【書評/要約】超効率耳勉強法(上田渉) スマホ1台でどこでも読書。耳読で集中力＆記憶力・聴く力もアップ

『超効率耳勉強法』ってどんな本？

Kindle Unlimited対象本

時間がない、本を読むと眠くなる、読書が苦手…
読書が重要だと分かっていても、できない・しない人が大半です。では、どうやって、読書時間を確保し、かつ、読書に対する心理的負担を下げるのか？

それを解決してくれる勉強法・読書法が、上田渉さんの著書「超効率耳勉強法」です。

上田渉さんは日本最大のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」の仕掛人。会員数300万人を突破するサービスの運営者が、耳を使った最高の耳勉強メソッドを徹底解説。現在の脳科学研究で明らかになっている耳を使った効果的な勉強法・読書法などを紹介しています。

「超効率耳勉強法」を自分の学習スタイル・読書スタイルに取り入れれば、今までムダにしてきた時間を価値ある時間にできます。

スキルアップに大いに役立つ勉強＆読書法です。

なぜ、超効率耳勉強法なのか

変化のスピードが速い現代で生きるには勉強が必要ですが。しかし、勉強する時間を確保するのは難しいものです。だからこそ、積極的に利用したいのが、スマホを1台で行う「耳勉強法」です。

耳勉強法は時代に合った勉強

耳勉強法とは、本の朗読や講義、講演、対談を耳で聞くことで、「聴覚」を存分に活用して学ぶ勉強法です。

スマホは常に私たちの傍らにある機器です。スキマ時間を活用すれば、今までムダにしていた時間を価値ある時間に変えられます。

堀江貴文さんは著書「スマホ人生戦略」で、「スマホを稼ぐ武器にするか、時間とお金を奪う搾取端末とするかは、は使い方次第だ」と述べています。スマホを稼ぐ武器にするために「耳勉強法」は取り入れるべきです。

「人は見た目が9割」勉強するときも視覚が9割？

思考はすべて「言葉」によって行われており、言葉で思考しないと人間は考えられません。勉強する際もテキストに書かれた「言葉」を目で見て勉強することを基本とし、「視覚情報」からの「言葉」を重視しています。

しかしです。テキストで勉強をするときのことを思い出してみてください。特に理解が難しい内であるほど、頭の中で文字を声でなぞっていないでしょうか？つまり、言葉で思考するときには「視覚」だけではなく「聴覚」も働いています。

思考や文章理解には、聴覚も必要

文字情報による学習のプロセスは以下のような流れで処理されます。

• 文字を目で見る
• 脳内の視覚野で文字情報が認識される
• 聴覚野で文字情報が音声として変換される（音韻表象される）
• 言語野で音声が言語情報として処理される

ここで特徴的なのは、 文字情報は一度音声情報に変換されてから、言語情報として処理される点です。

文字情報の認識は、音声情報なしに認識されません。言葉は音声によって身につき、理解され、話されるのです。

聴いて理解するほうが脳に負担が小さい

人類が誕生した約500万年前から長きにわたって、私たちは〝口伝〟をベースにものごとを学んできました。文字が生まれ、文章化されたのは随分後のことです。

リーディング（文字を読んで言語として理解する）は、生まれながらに備わっている能力ではなかったということです。一方、リスニング（音声を聞いて言語として理解する） という行為は、生まれながらに備わったスキルです。そのため、文字情報の理解に必要な❶～❸のプロセスが必要ありません。

つまり、耳勉強法は、文字情報による勉強よりも脳にかける負担が小さく、疲れにくい。 本を読む気はしなくても、ラジオなど音声なら聴いていられるのはそのせいです。負担の耳勉強法を利用しない手はありません。

「聴く力」強化で学習能力は上がる

「聴く力」の強化は、学習能力アップにつながることが実証されています。毎日2時間のラジオを聞いた人のその前後のMRI画像の比較した実験から、「イメージを記憶する力」「聴く力」が強化されたという結果が出ています。

「勉強内容を記憶に残すには五感をフル活用した方がよい」ことは皆さんもご存じだと思います、「聴く力」も活用しましょう。

耳勉強法・耳読書を訓練すれば、「聴く力」も徐々に上がります。私個人は、倍速再生などを意識的に行うことで、「聴く力」が上がったと感じています。ミーティングなどで、同じ内容を聞いても自分は理解度が低いとお悩みの方は、聴く力UPでビジネススキルも上がるかもしれません。

耳を活用とした効果的な勉強法

私たちは、日常生活において、常に「目」を使って状況を確認しています。そのため、「視覚」にはほとんどすき間時間はありません。

しかし、「聴覚」が空いている時間はたくさんあります。この時間を利用して「スキマ時間での耳勉強法」を活用しない手はありません。ここからは、具体的な勉強方法について紹介していきます。

音声を使った勉強：4大音声メディア

音声を使った勉強には大きく4つあります。

• ラジオ
• Podcast
• 音声配信
• オーディオブック

この中で最も、より、おすすめなのが、体系的に情報がまとまった本情報＝❹のオーディオブックです。

読書は苦手という人も、ながらで聴くオーディオブックなら、「本を読む行為」から感じるストレスを軽減できます。

忙しい経営者は普通の会社員以上に忙しいですが、経営者の方が本を読んでいます。彼らの中には、オーディオブックで読書時間を確保している方が多くいます。また、トップアスリートも頭のいい方が多いですよね。身体を動かしながらでも聞けるので、アスリートにも利用者は多いです。

おすすめの耳読タイム

オーディオブックの利用者が耳読をしている時間として多いのが、1位：移動中、2位：家事中 です。その他、散歩、運動中、ジョギング中、リラックスタイム。様々なシーンでより多くの人が利用しています。

運動中の読書はおすすめ

ながら読書で、おすすめしたいのが、「運動中」の利用です。

私も、「ランニングしながら読書」を日課にしていますが、運動・読書が同時にできるので時間効率が極めていい。さらに、読書に集中すると「本への意識」が高くなり、「走ることへの意識」が薄れ意識が薄れ、運動の苦しさが軽減します。

さらに実践したいのは「倍速読書」。再生速度スピードを上げると さらなる集中力を要するため、走る辛さがさらに軽減されます。自然に足も速く動き、カロリー消費の効率も上がります。

体を鍛えたい人、健康を維持したい人、ダイエットしたい人、ストレスを発散したい人は、是非、この効果をオーディオブック読書で実感してほしいです！

シニアは、小さな字に苦労しなくて済む

シニアは自由な時間はをたくさん持っています。しかし、文部科学省の調査結果から、シニアは読書が他の世代以上に少ないことが統計で分かっています。

年代が上がると読書量が減る
小学生が7.5冊、中学生が2.5冊、高校生が1.5冊
20代2.3冊、30代1.6冊、40代1.4冊、50代1.4冊、60代1.3冊、70代以上1.0冊

理由は、老眼で小さな字が読めなくなり、本を読むのが苦痛になるからです。しかし、オーディオブックなら、小さくて字が読めない問題が解消できます。

オーディオブック聴きながら、散歩をすれば、健康にも役立ちます。体と脳のトレーニングが同時にできて、健康寿命対策に最適です。

audiobook.jpで読める聴き放題対象本

audiobook.jpでオーディオブックを試してみるなら、「聴き放題対象本」がおすすめ。

何冊読んでも読み放題です。上田さんの「超効率耳勉強法」も、audiobookでの聴き放題対象です。

audioboo.jpで読み放題対象のおすすめ本は、以下の記事で紹介しています。ビジネス書・自己啓発書・小説をジャンル分けして紹介しています。

audiobook.jp キャンペーン・はじめ方・使い方

audiobook.jpのキャンペーンの利用方法、はじめ方、使い方、解約方法などの詳細は以下の記事でご確認下さい。

最後に

今回は、上田渉さんの『超効率耳勉強法』からの学びを紹介しました。

本書には、耳での読書の利点、耳での加速する読書法がいろいろ解説されています。今まで無駄になっていた時間を、耳読で是非有効な時間に変えてみてください。