすぎるビジネスマンに、是非ともおすすめしたい1冊。ふむ🤔確かに…という気づき満載の良書です。
「なぜ本が読めなくか」という問いからスタートしていますが、本書の問いは「読書」に限ったことではありません。よりよい人生に大切な時間が労働によって奪われていることに、疑問を問いかけ、新しい「働き方」を提案しています。また、なぜ、深い教養ではなく、すぐに答えを求める「ファスト教養」な学びを指向する人が増えてしまったかの考察も、なるほど納得でためになります。
新書大賞2025:ベスト20
いい本に出合うと、脳がワクワク。
この、脳からアドレナリンが出るワクワク感がたまらなくて、毎日、本を読んでいます。
2月17日時点では、新書大賞ベスト20の作品の内、読了本は4冊。どれも面白くて、ふむふむ🤔、なるほど!の連続でした。
本は正直、駄作も多い。一方で、自分にはレベルが高すぎて読みこなせない.. という本もたくさんあります。その点、新書は、専門過ぎず、また、ボリュームも適量で読みやすい。このような良書のランキングは個人的にはとてもありがたいです!
画像 | タイトル/作家 | 紙 | Kindle | Audible |
---|---|---|---|---|
![]() |
大賞 なぜ働いていると本が読めなくなるのか 三宅香帆 集英社新書 |
紙 | K | A 聴き放題 |
![]() |
2位 日ソ戦争 麻田雅文 中公新書 |
紙 | K | |
![]() |
3位 歴史学はこう考える 松沢裕作 ちくま新書 |
紙 | K | |
![]() |
4位 論理的思考とは何か 渡邉雅子 岩波新書 |
紙 | K | A 聴き放題 |
![]() |
5位 働くということ 勅使川原真衣 集英社新書 |
紙 | K | A 聴き放題 |
![]() |
6位 三井大坂両替店 萬代悠 中公新書 |
紙 | K | |
![]() |
7位 就職氷河期世代 近藤絢子 中公新書 |
紙 | K | |
![]() |
8位 学力喪失 今井むつみ 岩波新書 |
紙 | K | A 聴き放題 |
![]() |
9位 「”右翼”雑誌」の舞台裏 梶原麻衣子 星海社新書 |
紙 | K | |
![]() |
10位 ケアの倫理 岡野八代 岩波新書 |
紙 | K | A 聴き放題 |
![]() |
11位 カレー移民の謎 室橋裕和 集英社新書 |
紙 | K | A 聴き放題 |
![]() |
12位 世界は経営でできている 岩尾俊兵 講談社現代新書 |
紙 | K | A 聴き放題 |
![]() |
13位 中国農村の現在 田原史起 中公新書 |
紙 | K | |
![]() |
14位 世界はラテン語でできている ラテン語さん SB新書 |
紙 | K 読み放題 |
|
![]() |
15位 エスノグラフィ入門 石岡丈昇 ちくま新書 |
紙 | K | |
![]() |
15位 日本列島はすごい 伊藤孝 中公新書 |
紙 | K | |
![]() |
15位 あいまいさに耐える 佐藤卓己 岩波新書 |
紙 | K | A 聴き放題 |
![]() |
18位 象徴天皇の実像 原武史 岩波新書 |
紙 | K | A |
![]() |
19位 ブッダという男 清水俊史 ちくま新書 |
紙 | K | |
![]() |
19位 反逆罪 将基面貴巳 岩波新書 |
紙 | K | A |
新書大賞:新書レーベル一覧&セール

新書のレーベルはいろいろあります。上図は各社の新書レーベルを並べたものですが、あなたはどの新書が好きでしょうか?レーベルによって、新書の難易度も若干異なります。
以下は、過去に新書大賞でトップ20入りした新書レーベルの一覧です。一部レーベルは、セールを開催中です。
- 「集英社新書」:セール状況 ※3~5%還元
- 「朝日新書」:セール状況 ※最大30%還元
- 「文春新書」:セール状況 ※最大30%還元
- 「岩波新書」:セール状況 ※還元10%セール中
- 「小学館新書」:セール状況 ※3~5%還元
- 「星海社新書」:セール状況 ※4%還元
- 「光文社新書」:セール状況 ※28%還元
- 「新潮新書」:セール状況
- 「講談社現代新書」:セール状況
- 「角川新書」:セール状況
- 「中公新書」:セール状況
- 「中公新書ラクレ」:セール状況
- 「NHK出版新書」:セール状況
- 「SB新書」:セール状況
- 「ちくまプリマー新書」:セール状況
- 「ちくま新書」:セール状況
- 「河出新書」:セール状況
- 「幻冬舎新書」:セール状況
- 「日経プレミアシリーズ」:セール状況
これ出版社の新書レーベルが開催するセール以外にも、セール・キャンペーンで安く読む方法はあります。
新書大賞2025:ベスト20 本の要点
以下の本紹介は、Amazonの本紹介をまとめたものです。
読了済みの作品には自身の書評を記しています。
なぜ働いていると本が読めなくなるのか

Audible聴き放題対象
MY書評
「忙しくて仕事と趣味が両立できない」という現代ビジネスマンの苦しみは、いかにして生まれたのかー「読書史と労働史」から、問題を探る意欲作。
1980年代までは、仕事の成功に教養(読書)が必須だった。しかし現在は、教養より情報。「今必要な情報のみを端的に求める時代」に。そこには大きな弊害が。事実、時短をしているようで、日本人の生産性は世界的にも低いまま…
確かに、読書には、今必要な情報ほどに「即効性」はない。今必要のないノイズも多く含む。しかし、そのノイズに触れることこそ大事だし、そもそも、何よりも仕事が優先で、幸せが手に入るわけがない。
仕事のみに「全身全霊」な働き方をやめ、仕事と文化的な時間を両立させる「半身で働く社会」への転換を提案する、時間の使い方、生き方を考えさせられる気づきの書!
作品:なぜ働いていると本が読めなくなるのか
著者:三宅香帆
日ソ戦争
作品:日ソ戦争
著者:麻田雅文
歴史学はこう考える
作品:歴史学はこう考える
著者:松沢裕作
論理的思考とは何か
知らずに論を展開すると、論はお粗末になり評価されない!
論理的思考は文化や目的によって多様であり、その使い分けが大事であることを解説する1冊。
米国のエッセイ、日本の感想文、フランスのディセルタシオン、イランのエンシャーなど、文化により重視される「論理の型」は異なり、それぞれの得手・不得手がある。
思考においては、目的をまず明確にし、その目的に合った思考法を選ぶ技術が必要。本書では、論理学・レトリック・科学・哲学の推論の型とその目的を整理し、経済・政治・法技術・社会の4つの分野で大切な思考法が解説される。経済・政治・技術・社会を考える場合、それぞれ大切な思考法は異なるという教えは、私にとって大きな気づき!
作品:論理的思考とは何か
著者:渡邉雅子
働くということ
「著者は企業コンサルタントでありながら(!)能力と選抜を否定する。本書は働く人の不安につけこんで個人のスキルアップを謳う凡百のビジネス本とは一線を画する」――村上靖彦氏(大阪大学大学院教授、『ケアとは何か』『客観性の落とし穴』著者)推薦!
作品:働くということ
著者:勅使川原真衣
三井大坂両替店
作品:三井大坂両替店
著者:萬代悠
就職氷河期世代
作品:就職氷河期世代
著者:近藤絢子
学力喪失
作品:学力喪失
著者:今井むつみ
「”右翼”雑誌」の舞台裏
現代日本を代表する二大保守雑誌『Hanada』『WiLL』の歴史は2004年、『週刊文春』黄金期の編集長・花田紀凱の『WiLL』創刊によって始まった。第二次安倍政権の有力な「応援団」として存在感を示し、政界にまで影響力を与える異例の雑誌はいかにして作られたのか。そして、順風満帆に見える雑誌の限界はどこにあるのか。創刊直後から13年あまり編集部に所属した元編集者が、自らの体験に基づき舞台裏を明かすとともに、両誌が右派言論に、ひいては日本の言論界に与えた功罪を分析する。
作品:「”右翼”雑誌」の舞台裏
著者:梶原麻衣子
ケアの倫理
作品:ケアの倫理
著者:岡野八代
カレー移民の謎
いまや日本のいたるところで見かけるようになった、格安インドカレー店。そのほとんどがネパール人経営なのはなぜか?
どの店もバターチキンカレー、ナン、タンドリーチキンといったメニューがコピペのように並ぶのはどうしてか?
「インネパ」とも呼ばれるこれらの店は、どんな経緯で日本全国に増殖していったのか……その謎を追ううちに見えてきたのは、日本の外国人行政の盲点を突く移民たちのしたたかさと、海外出稼ぎが主要産業になっている国ならではの悲哀だった。おいしさの中の真実に迫るノンフィクション。
作品:カレー移民の謎
著者:室橋裕和
世界は経営でできている

Audible聴き放題対象
MY書評
「経営」と聞いて多くの人が想像するのは、会社や組織で利益追求=お金儲け。しかし、それは、狭い意味での「経営」でしかない。人は「人生を経営」している。貧乏も、家庭も、恋愛も、勉強も、老後も、すべては経営次第である。
この経営に求められるのは、価値の奪い合いではなく、互いがハッピーになる価値の創造とその実践。これなくして、人生は幸せにならない。お互いの価値をすり合わせて問題を解決するという「経営的思考=価値創造+問題解決マインド」を手に入れるヒントを本書に学べ!
作品:世界は経営でできている
著者:岩尾俊兵
中国農村の現在
作品:中国農村の現在
著者:田原史起
世界はラテン語でできている
あらゆる方面に思いがけずひそんでいるラテン語の数々。
ラテン語は死語ではなく、知への扉だ!!
ヤマザキマリさん推薦&巻末特別対談!!「ラテン語は、まさに時空を駆け抜け続ける言葉。そこにいるあなたも、無意識にラテン語を使っているのをご存知ですか? 時空を超えて生き続けるラテン語の魅力と発見が炸裂する一冊」
よく耳にするあの企業の名前から、有名な歴史上のあの人物の名言まで。語学、ラテン語の知識ゼロから読めるラテン語雑学本。
作品:世界はラテン語でできている
著者:ラテン語さん
エスノグラフィ入門
作品:エスノグラフィ入門
著者:石岡丈昇
日本列島はすごい
作品:日本列島はすごい
著者:伊藤孝
あいまいさに耐える
作品:あいまいさに耐える
著者:佐藤卓己
象徴天皇の実像
作品:象徴天皇の実像
著者:原武史
ブッダという男
作品:ブッダという男
著者:清水俊史
反逆罪
作品:反逆罪
著者:将基面貴巳
新書大賞 上位ランキング作品を安く読む方法

気になる本が見つかったら、少しでも安く買いたい。ここからは、本のセール・キャンペーンを紹介します。
Audible聴き放題対象本が多いので、本をよく読む方なら、最も安い読書法はAudibleの利用。
また、Kindle本や紙の本のまとめ買いキャンペーンの利用で、本が安く買えます。
基本的に、本は紙より電子書籍の方が安いので、まだKindle本を試したことのない方は、この機に、Kindle読書を初めて見るのもありかと。Kindle本をスタートの始め方も紹介しています。
【Audible】最初の30日間体験無料

Audibleは、Amazonが提供する”耳で聴く”オーディオブックです。 通勤・通学・家事などのスキマ時間を、簡単に「自己啓発」時間にできます。「ながら聞き」でタイパを高めましょう!
Audible 30日間体験無料 ※通常月額1,500円(税込)いつでも解約可能
- 無料体験期間中も本サービスがすべて試せる
- 小説、ビジネス書など、12万冊以上の対象作品が聴き放題
- 読み放題位階の本も30%オフ
- 無料期間終了後は、自動的に有料会員(月額1,500円)に移行
- いつでも解約可能
- スマホ、タブレット、PCなど、端末を選ばず、どこでも聴ける(利用状況は端末間で同期)
月間たくさんの本を聴けば聴くほど、実際の利用価値は高まります。サービスの価値は無限大です。Audible非会員で単体作品を購入数する2,000円以上するので、Audible会員になった方が断然お得です。
\ 解約はいつでもOK/
Audibleの申込方法、使い方、事前に知っておきたい解約方法などは、以下の記事にてご確認下さい。
【3/13まで】Kindle本・紙書籍 まとめ買いキャンペーン
Kindle本、紙書籍のまとめ買いキャンペーンが開催中です。
割引セールやポイント還元の対象となっていない本もまとめ買いで実質的に安く買えます。
買いたい本がポイント還元対象本の場合は、上乗せしてポイントがもらえます!
Kindle本 12冊以上、紙書籍 10冊✕3回=30冊以上購入したい場合は、高い本を選んでまとめ買いを!
カートインしてまとめて購入
要エントリー
【本は紙派の方】Kindle本なら安くなる!読む環境の整え方

【本は紙派】の方は、電子書籍で読めば書籍代は安くなります。常時、Kindleマンガのセールが開催されています。また、はじめての方なら70%オフ割引クーポンも使えます。
Kindle本を読む環境を整えたい方は、以下の記事もご確認を。