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【書評/要約】なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること(チームドラゴン桜) 悪いのはあなたの”頭”じゃない。準備の仕方!

【書評/要約】なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること(チームドラゴン桜) 自分に合った勉強法でムダな努力が減る!
なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること」要約・感想
  • 一生懸命勉強しても、自分に合っていなければ、努力は報われない。悪いのはあなたの「頭」ではなく、「準備の仕方」
  • 間違った努力をしてしまう最大の原因は「自分のことをがわかっていないから
    ①「好き×得意」②「好き×苦手」③「嫌い×得意」④「嫌い×苦手」では、当然、効果的な勉強法は異なる
  • 本書では、いつも結果を出しているが勉強以前に行っている、自分に合った勉強法が体系的にわかりやすく紹介される

★★★★☆

目次

『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』ってどんな本?

何をどう勉強するか、どう勉強すれば結果が出るか、
勉強の前にしっかりと考えなければ、努力はムダになる。
いつも結果を出している人は、勉強「以前」に、自分に合った勉強法を準備する

一生懸命勉強しても、自分に合っていなければ、努力は報われません。正しくない努力は「ただの苦労」です。

なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』は、マンガ「ドラゴン桜」で紹介される、効果的・合理的な勉強法を、体系立てて分かりやすく教えてくれる1冊。学生に限らず、社会人にとっても有益な情報が満載です。

そもそも、多くの人が、間違った努力をしている最大の原因は「自分のことをがわかっていないから」です。自分のことが分からなければ、「自分に合った努力」など、わかるはずもありません。

この本を読んで、自分のこれまでの勉強法を振り返ると、いかに非効率な勉強をしてきたか、今後、どのように勉強すれば「最短・最速で最高の結果を出せるかがわかります。

無駄な努力をしないためにも読むべき1冊です。

こんな方におすすめ
  • 努力しているはずが、成果につながっていない方
  • 自分の才能を、少ない努力で高めたい方
  • 短時間で多くのことを成し得たい方

自分に合った勉強法を知る

結果を出す人が勉強以前にやっていること。それは、「自己分析により、自分に合った勉強法を知る」ことです。

言われてみれば当たり前ですが、好き/嫌い、得意/苦手で、効率的な勉強法が異なるのは【当然】です。しかし、多くの人は、この自己分析を行わず、とにかく頑張ろうとします。

まずは、自己分析です。例えば、英語。あなたは、4マスのどこに該当しますか?

❶好き×得意❸嫌い×得意
❷好き×苦手❹嫌い×苦手

❶~❹のどれに該当するかで、効果的な勉強方法は異なります。

事象特徴対策
❶好き×得意問題なしそのまま続ければよし!
❷好き×苦手なんか結果がでない…「間違った努力」をしている可能性が大きい
少しの正しい努力でできる可能性大
【最優先で着手】勉強の質を上げる
❸嫌い×得意できればやりたくないいかに時間をかけずに成果を出すか
タイパを最大化
 「最小の時間」で「最大の効果」を獲得する
❹嫌い×苦手とにかく嫌!まずは、「やる」ことが必要
習慣化&継続できるシステムを作る

以下では、❷❸❹の勉強法をより詳しく見ていきます。

「好き×苦手」の勉強法:努力の方向性を正す

「好き×苦手」の勉強法

「好き×苦手」に当てはまる場合、「努力の方向性」が間違っている可能性が高いです。

明確な「目的」を得るために、己を「分解」する

好きだけど苦手の改善に、「じゃあ何をするの?」と質問されてされて、「う~ん、頑張ります」といった回答をしてしまう人、多いと思います。このような人はいくら頑張ろうが、明確な目的がないので、なかなか結果はでません。

大切なのは、努力ではなく「結果」。結果を出すために、まずは、弱点の「現状分解」自分はどこでつまずいていて、何ができていないから成績が低いのか、しっかり考えることが大事です

課題・目的・目標の明確化し、「最短ルート」を見つける

自分の弱点が細かいレベルで見える化できたら、次は、課題・目的・目標の明確化です。

現在の課題・客観的に考えて、いま何が必要なのか?
・分解して見えてきた課題は?
目的・課題から考えて、どんな目的を達成したいのか?
・目標を達成した上で、どういう状態になっていたいのか?
目標どんなことをするか、数字に落とし込んで、具体的に決める

上記分析で、「目的地」「現在地」がわかれば、「勉強の最短ルート」も見えてきます。

現在地己を知り、現状を把握する
目的地目的を知り、理想(行きたい場所)を把握する
最短ルート目標を知り、方法論(2転換の最短ルート)を見つける

ここで大事なのは「目標の着地点」。目標は、高すぎると挫折し、低すぎると自分が本当にできる範囲を狭めます。

この問題の回避方法が、「最低目標」と「最高目標」の2つの目標を設定する「二重目標」です。目標を「点」ではなく、「線」にすることで、ストレッチ目標の達成を目指しながら、最低目標をクリアします。

「嫌い×苦手」の勉強法:習慣化する

「嫌い×苦手」の勉強法:習慣化する

「嫌い×苦手」な場合、そもそも、「勉強しよう」という気持ちにすらなれません。だから、やることは、効率よりも先に、「勉強の習慣化」です。

精神論に頼らない。勉強環境やテクノロジーに頼る

「嫌い×苦手」なことに、精神論(やる気やスケジューリング)で解決するのはナンセンス。まずは、勉強しやすい環境の用意です。「人目がある場所(図書館/リビング/喫茶店)」で勉強。そして、以下の「テクノロジー」を味方につけます。

利用すべきテクノロジー効能
タイマー
リマインダー
着手できない理由は、具体的に何をすればいいかわからないから
⇒やらなければならない事・勉強をリストアップ
⇒全部リマインダーに登録し、未来の自分に通知する
自己管理&タスクが明確化される
スマホ写真できなかった問題は、スマホで写真&フォルダー管理しておく
苦手分野の再勉強が楽に。いつでもチェック可

ノルマで計画を立てる

「嫌い×苦手」は、スケジュールを守れません。そこで「ノルマ」を設定します。

ノルマ設定は、抽象的なことを具体化する行為にほかなりません。ノルマ設定の期間は1週間が目安。「来週の〇曜日までに〇ページまで終わらせる」といった具合に、分量を設定して、ノルマ攻略を目指します。

キリを悪くする

「嫌い×苦手」なことは、「やり始めの障壁」を低くすることが必須。そこで、「最後までやり切らない」。少し残して、あえて気持ちの悪い・気になる状態にすることで、再開の障壁が下がります。

「嫌い×得意」の勉強法:タイパを改善

「嫌い×得意」の勉強法:タイパを改善


「嫌い×得意」の攻略のコツは、「チャチャッと片づける」。タイパよく成果を出す方法を考えてから着手します。

「使途不明の時間」を減らし、「逆算思考」で計画する

時間の使い方が下手な人は、「使途不明のムダ時間」が多い。無駄時間を減らすために、ゴールから「逆算思考」で意味のない努力・不要な努力を減らし、「勉強法」と「タイムスケジュール」でタイパのよい努力を追求します。

「逆算思考」での注意は、「本当に考えて答えを出す必要があるか」を疑うことです。1から考えると時間がかかります。得意な人に聞いてまねた方が早いです。

アウトプットを重視する

記憶の定着に大事あのはアウトプット。「インプット3割・アウトプット7割」を心がけます。

教科書を読んでインプットしたら、問題集を解く・人に説明・新しい質問を考えるをセットにする。真剣に取り組むので、インプットの質が高まり、アウトプットで、インプットの「整理」と「理解」が進みます。

さらにパワーアップ!勉強の土台を強化する2つの方法

さらにパワーアップ!勉強の土台を強化する2つの方法


勉強はその勉強法を支える「土台」がしっかりしていると効果はさらに何倍にも大きくなります。

頭力」を強化する

地頭を良くするならしたいなら、最も効果が高いのが「なぜ?の習慣化」です。目の前のことをそのまま受け入れず、常に疑問を持ち、解釈する習慣を持つことです。逆にこのような姿勢がないと頭は良くなりません。

この時大事なのは、「物事への関連性(全体と部分・抽象と具体)」です。関連性を理解し、「抽象度」が高いレベルで物事を抑えると、応用が効きます。

著:細谷 功 / Audible聴き放題対象本

文章を読むときも、「テーマ」と「意図」をしっかり把握することが大事です。「筆者が言いたいことを一言で言うと何か」を自分の言葉で表現し、それに対し、自分の意見をもつ。これで、時頭は確実に良くなります。

「努力を続ける力」を強化する

「努力を続ける力」はマインドセットです。「私にはできない」「私はバカだから…」という否定的な考えはやめること。自分への言い訳に過ぎず、使えば使うほど成功は遠のきます。

最初は「強者のフリ」で自分を騙すことも効果的。人は、身体の動きにマインドが左右されます。「行動から変えていく」という方法が極めて有効です。

失敗も「失敗した…」とめげる必要もありません。失敗には、「成長のタネ」であり、「成長ポイント」です。

最後に、「勝ち負けにこだわり、本気で勝負する姿勢」が大事。勝つこと自体が大事なのではありません。本気で勝負すれば、それが自己成長につながるからです。負けたらきちんと悔しがって、失敗したとしても投げ出さず、その失敗と向き合う。そういう人は、最後には成功をつかみ取れます。

最後に

今回は、チームドラゴン桜編集の『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』からの学びを紹介しました。

「嫌い×得意」「好き×苦手」「嫌い×苦手」で勉強法が異なるという気づきは非常に有益なものとなりました。この考え方は、勉強にとどまるものではありません。日常生活のいろいろなシーンに役立てていきたいと思います。

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