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【書評/要約】「ない仕事」の作り方(みうらじゅん)——「くだらない」を価値に変える発想が詰まった本。ビジネス創造論であり、人生哲学書!

【書評/要約】「ない仕事」の作り方(みうらじゅん)——「くだらない」を価値に変える発想が詰まった本。ビジネス創造論であり、人生哲学書!
「ない仕事」の作り方』要約・感想
  • ない仕事=もっとも自由で、もっとも豊かな仕事
    「ない仕事」とは、競争相手が存在せず、可能性が無限に広がる場。既存の職業や評価基準に縛られず、自分の働き方を生み出してきた著者が、自身の体験をもとに、「ない仕事」を生み出す着眼点を示す。
  • 「ない仕事」の作り方
    誰も注目しないものに光を当て、そこに面白さを見出し、新たな価値を与える。すると自身の中で好きが育ち、発信したい存在へ変化。しつこく続ければ、やがて評価され、仕事へと育っていく。
  • 「1人電通」で仕事も人生をプロデュース
    「ない仕事」を形にするためには、企画・命名・宣伝まで——すべて自分で担う“1人電通”の覚悟・継続・忍耐が必要。しかし、それは、単なる働き方ではなく、人生そのもののプロデュースにつながる!

★★★★★ Audible聴き放題対象本

目次

『「ない仕事」の作り方』ってどんな本?

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多くの人は「ない仕事」を作るなんて、無理ゲーと思います。
しかし、みうらじゅんさんは、次のように捉えます—— 「ない仕事=もっとも自由で、もっとも豊かな仕事」

「ない仕事」とは競争相手がいない場所。
まだ誰も踏み込んでいない“ブルーオーシャン”であり、可能性が無限に広がるフィールドです。

本書『「ない仕事」の作り方』は、既存の職業に縛られず、自分だけの働き方を生み出してきた著者が、
「仕事は、自分でつくれる」
「人生は、自分でプロデュースできる」
ことを、実体験をもとに語る一冊です。

単なる成功談でも、ノウハウ本でもありません。
ビジネス論であり、創造論であり、人生哲学でもある——
自分の人生をどう設計するか”、多くの気づきを与えてくれる1冊です。

「ない仕事」は、こうして生まれる

名付けることで文化をつくる—— 一言で伝える言語センス

みうらじゅんさんが他と決定的に違うのは、圧倒的な「ネーミングセンス」です✨
ダジャレや短いフレーズを使い、本質を一瞬で伝える言葉を生み出します。

マイブーム、ゆるキャラ、いやげもの…
どれも、もともと存在していた言葉ではありません。

みうらさんが「面白い」と感じた個人的な関心に名前を与えたことで、それは「概念」になり、やがて社会に広まり、文化になっていきました。

つまり👉 仕事づくりの第一歩は、「言葉を生み出すこと」

たとえば、変なお土産を見て….
「これ、売れなくない?(笑)」
「嫌なお土産だな……いやげもの?」
「……あれ? “いやげもの”って面白くない?」
と、違和感を言葉にしてみる。
すると、不思議と徐々に愛着が湧き、気になりだし、本気で好きになり、人に伝えたくなる。

こうして「存在しなかった概念」が「言葉」として発信されることで、人々に受け入れられ、育っていくのです。

趣味から仕事へ――「遊び」を育てるプロセス

みうらさんの「ない仕事」は、次のようなシンプルな流れで誕生します。

  1. 人が興味が持たないものに、興味を寄せる
  2. 勝手に遊ぶ・楽しむ
  3. 面白さを発信する
  4. 評価・共感されて 👉 仕事になる

ここで大事なのは、「金儲けありき」でないことです。

単なる金儲けを目的にしてしまうと、創造性はすぐに枯れてしまいます。
そもそも、好きでもないニッチなことを、追求・発信しつづけることは難しい。
好きでもないことを発信しても、共感を生むことも難しいでしょう。

👉「楽しいから続ける」ことこそが大事なのです。

「退屈・くだらなさ」に光を当てる力

仏像の細部、無意味なハガキ、変なお土産、誰も注目しない文化——。

みうらさんは、多くの人が見過ごすものに、強い関心を向けます。
その着眼点は、とにかく独特。幼少期から培われてきた観察力と好奇心の賜物です。

そして、ここで大事なのが、「退屈・無価値・くだらなさの再評価法

  • 価値がなさそうなものに注目する
  • つまらなさに面白さを見出す
  • 新しい意味を与える 👉 価値を作る

これの姿勢は、、「競争しない戦略」としても極めて重要です。

多くの人が「すごい」と感じるものは、安全ですが、競争も激しい世界です。

一方、みうらさんは、
「くだらない」「よくわからない」と感じるものに対して、
「でも、これって面白くない?」「別の見方をすれば、新しくない?」と問い直します。

視点をずらすことで、誰も見ていなかった価値を発見する。
その試行錯誤を地道に積み重ねてきたからこそ、独創性とユーモアが磨かれ、やがてその中の一つが時代を動かすほどのブームへと成長したのです。

本書から得られる学び

みうらじゅん氏の姿勢は、「好きなものだけを追いかける」ことにとどまりません。
本書には、好きなことを「ビジネスに押し上げる」ヒントが詰まっています。
3点だけに絞って紹介します。

「好き」は最強の資産になる

「こんなの役に立たない」「仕事にならない」——多くの人は、自分の興味を軽視します。
しかし、👉 役に立たないものほど、未開拓市場

周りに合わせた“無難な趣味”“自分を盛るための趣味”ではなく、「心から好き」なものこそが、最大の資源になります。

「1人電通」——すべてを自分でやる覚悟

「ない仕事」を「ある仕事」に変えるには、最初はすべて一人でやる必要があります。

企画 → ネーミング → 発信 → 拡散 → ブーム化へ導く。
みうらさんは、これを全部、自分でやる。まさに「1人電通」です。
大変ですが、👉 自分の人生を、自分でプロデュースする力 にもつながります。

みうらさんは、ただ楽しんでいるだけではありません。
そこには、圧倒的な努力と執念、そして継続があるのです。

AI時代に残る「無駄力」

AIが進化する時代、人間に残される価値は何か——
非効率・ユーモア・遊び心・くだらなさ —— 無駄を愛せる人が、生き残る

効率化では残れない、そんな未来感を示唆されているように感じました。

最後に | 「ない仕事」を作るは、生き方そのもの

みうらじゅんさんの『「ない仕事」の作り方』は、ビジネス書というより、エッセイに近い本です。
しかし、その中に、

  • ビジネス・マーケティング論
  • 創作論
  • 個人ブランディング論
  • 人生哲学

すべてが詰まっています。

サクサク読めて面白い。それでいて、深く考えさせられる。

新しいビジネスを生み出したいビジネスマンはもちろん、「自分の道を見つけたい」方にも読んでほしい一冊です。
きっと、“人生をもっと自由に楽しむヒント”が見つかります。

いつでも解約可能

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