- 投資・お金・テクノロジーから日本社会の正体を暴く一冊
「失われた30年」の正体は、努力不足ではなく戦後型社会モデルの制度疲労だ。本書は、日本がなぜ停滞したのかを構造で解き明かし、その中で個人がどう賢く生き延びるかを示す思考の地図だ。 - 富の源泉は「人口」から「イノベーション」へ
AIやSNSが連鎖的に新産業を生み、富が指数関数的に増える時代に突入した。もはや国の強さは人口ではなく、どれだけ革新を生み出せるかで決まる。 - 無知こそが最大のリスクになる時代が到来
投資しないこと、変わらないこと、挑戦しないことこそが最も危険な選択。学び、思考を更新し続け、未来に参加する者だけが、この時代を生き残れる。
★★★★☆ Kindle Unlimited読み放題対象本
『ニッポン社会のほんとの正体──投資とお金と未来』ってどんな本?
【Kindle Unlimited】 最初の3か月99円🔥(1/6まで)
給料は上がらない。
社会保険料と税金は増える。
物価は上がり、年金は不安定になる。
それでも多くの日本人が信じているのは、「会社で真面目に働いていれば何とかなる」という幻想です。
しかし現実は、日本はすでに「労働だけでは豊かになれない国」になっています。
堀江貴文の『ニッポン社会のほんとの正体 投資とお金と未来』は、
この現実を感情論ではなく、社会の構造として説明する本です。
投資のテクニック本ではありません。
「日本というシステムの中で、個人がどう賢く生き延びるか」を明らかにした生き方ガイドです。
本書が、その根幹で突きつけるメッセージはシンプルです。
もっとも危険なのは無知。なぜなら、無知は必ず搾取されるからです。
だからこそ知る必要がある。
働き方、制度、経済、投資、税制、政治—— 知れば知るほど、あなたの人生は有利になります。
この本が示す「4つの現実」
この本が与えてくれるのは、テクニックではなく世の中の見方です。
1️⃣ 日本の「常識」はもう通用しないという現実
戦後型の社会モデルはすでに限界です。世界基準で見なければ、日本にいるだけで不利になります。
2️⃣ 投資とはお金ではなく「未来」という視点
投資の本質は「お金を増やすこと」ではなく、未来を読む力です。
3️⃣ 人生の格差を生むのは時間の使い方という事実
学び続ける人と、思考を止めた人の差が、そのまま収入と自由の差になります。
4️⃣ 未来はすでに始まっているという現実
AI、ロボット、バイオテクノロジーの時代はもう到来しています。
参加するか、取り残されるか。その選択は、いまの行動で決まります。
常識を疑い、変化を恐れず、テクノロジーを使い倒し、時間も資産として味方につける姿勢が求められます。
本書では、「お金」「投資」「テクノロジー」といった時事性の高いテーマを手がかりに、
こうしたマインドセットを身につけるための知識が、日本社会の根本構造とともにわかりやすく整理されています。
以下では、私が本書から読み取ったポイントをまとめていきます。
日本社会は“構造的に”個人を貧しくする仕組みになっている(た)
堀江が繰り返し指摘するのは、
日本の30年にわたる停滞の原因は、単なる「個人の努力不足」ではなく、制度疲労だという点です。
- 年功序列
- 終身雇用
- 企業中心主義
- 同調圧力
- 変化を嫌う国民性・組織文化
これらは高度成長期には機能しましたが、グローバル競争とテクノロジーの時代には足かせになっています。
その結果、挑戦する人よりも、何もしない人が守られる構造が続いてきました。
しかし堀江さんは言います。
「日本人はリスクを避けているつもりで、実は一番危険な選択をしている」と。
インフレ時代の現金は、静かに目減りします。
テクノロジーに乗り遅れることも致命的です。
投資しないこと、変わらないこと、挑戦しない。それ自体が最大のリスクです。
お金・富の潮流
22000年以降、世界の富は爆発的に増えました。
その原動力は、もはや「人口増加」ではなく「イノベーション」です。
世界は「イノベーション」で豊かになる時代に
スマホ・AIなど——イノベーションは連鎖します。
一つの技術が次の技術を呼び、富は指数関数的に増えます。GAFAの強さは、その連鎖の象徴です。
一方の日本は、バブル崩壊後、世界を変えるイノベーションをほとんど生み出せませんでした。
それが「失われた30年」の正体です。
日本企業が没落した本当の理由
資本主義の原則はシンプル—— 企業は株主の利益を最大化するために存在する。
アメリカ企業はこれを徹底しました。
株主還元 → 株価上昇 → 資金流入 → 成長 → イノベーション。この好循環が米国を強くしました。
しかし日本企業は、株主を軽視し、終身雇用と経営者の安定を優先しました。
その結果、株価が上がらない → 資金が集まらない → 成長できない、という悪循環に陥ったのです。
しかし、時代は変わった— オルカンでなく”日本株”を買え
いま日本市場は変わり始めています。
JPX(東証)が上場企業に株主重視を求め、敵対的買収も当たり前の時代になりました。
さらに円安。
外国人投資家から見れば、日本株は、企業の中身は悪くない/株価は割安/通貨は激安という三重のバーゲンです。
だからこそ堀江さんは言います——— オルカンやS&P500ではなく、日本株を買え
確かに、S&P500やオルカンは過去30年の勝者です。故、多くの人が「米国株最強」と信じています。
現在の株高は歴史全体から見ればたった30年の例外にすぎません。
今現在、米国企業は「成長のための投資」ではなく、自社株買いで株価を支える「金融操作」の色が強まっています。
堀江さんは、将来のリターンがすでに食い尽くされつつあると見ています。
だからこそ、「次の10〜20年の構造変化」が見込める日本株なのです。
投資とは「お金儲け」ではなく「未来への参加権」
堀江さんの投資の定義は、一般的なそれとまったく異なっています。
投資とは——「未来の技術や産業に参加する行為」
AI、暗号資産、宇宙産業、バイオテック。
それらに投資するとは、「この未来が来る」と自分で選ぶことです。
資産形成はその結果にすぎません。
投資をすれば、世界の技術、経済、産業の流れを無視できなくなります。
つまり、思考が未来仕様にアップデートされていきます。
お金・社会の常識をアップデートせよ
ここまで本書の中でも「投資」に関する部分を中心に触れてきましたが、実際にはそれだけではありません。
- 退職金とマイホームは「日本型トラップ」
- 最強の投資家は「死者」
- NISAは政府の陰謀ではない
- 新NISAのその先に待つものは
- 情報弱者は、容赦なく狩られる
こうした内容が、どのような構造の上に成り立っているのか──
本書はその背景まで丁寧に解き明かされます。
知らない人ほど損をし、知っている人だけが守られる。この残酷な現実を、ここまで率直に語る本は多くありません。
既に多くをご存じの方も、個々の情報を整理して、つながりを持って理解できるはずです。
日本は崩壊しているのではありません。“構造が変化”を遂げています。
そして、変化を理解し、仕組みを読み解き、お金というツールを賢く動かす人だけが報われる時代に突入しています。
だからこそ── 知ることこそが、この時代を生き抜く最強の武器になる。
本書は、その事実を強烈に突きつけてきます。
最後に
『ニッポン社会のほんとの正体 投資とお金と未来』は、
日本社会の不都合な真実を突きつけながら、「個人はどう生きればいいのか?」という問いに答えを与えてくれる1冊でした。
大切なのは、
- 仕組みから目を背けないこと。
- 思考をアップデートし続けること。
- 未来に参加する側に回ること。
閉塞感・先行き不安感を感じながら、消耗するか。
構造を理解し、自由を取りに行くか。
本書は、多くの人に多くのヒントを与えてくれるはずです。
1/6まで:解約はいつでもOK









