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【書評/要約】お金が貯まる家にはものが少ない(下村志保美) 家が散らかるとお金も散らかる。片づけ×ゆるい貯金術で自然に貯まる暮らしへ

【書評/要約】お金が貯まる家にはものが少ない(下村志保美) 家が散らかるとお金も散らかる。片づけ×ゆるい貯金術で自然に貯まる暮らしへ
お金が貯まる家にはものが少ない」要約・感想
  • 「モノの多さ」が浪費の正体
    モノの多さは浪費に直結。モノの多さ「時間」「場所」「心」という3つの人生の資源を奪う。
  • 「整えること」が最大の貯金術
    「モノを減らす=我慢する」ではなく、「モノを減らす=自由を増やす」。
    収納・予算・空間に“枠”をつくることで、自然とお金が貯まる仕組みが生まれる。
  • 今日から変われる思考&行動
    完璧な管理は必要ない。“ゆるいルール”と”行動”で、モノも支出も自然と減らせる。

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目次

『お金が貯まる家にはものが少ない』ってどんな本?

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家が散らかると、お金も散らかる——。
これは比喩ではなく、実際に“お金が貯まらない人の家”に共通する特徴です。

貯金は“我慢”ではなく、“整える”ことから始まる」——この言葉こそ、本書の核心です。

「お金が貯まる家」にはものが少ない』は、ミニマリズム×家計管理のハイブリッド本
ファイナンシャルプランナーであり整理収納アドバイザーでもある著者・下村志保美さんが、お金とモノの関係をわかりやすく解説。片づけを通じて自然にお金が貯まる仕組みを教えてくれます。

「お金が貯まらない家」の特徴

貯まらない家には、共通する“生活のクセ”があります。

  • 使っていないモノが多く、何がどこにあるか把握していない
  • セール買いでストックしすぎ
  • 「とりあえず」で収納
  • レシート・書類や郵便物が放置

つまり、モノの多さが浪費に直結します。

探し物が増える → 時間を失う
ストックを忘れる → 無駄に買う
片づけが面倒 → 判断力が鈍る

モノが多いほど管理コストが増え、探し物が増え、心の余裕がなくなる。
結果、「時間もお金もムダだらけ」——この悪循環こそが“お金が貯まらない家”の正体です。

“片づけ×家計”革命術

本書では、暮らしの中で自然にお金が貯まる家から学べるポイントが多数紹介されています。
ここでは4点にまとめて紹介します。

1️⃣「3人の泥棒」を追い出せ

ものが多い家は、「時間」「場所」「手間」という3つの資源を奪う泥棒を抱えています。

  • 探し物に時間を使う(時間泥棒)
  • 不要なものに家賃=“場所代”を払う(場所泥棒)
  • 掃除・管理に労力を浪費(手間泥棒)

例えば「場所泥棒」。
70㎡・4000万円のマンションの一部屋を“不要なもの置き場”にしていると、約555万円分の資産を“ゴミの保管料”に費やしていることになります。さらに棚やストッカーを買い足すなど、“ゴミの維持費”まで発生。

ものを減らす=人生のリソース(時間・お金・労力)を取り戻すことなのです。

2️⃣ 「枠決め」で空間の価値を最大化する

お金持ちほど家がスッキリしているのは、引き算思考×枠決めで空間を整えているからです。

買う前に、まず2つの質問を。

  • これを置くスペースはいくら分の価値がある?
  • 管理・掃除の手間をかけてまで持つ価値がある?

この思考を持つだけで“ムダ買い”が激減し、必要なものだけが残る暮らしになります。

「お客様用の布団」「いつか使うかもグッズ」はレンタルやシェアで十分。
所有ではなく“利用する”発想こそ、現代の節約術です。

お金も収納も「枠」で整えるのが基本。

  • 収納の枠:この棚に入る分だけ
  • 予算の枠:この金額まで

この“ゆるいルール”を守るだけで、モノも支出も自然と減っていきます。
完璧な管理より、“仕組み”で整えるのがポイントです。

3️⃣クローゼット:「自分軸」を取り戻す鏡

最もムダを生みやすいのが衣類。
「着る服がない」のに服であふれている人は、“他人軸”で選んでいる証拠です。
「似合わない10着より、似合う1着」——これが“貯まるクローゼット”の鉄則。実践はステップもシンプル👇

  • 賞味期限を知る:数年着ていない服はスマホ撮影 → 客観視 → 似合わない服は処分
  • ハンガーをそろえる:同じハンガーで“上限(枠)”を設定
  • ハンガー数を減らす:物理的な制限で“増やさない仕組み”に

これだけで、クローゼットはすっきりします。

4️⃣ 部屋:「ルンバが走れる床」「とりあえず置き禁止」

汚部屋の特徴は、床と棚のモノ過多。床に直置きしている時点で、すでに持ちすぎです。
「モノは床に直置きしない」——これが鉄則!

キッチンでは、「あったら便利」は「なくてもOK」。毎日使うモノだけを“手の届く範囲”に。
郵便物や書類は「即開封・即仕分け・見える化収納」で、“とりあえず置き”を禁止しましょう。

「ていねいな暮らし」の理想より、「ストレスがない暮らし」が本当の豊かさ。
ムダなモノとストレスを減らせば、自然と生産性と幸福度が上がるのです。


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個人情報が記載された書類も、シュレッダーがあれば即処理でき、書類探しも激減。
格安×細裁断×コンパクトなシュレッダー への投資は、驚くほどコスパが高いです。

「お金が貯まる家」今日からできる5つのアクション

  1. 財布の中を整理:不要なレシート・クーポンを処分
  2. ルンバが通れない場所を片づける
  3. クローゼットのハンガーを10本減らす
  4. キッチンのストック棚をチェック:重複買い防止&ムダ発見
  5. 「これ、まだ使いたい?」と自問して1つ捨てる

完璧を目指す必要はありません。“1日1アクション”でも確実に生活は変わります。

まとめ:貯まる家は、心地よく、すっきり

お金が貯まる家にはものが少ない』は、「節約」「整理」「心理」を横断した生活実践書
節約テクニックよりも、「暮らしの質を上げながら自然に貯まる」考え方へ切り替えましょう。

読むと、「モノを減らす=我慢する」ではなく、「モノを減らす=自由を増やす」という感覚に変わるはずです。

部屋がスッキリすれば、お金も、時間も、心の余裕もスッキリしていく——。
本書を通じて、“お金が貯まる暮らしの整え方”をぜひ体感してみてください。

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