- 毎日1冊を目標に読書を楽しむ読書家が、毎月読んだ本の中から読んでよかったと心から思える本3冊を紹介
- 読書は人生を変える。2022年10月から現在までのの私の本棚(読書歴)を一覧掲載
- 私の読書スタイル
書籍代を気にせず読書したいので、本の読み放題サービスKindle Unkimited、Audibleを利用
読書の積み重ねで、人生は変わる
読書なんて時間かかるし、面倒だし、何が楽しいの?とお考えの方も多いと思います。私もかつては全く読書をしない人でした。しかし、読書が人生を変えました。
正直、1・2冊読んだところで目に見える変化は得られません。しかし、読書を積み重ねていくことで、知識が増え、学んだ知識がつながり、考え方が変わり、行動が変化し、その結果として、徐々に変わったと実感しています。
なお、現在の私のメインの読書スタイルは、以下の通り。
- Kindle Unlimited・Audibleの本読み放題対象本のスマホ読書
- 読書ジャンルは、ビジネス書、自己啓発書、小説、マンガ、様々なジャンルを読書
紙の本に月2~3万円をかけていた時代を経て、たくさんの本を早く&安く読める最終形態として、このスタイルに行きついています。以下、メリットを簡潔にまとめました。
- 書籍代:大幅に削減
- 読書スピードがアップ
- 移動・運動時間など、「どこでも読書」「スキマ時間読書」「ながら読書」
- ページめくりがスムーズで早い
- 紙の本購入や図書館のように「待つ」必要なし
- 読み始めて自分に合わない本はすぐに辞められる
- 気軽に試し読み・目次読みが可能
- 読書代が惜しくない⇒苦痛な読書とサヨナラ
- 本の置き場所が不要
体験無料で、そのメリットを体験してみてください。
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前置きが長くなりましたが、以下、毎月のおすすめ本を紹介します。なお、月の半ばに中間報告、毎月25日ごろを目途に最終報告を行っています。
2024年12月
なぜ働いていると本が読めなくなるのか
「忙しくて仕事と趣味が両立できない」という現代ビジネスマンの苦しみは、いかにして生まれたのかー「読書史と労働史」から、問題を探る意欲作。
1980年代までは、仕事の成功に教養(読書)が必須だった。しかし現在は、教養より情報。「今必要な情報のみを端的に求める時代」に。そこには大きな弊害が。事実、時短をしているようで、日本人の生産性は世界的にも低いまま…
確かに、読書には、今必要な情報ほどに「即効性」はない。今必要のないノイズも多く含む。しかし、そのノイズに触れることこそ大事だし、そもそも、何よりも仕事が優先で、幸せが手に入るわけがない。
仕事のみに「全身全霊」な働き方をやめ、仕事と文化的な時間を両立させる「半身で働く社会」への転換を提案する、時間の使い方、生き方を考えさせられる気づきの書!
作品:なぜ働いていると本が読めなくなるのか
著者:三宅香帆
書評:MY書評
投資依存症
政府の「貯蓄から投資へ」の旗振りのもと、多くの日本人が投資に向かう。しかし、本当にそれでいいのか?著者は安易に投資に向かう国民に警告を発する。投資には中毒性・感染性がある。世の中が株価上昇に湧きたつと、「我も急がねば」と初心者までを誘惑するその感染力の強さは、まるで感染症。夢中になりすぎると、日常生活や人間関係に只今マイナスの影響をもたらす。本書では、そんな投資依存症が引き起こすリスクや問題点、依存に陥りやすい心理や行動パターンを明らかにする。
確かに、投資は自分の人生を豊かにするために必要だが、時に牙をむくことがある。何事もバランス。投資の本質とリスクについて、投資初心者から、長く投資を行う人まで、一歩引いて、自分の投資を見直すための1冊
サンショウウオの四十九日
第171回芥川賞の受賞作。読書に多くを考えさせる深い作品。哲学的。
はたから見れば一人に見える結合双生児の姉妹・杏と瞬。その姉妹の父も、胎児内胎児として、兄の身体から取り出されて生をを受けた稀有な生い立ちを持つ。父の片割れともいえる伯父の死からの49日間を描く。
伯父は亡くなっても、父は生きている。その当たり前の事実を前に、二人で一つの身体を共有する姉妹は、姉妹は片方が思考を失ってしまったら、一体どうなるのだろうかー と、「自己」「意識」「死」に向き合わざるを得なくなる。読者も死とは何かを考えざるを得なくなる。芥川賞らしい、深く考えさせる作品。私は好き。
作品:サンショウウオの四十九日
著者:朝比奈秋
書評:MY書評
2024年11月
テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想
テクノ・リバタリアンとは「自由を重視する功利主義者のうち、きわめて高い論理・数学的能力をもつ者たち」のこと。突出した知能で、桁違いの富と国家権力をも超える支配力を手中に入れ、世界に影響を与えている。その代表的な人物が、イーロン・マスク、ピータ・ティール、サム・アルトマン、ヴィタリック・ブリテンの4人であり、シリコンバレーの「1%のマイノリティ」。
革命が起こらなくなった現代では、テクノ・リバタリウムが世界を変える政治思想。そこで彼らが目指すのは「ハイテク自由至上主義の世界」。彼らはどう思考し、世界をどう導くのか?
今後の我々の仕事・生活・資産に与える影響を考えれば、無関心ではいられない内容!「大きく変わる世界」を知るためにも読むべき1冊。
作品:テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想
著者:橘玲
書評:MY書評
フローとストック 世界の先が読める「思考」と「知識」の法則
ベストセラー『具体と抽象』をさらに発展。人間社会とその未来を見通す目が飛躍的に上がる価値ある書!
人間の思考に欠かせない「具体と抽象(Concrete+Abstract))」。本書はそれに「ストックとフロー(Flow+Stock)」を組み合わせた新しいフレームワーク「CAFSマトリクス」で次に訪れる未来を読み解く方法が提示される。
世の中には同じ事象を見ても「見える人」と「見えない人」が存在するが、あなたは、「見える人」になりたくはないか?本書を読めば、新しいモノを生み出すイノベーターや、ルールを策定するエスタブリッシュメントがどのような思考&知識で、目の前の事象をとらえているかがよくわかる。また、「CAFSマトリクス」を回して、未来を読む方法がわかる!心から、本書との出会いに感謝したいと思える1冊!
作品:フローとストック 世界の先が読める「思考」と「知識」の法則
著者:細谷功
書評:MY書評
美しき愚かものたちのタブロー
川崎造船所の社長を努めた松方幸次郎は、夢の実現のため、大正時代にヨーロッパを舞台に膨大な資金で絵画をはたいて買い集めに奔走する。その作品の中にはモネ、ゴッホ、ロダンの作品も。しかしコレクションは、世界大恐慌、第二次世界大戦という時代にもまれ、日本に輸送することもかなわず、ヨーロッパ内で数奇な運命をたどる。
ストーリーは、1953年、日仏間のコレクションの返還交渉から始まる。政治家・吉田茂、美術史家・田代雄一、戦火をかいくぐってコレクションを守り抜いた日置釭三郎、そして、松方幸次郎。激動の時代を生きた者たちの物語がドラマチックに展開される。なお、表紙は、ゴッホの名作『アルルの寝室』。この作品が、キーとなって物語が展開。実はこの作品はフランスから返還されずじまい。
本作終盤は、涙が止まらない。泣きながら読了し、しばし、放心…。そして、現代の日本で、素晴らしい作品が見れることに、ただただ感謝。
作品:美しき愚かものたちのタブロー
著者:原田マハ
2024年10月
死は存在しない
我々は、現代科学で証明できない「死後」に否定的だが、一方で、「神」「仏」「輪廻転生」などを心のどこかで信じている。
その理由は、自身の人生において、「不思議な体験」、直観、以心伝心、予感・予知、シンクロニシティなど、「目に見えない何かが自分の人生に影響を与える経験」を実体験しているからだ。
本作は、科学的・合理的な思考により、なぜ、我々の人生に「不思議な出来事」が起こるのかを説明。
・なぜ、「死者との交信」が起こるのか
・なぜ、無数の人々が「神」や「仏」を信じてきたのか
・なぜ、「最先端の科学の知見」と「最古の宗教の直観」が一致するのか
この答えを紐解くのが「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」。スピリチュアルな説明の多い「引き寄せの法則」に最も納得感ある回答を与えてくれた最高の1冊!読了後、あなたの生き方・人生が変わる!
作品:死は存在しない
著者:田坂広志
もしも徳川家康が総理大臣になったら
2020年。新型コロナの初期対応を誤った日本の首相官邸でクラスターが発生。政府を信頼を失い崩壊。そこで、政府はかねてから画策していたAIとホログラムにより偉人をよみがえらせる。
総理大臣・徳川家康を筆頭に、織田信長、豊臣秀吉、徳川綱吉、北条政子、足利義満 他が大臣に。官房長官は坂本龍馬。
彼らがどのように世を治めたか、改革したかを知っている人なら、「内閣組閣」を見ただけでもワクワクする。
読者は、ストーリーの最後、徳川家康の日本国民に向けた言葉に心震えることになる!あまりに素晴らしいメッセージに感動し、目が潤んでしまった…
時代を作った偉人たちの目に、
・「現代の日本人」はどう映ったか
・コロナの危機を救うだけでなく、今の現代人をどう変えるべきだと感じたのかー。現代人、必見!
作品:もしも徳川家康が総理大臣になったら
著者:眞邊明人
薬屋のひとりごと(1~6巻)
テレビアニメ第2期は、2025年1月から放送!最新公開PVを見ると内容は小説3・4巻の模様。これまでアニメ放送分では、回収されていなかった伏線の一部が3巻・4巻で明らかになる!
3巻:避暑地での狩りで壬氏暗殺未遂事件発生。猫猫とともに襲われて二人は大接近。壬氏の秘密も知ってしまうラブロマンスも💕
4巻:姿を消した女官・翠令らによって猫猫が拉致!助けに行く壬氏、そしてー。
個人的おすすめは4巻・6巻!
なお、前回の読み放題対象期間も1か月だったが、2024年10月も1か月で読み放題期間終了
作品:薬屋のひとりごと(1~6巻)
著者:日向夏
書評:MY書評
満つる月の如し 仏師・定朝
人の心を救う仏像のお姿とはー。国宝《木造阿弥陀如来坐像》を彫り上げた仏師・定朝を中心に平安の世を描く、感動歴史小説。
第32回新田次郎文学賞受賞作
時は藤原道長が権勢を誇る平安時代。お釈迦様入滅から2000年を経て、世が乱れる「末法の時代」まで目前で、貴族も民も不安にさいなまれていた時代。
貴族は権力闘争と色恋に明け暮れ、怨み・つらみが渦巻く。一方、民を守る政治のない世で、平民は貧困・疫病に苦しむ。こんな世に、人の心を救う仏像の姿を求め、悩み苦しむ定朝。
歴史上の人物が多数登場。煌びやかさとは一転、平安時代のダークサイドが描かれる。
私は読了後に、平等院鳳凰堂へ。仏像を目の前に、感動したのは言うまでもなし。
作品:満つる月の如し 仏師・定朝
著者:澤田瞳子
書評:MY書評
2024年9月
逆説の日本史4 中世鳴動編/ケガレ思想と差別の謎
知的好奇心でページをめくる手が止まらない本
平安時代とはどんな時代だったのかが、驚きの視点から解説される!
・天皇・貴族が恐れる怨霊
・天皇家 VS 藤原家:天皇をも騙す藤原一族の手口
・国防機能がまるでない平安時代のイカレた政治
・知れば知るほど謎多き『源氏物語』。なぜ書かれた?
なぜ、藤原家の敵「源氏」が主人公であることが許されている?
・摂関政治から院政へ。藤原一族からの覇権奪還に挑む天皇家の黒歴史
実は、この背景にあるのがケガレ思想!「死穢れ」を以上に嫌う思想にあった!ケガレ思想を元に平安時代を見ると、当時の日本がよくわかる!しかも、これは、国防強化を極端に嫌う、現代の日本にも通じている!歴史の読み解きが面白すぎる!知的好奇心が刺激しまくられる1冊!
作品:逆説の日本史4 中世鳴動編/ケガレ思想と差別の謎
著者:井沢元彦
書評:MY書評
呪いと日本人
しかし、日本人の精神性には「呪い」が大きく関与している!
日本の伝統的な呪術文化と現代社会の関係性を探る、興味深い1冊。日本各地に伝わる呪い・伝承を分析の結果、見えてくるのは、日本の社会、そして、日本人の心の闇。。本書を読むと、現代人も、結構、「呪い」に囚われていることがわかる。
そもそも、近年は、『呪術廻戦』『鬼滅の刃』『ダンダダン』など、呪い・鬼のアニメが大人気。「呪い」、呪いの撃退の「呪術」、見えない呪いの象徴「鬼」の話が好き。さらに、2024年の大河ドラマ@「光る君へ」の舞台・平安時代は、呪いや呪術で、国家・政治すら動いてしまう時代。日本、そして、日本人を知るために読んでおきたい知的好奇心が刺激しまくられる1冊!
独学の地図
しなければならない(should)、するべき(must)するだけが「学び」ではない。「学び」は、日々そこにある日常的な営み。何気ない日々の中に転がっているからこそ、最も重要なのは、「何を学ぶか」や「どこで学ぶか」ではなく、「どう学ぶか」。これを知れば、あらゆる日常の経験が学びになる。
本書では、独学力の鍛え方を短期・中期・長期の3段階で紹介。まず、最初に取り組むべきは、日常に「疑問=知りたいこと」を見出せるかー。世の中、わからないことだらけなのに、多くの人は暮らしの中に「疑問」がない。「疑問不在」の状態をいかに打破するかー。その他、様々な、「独学力の鍛え方」が学べる実践の書!
2024年8月
紫式部日記
後宮を舞台にセレブリティ達の思惑が交錯
紫式部が持ち前の観察眼を働かせて、人々を生き生きと描き出す!
・主人彰子のはじめての出産
・敦成親王誕生
・一条院の日々
・豪華な祝い事、色とりどりの装束、おしゃれなやりとり 等
編集の山本さんの解説もとてもわかやすくて、時代背景がよくわかる!特に、以下3点は必見!
❶娘のお産に政治家としての栄達を賭けた藤原道長の張り切りよう
❷重圧にじっと耐えながらもやがて 凜 とした女性として開花してゆく彰子の姿
❸彰子を見守りながら、自分も女房として成長してゆく紫式部自身の姿
間違いなく、NHK大河ドラマ「光る君へ」の後半戦が、”より面白く”見られる一冊!
作品:紫式部日記
著者:山本淳子
君が夏を走らせる
子育て中の方は共感必至!わが子を抱きしめたくなる!
自堕落な高校生活をおくる大田くんは、先輩の1歳10か月の娘・鈴香を子守するアルバイト。初日、鈴香ちゃんは「ぶんぶー」とわめいて大泣き。一体、「ぶんぶー」ってなんだよと、奥さんが書き記したノートをめくると…何かしてほしいときや、やめてほしいときなど…なんでも「ぶんぶー」で訴えるらしい。
「そんな便利な言葉があるわけねえだろ!」とひとりつぶやきながらも、何とかしようと頑張る大田くん。
とにかく、ハートフルで愛くるしい!読んでいる間中、読者に笑顔が溢れっぱなし😆ただ楽しいだけじゃなく、大人も子どもに多くを教えられて成長することを教えられる!すべての世代の方におすすめしたい1冊。
瞬読
『瞬読』なら1冊3分で読めて、99%忘れない!
瞬読は、右脳のイメージ化力を活かして読む右脳速読法。普通、普通、人は言語を司る左脳を使って読書をしているが、これを、右脳に切り替えて、文章をイメージでとらえる読み方を実践する。イメージした映像を瞬時に脳へ記憶することで、記憶力もUPする。
瞬読をマスターするにはトレーニングが必須。本書にはそのためのドリルも掲載。一切にトレーニングをやってみて、1冊3分は無理でも、確実に読書スピードはアップできると実感。眼球を動かすスピードを上げる従来の速読法より、脳への負担も格段に少ない!試してみて損なしな速読術!
作品:瞬読
著者:山中恵美子
2024年7月
夢と金
充実した人生を送るには「夢」が必要。しかし、その夢を実現するにも「金」が必要です。また、一方で、アクションを起こさない人にお金は巡っては来ず、20代でついた格差は年齢を重ねるごとに大きくなる。だからこそ、「1日でもお金について早く学び、1日でも早く勝つ」ことが大事。本書では、そのために必要な「実践に基づく生きた知識・考え方・手法」が惜しみなく紹介される。
常に時代の先を行き、ビジネスモデルから販売・ファンづくりまで、全てを作り出し、動かし、数字を作り上げていく西野亮廣さんの頭の中が、この一冊で垣間見れる。超大事な考え・稼ぎ方が学べる1冊!
1%の努力
最低限の努力で最大限の結果を出してきたひろゆきさんの人生哲学が凝縮されていた一冊。中でも大事な教えは、
❶努力より思考
❷スケジュールに「余白」を持つ ーさぼるススメ
❸努力する優先順位
❹「1%の努力」で徹底的に調べる。
何かを成し遂げるとき、「どう頑張ったかが大事」と思われがちだが、努力で変わる部分は、実はものすごく少ない。努力神話を捨て、個人個人が頑張りどころを見つけ、最小限の努力をする方が、人生は幸せになれる!
エビデンスに基づく解説より、ひろゆきさんの言葉は、より実践的で心に響く。生き方が変わる1冊!
人間に向いてない
2024年6月
人生は攻略できる
ブルシット・ジョブの謎
「ブルシット・ジョブ」とは、本人もその無意味さを認識しながらも、なぜか存在している仕事のこと。しかし、現代社会ではこのような仕事は増加している。本書は、そんな無駄な仕事の実態と、その背景にある社会的・経済的要因を探る。
確かに、クソどうでもいい仕事と割り切っている仕事をしている人もいる一方、自分ではクソどうでもいいと認識しておらずとも、社会的にはこの部類の仕事に属する仕事を懸命にやっているかもしれない。このような仕事は、身体的にストレスとなるばかりか、状況が変わればリストラ対象にもなる。ビジネスマンは読んでおくべき一冊。
作品:ブルシット・ジョブの謎
著者:デヴィッド・グレーバー
書評:MY書評
疲労とは何か
2024年5月
世界インフレの謎
では、なぜ、突如として世界は物価高騰の波に襲われたのか?
データは「意外な真実」を物語る。それは、これまでとは異なる「経済学の常識」を覆す世界・経済の変化であり、中央銀行にとっても市場の対策が極めて難しい世界の変化であった―。
日本はさらに問題が深刻。「慢性デフレ」と「急性インフレ」が同時発生するという危機に。
物価に関する深い学びが得られる1冊。インフレ時代を乗り切るためにも、絶対読んでおきたい1冊!
物価とは何か
かつて、バブル絶頂⇒バブル崩壊に至っても意外なほどに動かなかった物価が、今、食料品・日用品まで、様々なもの価格が上昇している。
なぜ、物価は変動するのか?そして、物価の安定を担う、世界の中央銀行は、急激なインフレやデフレが起こらないように何をしているのか?
中央銀行や政府が、過去のバブル崩壊・ハイパーインフレーションを教訓に、どのように経済安定化のための理論を進化させてきたのかがよくわかる。
私たちはモノ・サービスを消費せずに生活はできない。その価格の変動メカニズムを知る、生活に直結する知識が学べる。経済を見る目も養える超良書!
作品:物価とは何か
著者:渡辺努
はなとゆめ
清少納言が敬愛した一条天皇の皇后・中宮定子との出会いと束の間の栄華、そして、権力を掌握せんとする藤原道長との政争に巻き込まれ没落していく様を、清少納言の目線で描いた歴史小説。
定子との出会いで、人生が輝き出した納言。しかし、華に酔いしれる日々もつかの間、権力を求めた一族の争いに巻き込まれ、運命は翻弄されていく―。
亡き定子を想い、清少納言は祈る。そして、夢を見る。定子が愛した「華」のすべてが、千年後も輝き続けてくれるようにとー。
清少納言が、いかに定子を敬い、愛したかに心震える。読了後、私の『枕草子』の見方をガラリと変えた感動作!
2024年4月
きみのお金は誰のため
お金の本質とは何か?
❶お金自体に価値はない❷お金で解決できる問題はない❸お金を貯めても意味がない。あなたはその理由が答えられるか?
社会はどのような仕組みで成り立ち、お金はどの様に社会を巡っているのか?「お金の奴隷」にならずに生きるためは、お金の真実を知ることが大事。投資で莫大な資産を築いた成功者・ボスの教えを通じて、❶~❸の理由は、もちろん、「幸福」とはいかにして成り立つかが、腹落ちしてわかる。お金の常識が変わる!
小説の結末も素敵!最後はほろりとするよい話!
作品:きみのお金は誰のため
著者:田内学
書評:MY書評
君たちはFIRE後どう生きるか
FIREなんて「自分には不可能」と諦めている方、十分な資産ができても会社を辞める勇気が持てない方に是非読んでほしいFIREを目指す方のバイブル的書籍。
本書でわかるのは、20人のFIRE実現者のリアル。何をどう考え、どう投資し、以下にしてFIREに踏み切ったか。
さらに、FIRE実現で生活がどのように変わり、価値観がどう変わったかが明らかにされる。
本書を通じてわかるのは、FIREのリアルは、経済的独立&早期リタイアではないということ。FIREのリアルは「FIRE=Financial Independence, REstart your life.」経済的独立を果たし、2度目の人生をスタートだ!
作品:君たちはFIRE後どう生きるか
著者:寺澤伸洋
書評:MY書評
成瀬は天下を取りにいく
誰の目を気にすることなく、誰の意見に左右されることなく、やりたいことを宣言し、行動する、その生き様が爽快!カッコいい!毎日、世間を気にし、空気を読んで、やりたいことを諦めている人は、「成瀬のように、私も私らしく生きたい!」という気持ちが湧き上がるはず!
そして、作家・宮島未奈のストーリー戦略のうまさにも感嘆。これ読んだら、滋賀県民・膳所ジモティーは、絶対、この本「推し」になるでしょ!ストーリーに登場するスポット、私も行ってみたくなった!既に「聖地化」して盛り上がり中(笑)
作品:成瀬は天下を取りにいく
著者:宮島未奈
書評:MY書評
2024年3月
温かいテクノロジー
人類の生活を便利にし、幸せをもたらしてくれたテクノロジー。しかし、テクノロジーにはどこか殺伐とした冷たさが付きまとう。テクノロジーで温かい社会が実現できないかー。
過去、人類はさらなる利便性を追求してきた一方、いつの時代からか、利便性向上にはつながらないペットを愛し求めるようになった。であるなら、利便性には貢献しない、だけど人類を幸せにするペットのようなロボットが求められるのではないか―。そんな着想から開発されたLOVOT。目指すのは「ドラえもん」。生活をともにし、泣き言を言っても温かく見守り、時には一緒にぐうたらしてくれる 愛すべきちょっとポンコツなロボット!AIと人類の新しい関わり方を教えられる!
作品:温かいテクノロジー
著者:林要
社会の変え方
原点は、冷たい社会への「復讐」。障害を持つ弟とともに育ち、社会制度の冷たさを幼少期より実感した明石少年。たった30年ほど前までは、「優生保護法」という害者を生ませないことを目的とした差別施策があったという。子供ながらに「何かが間違っている」という思いが、「政治を変えたい」という思いにつながり、明石市の「子供を核とした街づくり」に結実。
予算を問題に見送られがちな「子供・障害者・マイノリティへの支援」も、やり方次第で、街に人を集め、経済発展にもつなげられることを市長として証明した。
制度が変われば、人の考えも変り、経済も活性化し、弱者にもやさしくなれる!政治を変える大切さを説いた感動作!
作品:社会の変え方
著者:泉房穂
神様の裏の顔
舞台は葬儀。神様のような善人で誰からも愛された教師 坪井誠造が逝去。通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙ー。生前、関わりのあった参列者が思い思いに、坪井との思い出を忍んでいたのだが、ふとした話題がきっかけで、坪井にとんでもない犯罪者の疑惑が持ち上がる…
大どんでん返しに次ぐ、大どんでん返しの大どんでん返し。度重なるどんでん返しで、ページをめくる手が止まらない!伏線の回収も実にテンポがいい!面白すぎる!こんなミステリーもあったんだぁと、感服。
作品:神様の裏の顔
著者:藤崎翔
ピアノマン~BLUE GIANT 雪祈の物語
石塚真一さんの大人気ジャズ漫画『BLUE GIANT』。本作は、映画版をピアノマン・沢辺雪祈の目線から描いたスピオフ作品。。原作マンガも映画も知らない人でも、圧倒的な小説の「世界観」と「熱狂」に引き込まれる!夢を目指すバンドマンの姿に何度もウルウル。一気読み&二度読み必至!何度目頭が熱くなったかわからない。完成度の高すぎに驚く音楽感動小説!
作品:ピアノマン~BLUE GIANT 雪祈の物語
著者:南波永人
書評:MY書評
2024年2月
WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン)
左脳は思考(頭)、右脳は感情(心)と考えていては、不安・怒りは上手に制御できない。大事なのは脳に常に存在する4のキャラとの対話。心と頭が別の主張をするときは、4キャラ同士が争っている!
4キャラが協力するチームを作れば、90秒で心穏やになれる!
作品:WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン)
著者:ジル・ボルト・テイラー
なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること
タダ、頑張っても非効率。何をどう勉強するか、勉強前にしっかり「結果の出し方」を考えよ。そもそも、自分に合う勉強がわからないのは、「自分のことがわかっていない」ことが原因!まずは、そこから!
ドラゴン桜に学ぶ合理的・効率的な勉強法!
作品:なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること
著者:チームドラゴン桜
書評:MY書評
この世をば
『光る君へ』よりも先に、藤原道長のイメージを大きく変えた小説。
上巻:機転が利きカリスマ的な存在感を放つ長兄・道隆、野心家な次男・道兼に比し、凡庸でおっとり三男坊・道長がトップに上り詰める前での姿を描く
下巻:道長よりも上位の地位にあった道隆の子・伊周が、花山天皇襲撃を機に凋落。道長は政権トップに躍り出るも、頭を悩ます日々が描かれる。
本書に描かれる道長は、「光る君へ」の道長と重なる。前代未聞の「一家三后」を成し遂げ、摂関政治の頂点に上り詰めたのも、正直、「運」を味方につけたことが大きい。しかし、自分はトップを率いる政治手腕に長けているわけではないことを理解し、だからこそ「外戚祖父」にことが大事と見極め、そうなるべく環境を整えていった様はさすがである。
「光る君へ」の番組で描かれた歴史の振り返りにも最適な書。おすすめ!
2024年1月
模倣と創造
ひとまず上出来
明け透けで飾らないホンネに、「こんな風に解釈したり、考えると生きやすいし、気持ちも穏やかになるのね」といった、気づき満載の50エッセイが収録。考え方や視点が広がる、「四十路の知見」に感服!スーさんワールド全開な、老いと生きるアドバイス本!
作品:ひとまず上出来
著者:ジェーン・スー
紫式部ひとり語り
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2023年12月
上級国民/下級国民
なぜ、こんなことが起きているのか?そして、これから世界に何が起こるのか?それを知ることが、自分と家族を守り、幸福な人生を手に入れる一助になる!
作品:上級国民/下級国民
著者:橘玲
コンビニ人間
「嫌いっ!」の運用
2023年11月
ロングゲーム
不老不死の研究
100歳まで健康であるためには「知ること」が最大の武器となる。がん、糖尿病などの生活習慣病、精神疾患、アルツハイマー、不妊治療に至るまで、現代の予防医学はテクノロジーの進歩を受け日進月歩で進化を続けている。この最先端の情報を、ホリエモンがインタビュー。ホリエモンの知見も加え、読者にアドバイス。
最新医療の情報量に圧巻。しかも、技術に入り込みすぎるなく、初心者にも読みやすい!超おすすめの健康本
作品:不老不死の研究
著者:堀江貴文
薬屋のひとりごと(1・2巻)
後宮を舞台にした薬師・猫猫(マオマオ)と超美形な高級宦官・壬氏(ジンシ)の恋、そして、後宮で巻き起こる事件が描かれる。猫猫の生い立ち、壬氏の正体、華やかな高級内での女同士の争い、さらには猫猫の生まれ故郷・花街 妓楼など、謎や好奇心そそられる内容てんこ盛り。これらの謎を知りたくて、ページを読む手が止まらない!猫猫の好奇心・知識欲、そして、男女とも焦がれ魅せられる壬氏に対する態度も面白さのポイント!色恋も事件も、両方気になる!
作品:薬屋のひとりごと(1・2巻)
著者:日向 夏
2023年10月
1984年
からだとこころの健康学
健康は「自分を知る」ことから。「あたま」「からだ」「こころ」はすべてつながっており、これら3つすべてが健康でなければ、幸せ&健康的な生活は送れない!
普段は意識しない“自分の仕組み”を改めて知れば、健康の概念は一変する。からだ・こころ・あたまを健康に保つためには、どうしたらいいか、医学知識ゼロで読める、目からウロコのレッスン!
作品:からだとこころの健康学
著者:稲葉 俊郎
いのちの初夜
2023年9月
ランニングする前に読む本
走ることは負担が大きいので、ウォーキングを実践している人は読んでみてほしい。そもそも、走ることが辛いのは、自分の体や走り方を知らないから。知れば、膝や心臓への負担をは軽減。「苦」少なく、ウォーキングの2倍のカロリー消費が実現する!科学的根拠をもとにしたアドバイスに超納得。知らないと損すると思わされた、私のジム活 を変えた1冊
作品:ランニングする前に読む本
著者:田中宏暁
書評:MY書評
脳を司る「脳」
睡眠の科学
世間では「ショートスリーパー」の方が、仕事がデキる風で良しとされる風潮があるが、それは違う。短時間睡眠で脳の老廃物が貯まれば、歳を老いてアルツハイマー病になりやすくなる。
読めば、「寝なくちゃ」と腹落ち!歳をとってもボケたくなければ、1日も早く読んで、寝不足でたまる「睡眠負債」を解消しよう!
作品:睡眠の科学
著者:櫻井武
2023年8月
仕事選びのアートとサイエンス
10年後のことがわからない今、「自分のキャリア」を思い通りに進めることなど不可能。新しい場に飛び込めば、想定外も多く、思った未来が描けないことも多い。そんな中でい「天職に出会う」には、走りながら考え軌道修正しながら進むことが必須。キャリアも偶然が大きく作用する。一つの考えに固執することなく自分をオープンに保ち、いろんなことを試し、そして、しっくり感じるものに落ち着くしかない!いわゆる、理想的なキャリア形成論とは違うが、著者の考え方の方が現実に即し、幸せになれると私は思う。
作品:仕事選びのアートとサイエンス
著者:山口 周
一汁一菜でよいという提案
一汁一菜、ご飯と具沢山お味噌汁でも十分豊かな食卓は可能。日本料理・和食におけるハレの日の料理と、普段の食事とはいかなるかを知れば、食に対する考え方も変わる。
「食べること」「料理すること」がいかに大事か。「生き方」まで考えさせられる一冊
作品:一汁一菜でよいという提案
著者:土井善晴
書評:MY書評
ふがいない僕は空を見た
タイトルに魅せられて手に取った小説。小説のテーマは「性」と「生」。生きることの痛みと喜びを描いた短編が連なる連作長編。R-18文学賞大賞受賞作ともあって、性描写のインパクト絶大。冒頭から引き込まれる。でも、凄さはそれだけじゃない。「生きること」「男・女として生を繋ぐこと」を通じて、生き方について考えさせられる深い小説。好きです。
作品:ふがいない僕は空を見た
著者:窪美澄
書評:MY書評
2023年7月
日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】
地形と文化・文明がいかに密接に関わっているかがよくわかる!この土地・地形だからこそ、このような発展を遂げたのだ!と腹落ち。解説も面白い。ミステリーを読んでいるかのように、地形&文化・文明の発展を学べて、ページを読む手が止まらない!旅行などで、いろんな土地に出かけることも、より面白くしてくれる知的教養本。
作品:日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】
著者:竹村 公太郎
「空気」を読んでも従わない
日本は、この同調圧力がとても強い国。故、「個性が大事」と言われる現代でも、自分をさらけ出せずに、悶々としている人は多い。では、どのように「空気」「世間」「社会」と付き合えばいいのか?
生き方をラクにする新しい視点満載。ジュニア新書で学生向けに書かれた本だが、大人の人間関係アドバイス本とも言える1冊。
作品:「空気」を読んでも従わない
著者:鴻上 尚史
書評:MY書評
「名著」の読み方
2023年6月
天才を殺す凡人
Amazon Mechanism
1企業の中にいる天才はわずか。彼らだけに頼っていては、会社として成長し続けることはできない。大事なのは、普通の社員でもイノベーションが量産できる仕組みを作り上げ、それを回し続けること!
本書では、アマゾンのイノベーション創出の24の仕組みが明らかにされる!大企業でも、ベンチャーのように成長し続ける方法を学べ!
作品:Amazon Mechanism
著者:谷 敏行
書評:MY書評
対岸の家事
専業主婦、ワーキングマザー、育児休暇を取得し幼き子の面倒を見る夫… それぞれの立場で、子供にまつわる様々な心配・悩みがある。自分の思うように行動できなくなった自分に「このままでいいのか…」という不安も募る。子育て中・子育て経験のある人なら、この気持ちわかる!と共感必至の小説。苦労の多い子育てに、気持ちがささくれ立っている人は是非読んでほしい!
作品:対岸の家事
著者:朱野 帰子
2023年5月
スピリチュアルズ 「わたし」の謎
「わたし」も「あの人」も、たった8つの要素で出来ている。そして、人間の行動のすべてを決定しているのは、実は「無意識」。「意識」ではない、「無意識」にこそ、自分がある。そして、遺伝的要素が人生に及ぼす影響も大きい。
この事実を知って行動すれば、自分の人生を変えられる!8要素で自己分析や人間観察を整理するだけで、見えてくるものがある。そもそも、成功も、自分のパーソナリティを知り、行動しなければつかみ取れはしない。無理ゲー社会を生きるヒントが見つかるかもな1冊。
作品:スピリチュアルズ 「わたし」の謎
著者:橘玲
無理ゲー社会
会計の世界史
2023年4月
損する結婚 儲かる離婚
離婚で「金」はどう動くのか。離婚前の夫婦は、ゼロサムゲーム=お互い食うか食われるかの関係。そこでは、えげつない男女のマネーゲームが展開される。多くの人がその真実を知らないのは、「離婚騒動」について、多くを語らないからだ!
結婚・離婚の真実を知り、適切な結婚相手の選び方を、具体的なケースをもとに解き明かす!既に結婚している人も、自分に身に降りかかるかもしれない、離婚リスクを知るために読んでおきたい。
作品:損する結婚 儲かる離婚
著者:藤沢 数希
書評:MY書評
いらない保険
どうしても頑張れない人たち
世の中は、頑張る人を応援する。しかし本当に支援が必要なのは、頑張りたくても頑張れない人。努力以前に問題がある人たち。「頑張るにまつわる不都合な真実」が赤裸々に悪化される。様々な気づきを与えてくれる良書。子供を持つ方、必読!
作品:どうしても頑張れない人たち
著者:宮口幸治
書評:MY書評
2023年3月
沈黙
東京大地震2023
いきの構造
2023年2月
ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか
「先延ばし癖」は、人類にとって永遠のテーマ。なぜ、私たちは先延ばしをしてしまうのか、先延ばし研究の第一人者が、DNA解析、脳科学、進化生物学から心理学まで、様々な分野から「先延ばし癖」を分析し、その対処法に迫る。
本書を読んでわかるのは、とにかく「先延ばしの代償は甚大」ということ。特に、人生に関わらう大事なこと程、人は先延ばしをしてしまうことがよくわかって、反省然り… まずは、先延ばしのメカニズムを知り、できることから、先延ばしを減らしていこう!
作品:ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか
著者:ピアーズ・スティール
書評:MY書評
読む力 最新スキル大全
多彩な視点を身につけ、それらを自分の「血肉」にできるか――
私の読み方も変えた!実践的で、読む力・それを活かす力がUPする。
作品:読む力 最新スキル大全
著者:佐々木俊尚
書評:MY書評
夜空に泳ぐチョコレートグラミー
「水」をテーマに、水の中で漂い、停滞し、もがく男女の苦しさ・切なさを描いた短編集。工場で働く女性の恋、夫のDVに悩む妻など、主人公は様々だが、登場人物や場所がリンクしながら繋がっていく連作。どの作品も、揺れ動く主人公たちの心の揺れが伝わってきて、とても切ない。短編なのに、じっくりと深い、人の心の動きが堪能ができる!
作品:夜空に泳ぐチョコレートグラミー
著者:町田 そのこ
2023年1月
超効率耳勉強法
赤ちゃんは耳から言葉を覚える。つまり、耳からの学習は目でする勉強より始めやすく、集中力・記憶力アップにも寄与。さらに、今まで無駄にしてきた時間を勉強時間に転換可能!
日本最大のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」の仕掛人による、耳勉強法メソッド!
ハマトンの知的生活のすすめ
「知的生活のすすめ」と言われると、知性を高めるために勉強せよという内容を連想するが、そうではない。
知的に生きるとは、誠実に真摯に生きること。そして、そのためには、守るべきポイントがある。
150年以上前に発刊した本の抜粋本だが、全く古さを感じさせない!
古さを感じない理由は、ハマトンの指摘が「物事の真理」だから!読んで損なしの良書!
作品:ハマトンの知的生活のすすめ
著者:P.G.ハマトン、三輪裕範
書評:MY書評
半分、減らす。
\いつでも解約可/
\ 解約はいつでもOK/
2022年12月
Web3とは何か
著者はそれらの重要性を明らかにしながらも、その技術を過信しすぎないことが大事だと指摘する。新しい技術の本は「輝かしい未来」をポジティブに描く本が多い。しかし、著者は、これまで仮想通貨河合で起こってきたこと、そして、社会・経済の構造を背景に、キラキラの未来ばかりではないことを指摘する。
私はNFT・メタバース・仮想通貨に期待しすぎていたかもと反省。仮想通貨の未来に対する見方が大きく変わった!
作品:Web3とは何か
著者:岡嶋 裕史
レ・ミゼラブル
フランスの作家ヴィクトル・ユゴーによって1862年に発表された小説。フランス文学の中でも特に有名!
たった1本のパンを盗んだために19年もの間、牢獄で暮らすことになってしまった男 ジャン・バルジャン。彼に温かい手を差し伸べてくれた司教に感銘し、ジャンは「人の道に背くようなことはしないこと。善良な市民として生きてくこと」を誓い生きていくが…
物語は、ヴァルジャンが過去から逃れながらも他者を助け、愛と贖罪の意味を探求する過程を描く。また。フランス革命後の混乱と社会的不正義で、民が苦悩と闘いながら生きる姿も描かれる。
人間の善と悪、愛と憎しみ、社会の不正義 といった普遍的なテーマの探求が凄い。未だ、舞台・映画で描かれるのにも納得!
作品:レ・ミゼラブル
著者:ヴィクトル・ユゴー
一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書
パレオダイエットとは、原始人のライフスタイルに学ぶ 旧石器時代の食事法(健康方法)。狩猟採集民には、デブもがんもうつ病もいない。そして、人類の文明は進化し続けていても、人類の体はこの時代とほとんど変化がない。つまり、人間の心と体は、おもに旧石器時代の環境でうまく働く。狩猟採集民の生活「食う・寝る・動く」に基づいて、私たちの生活を改善する方法を詳細解説!
進化ダイエットに本当に必要なのは、死ぬまで使える一生モノの健康法・ダイエット方法。それが、精神的な負担が少なく、日々の暮らしへ自然に取り込める、効果が見込めるダイエット!
作品:一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書
著者:鈴木 祐
書評:MY書評
2022年11月
多様性の科学
はみだしの人類学
センス・オブ・ワンダー
美しいものを美しいと感じる。
地球に生きる小さな生命に感動する。
そして、賛嘆や愛情があふれ、生きているこの瞬間がかけがえのないものに思える。
こうしたことは、日常生活の中にも溢れている。
「驚く感性」と共に生きよう。忙しい毎日で忘れてしまう大事なことを思い出させてくれる良書!読むと、心が洗われる!
作品:センス・オブ・ワンダー
著者:レイチェル・カーソン
2022年10月
世界のトップリーダーに学ぶ 一流の「偏愛」力
彼らは、何かしらの「強い思い」を持ち、その思いを、それぞれの手段を使い、社会に還元している。
リーダーの形も変化している。
旧来型リーダー :保持・継続、カリスマタイプ
新時代型リーダー:進化・成長・価値創造、同級生タイプ
新時代のリーダーに必要なのは、好きなことを仕事に、大勢を巻き込んで、組織やチームで統率するリーダー。偏愛が共感を生み、その声が拡散する。そして、偏愛+共感が信頼を生み出す!いま求められるリーダーに必要なことが様々学べる1冊。
作品:世界のトップリーダーに学ぶ 一流の「偏愛」力
著者:谷本有香
家族のトリセツ
手放す練習
【読書の質を上げる】いろんなジャンルの本を読もう
偉そうなことをいうつもりは毛頭ありません。しかし、いろんなジャンルの本に触れることをおすすめします。
社会人初期には、自分のスキルアップにつながりやすい、経済・投資・ITを中心としたビジネス書・実用書ばかりを読み漁りました。しかし、年齢を重ね、社会・地理・宗教・哲学・小説と読むジャンルが広がったことで、価値観・視野が広がり、「世の中を見る目」も変わりました。
ジャンルを超えて本を読むことで、確実に、視野が広がります。今まで見えなかった「何か」がみえる瞬間が必ず到来します。
仕事に関する本しか読んでいない方は、趣味の本でもいいので、幅を広げてみてください。
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