- 好きなことをして稼ぐために思考を変え、一流でなくても稼げるビジネスの作り方を知り、お金に対する正しい目標を持って稼ぐことを教える「起業・副業の教科書」
- 好きなことで稼げる人と、思いがあっても諦める人の違いはたった一つ。起業の足かせになっているのはあなたの思い込み
- 多くの人は失敗を恐れて悩み過ぎたり、勉強に時間をかけすぎる。頑張るポイントは別にある。人の欲求を知り、お金に対する正しい目標を持つ。ゼロからお金を生み出す具体的でシンプルなステップも解説
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『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』ってどんな本?
好きなことで起業、会社員以外の副収入を目指す人が増加する現代社会。しかし、実際は、生計を立てられるほどに稼げる人はごく少数にとどまります。
稼げる人は何が違うのか? それは、知識やスキルではありません。また。センスでもなければ、生まれもった才能でもありません。必要なのは、9割の人が気づいていない、「ゼロからお金を生み出すために必要なお金の知識を知っているか」です。
資格を取り続け、学び続けてもお金を生み出す急所を知らない限り、何年経っても自立できるほどの収入は得られません。
今回は、今井孝さんの著書「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方」から、誰もができる方法で、無駄な努力をすることなく、好きなことで生計を立てるために必要な知識を学びます。
お金を生み出す人たちは何が違うか
成功している人も普通の人も、持って生まれた「能力」に大差はありません。では、なぜ、稼げないのか?
今井さんは「お金を稼ぐことを妨げる7つの思い込み」のせいだと指摘します。
お金が稼げない人の間違った7つの思い込み
日本人は自分を過小評価する傾向があります。「ビジネスで成功したい」という願望があっても、次のようなマイナスの思考を持ち、行動する前に諦めます。
- お金を生み出せるネタや商品がない
- こんなことでお金をもらっていいのか
- 自分よりすごい人に提供できるものはない
- 他にも同じようなことをできる人がたくさんいる
- 新しくて画期的なサービスでなければならない
- 知らないことだらけで勉強しなければならない
- 自分には経験も実績もない
実際にビジネスを始めたとしても、「高いと買ってもらえない」と自分の報酬を安く見積もり提供しがちです。その結果、労働に対する対価が見合わず、ビジネスに挫折してしまいます。
お金が受け取れない根本的な原因
では、なぜ、お金(正当な対価)を受け取れないのか?
その大きな原因は、多くの人が「給料でしかお金をもらう経験をしていない」ことに起因します。
アルバイトやサラリーマン生活を長く続けていると、「長く働いた分だけお金がもらえる」という賃金労働体質が染みつきます。つまり、時間ではなく、「サービスの価値」そのものに対して報酬を受け取るという感覚に慣れていません。そのため、「これだけのことで、こんな金額をもらって良いのだろうか?」と、お金を受け取ることに強烈なブレーキがかかってしまうのです。
ビジネスの初期に「本当に必要な知識」
ビジネスを始めるからには失敗したくない。この気持ちから、人は、準備や知識習得に時間をかけがちです。しかし、いくら、ビジネスの初期の段階で資格、財務・会計の勉強をしたところでお金は稼げません。
ビジネスの初期に本当に必要な知識は「ゼロからお金を生み出すための正しい知識」。具体的には以下の4つの学びが必要です。
- お金を生み出す根源「人間の欲求」を理解する
- お金に対する正しい目標を持つ
- ゼロからお金を作るためのステップを知る
- お金と満足感の関係を知る
以下では、❶~❹を掘り下げてみていきます。
お金を生み出す根源「人間の欲求」を理解する
「お金の正体は人間の欲求」です。この意味を見ていきましょう。
人はなぜ「高い」お金を払うのか
サービス価格が「高い」か「安い」か?これは、お客様の「欲求の強さ」で決まります。
つまり、商品やサービスの価値は、あらかじめ決まっているものではありません。人によって感じる価値は違いますし、同じ人でも気分によって価値の感じ方は変わってしまうほど、ブレるものです。商品の値決めが難しいのも、「考えて決まる」ものではなく、「感情で決まる」からです。
あなたがお金を生み出せないとしたら、その根本的な理由は、「商品に価値がない」からではなく、「相手の欲求を十分知らない」からかもしれません。相手の欲求を知れば知るほど、お金を増やすチャンスは増えます。
欲求に合わせてアピールポイントを変える
では、どうしたらいいのかー。相手の欲求が理解できているなら「相手のその欲求に合ったアピールをすれば良い」。 同じ商品でもアピールポイントを変えれば、途端に価値のあるものに変わります。受験生向けの「落ちないリンゴ」はその好例です。
あなたにとっては5分作業。それがビジネスになる
お金にしやすい分野は、人はの3大欲求「人間関係・お金・健康」の分野で「問題を解決する/相手の労力を省く」サービスです。
いやそんなことはわかっていると思うかもしれませんが、あなたにとっては「5分作業」でも、知識のない人にとっては「30日間の猛勉強」が必要になることは多々あります。「もし、ゼロからやるとしたら、いったいどれだけの時間とお金がかかるのか」を計算してみると、自分のスキルの中に商品化が可能なものが見つかるかもしれません。
お金に対する正しい目標を持つ
私たちは、売って稼ぐことに対して様々な間違った思い込みを持っています。
- たくさんの人に買ってもらわなければならない
- すべての人に認められるものを提供しなければならない
- お金をもらったからには結果を100%出さなければならない
- 差別化しなくてはならない
- ナンバーワンにならなければならない
- すごい人にならなくてはならない
- 成功しなければ価値がない
上記の考えは、自ら売るハードルを上げてしまいます。まずは、生計が立てられればよしと考えるなら、「自分の提供しているものに自信を持ち」、「必要な人だけが買ってくれればいい」と割り切ればいい。考え方を改めることが大事です。
また、売れないと人は、「自分の価値」を問い始めますが、「人間的価値」と「市場価値」を混同してはいけません。「売上の大きさ」=「自分の人間的価値」と同一視してしまうと、「自分には価値がない」と落ち込んでしまうことになります。間違った混同で、自分を卑下してはいけません。
市場価値 | サービスの価格。価値があるかどうかは買う側の人の欲求の強さによって決まる |
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人間的価値 | 自分が人間として存在することに対する価値。自分で決めるもの |
ゼロからお金を作るためのステップ
まったくの初心者がビジネスの初期につまづく理由は、「最初から大きく稼ごう」とするからです。
- 安心を確保しながら進むこと(身の丈に合わない大きすぎるチャレンジは避ける。サービスを見直す)
- 相手の欲求を知る/相手の悩みを聞くことに集中する
- サービスをやりっぱなしにしない。目の前の一人に感動のサービスを提供する(質を高める)
初心者がゼロからお金を生み出すには、小さくステップをふんで育てていくのが鉄則です。
初心者のうちは、相手の反応から学びながら、自分が選ばれる理由を分析することが大事です。単に、サービスそのものの分析にとどまらず、相手は自分にどんなキャラクターに魅力を感じているのかも分析し、自分のキャラクターの雰囲気に合わせた商品づくりをすると、より多くの人に受け入れてもらいやすくなります。
お金と満足感の関係を知る
ゼロからお金が生み出せるようになっていく傍ら、相手からサービス契約打ち切りを申し出られることもでてきます。
常に高い成果を出せば、サービスを継続的に利用してもらえるとは限りません。背景にあるのは「お金と満足度の関」です。
- 人はチャレンジしている瞬間にこそ、最大の満足を感じる
(チャレンジの伴走者になることもサービスになる) - 一生懸命な姿に心を打たれる(親身になってサービス提供してくれる人に満足を覚える)
- エンターテイメント性があるから続けられる(求められるのは「結果」だけではない)
- 信じてもらえるから頑張れる(信じてくれない人からの手ほどきは苦痛)
- 仲間ができると人生は何倍も楽しい
- 挑戦する姿勢に勇気をもらえる(挑戦者からは目が離せない。勇気がもらえる)
- 自分を認められることが人生のゴール(達成感より認められたいという欲求の方が強い)
上記7つの項目は、ある意味、ずば抜けたエリートであったり、ずば抜けた知識がなくともビジネスができることを示しています。「相手の感情を大事にしたサービスの提供」で、商売は成り立ちます。
最後に
今回は、今井孝さんの著書「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方」から、誰もができる方法で、無駄な努力をすることなく、好きなことで生計を立てるために必要な知識を紹介しました。
本書を1冊読み切ると、自分で勝手に足枷をつくり「ビジネスを始めるなんて無理」と思っていることに気づかされます。本記事紹介の内容は、ごく一部。是非、本書から、一歩を踏み出す学びを手に入れてほしいと思います。