- 人気ラノベ『薬屋のひとりごと』
- ラノベ:最新刊は15巻。ザクっとあらすじ紹介
- コミック:最新情報
- TVアニメ:第2期 1月10日~放送開始
- 『薬屋のひとりごと』セール開催中
- ラノベ(ヒーロー文庫):全巻21%還元
- 薬屋のひとりごと(月刊ビッグガンガン 版コミック):4~7巻を除いて23%還元
- 薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(サンデーGX 版コミック)7~19巻が51%還元
大人気作品「薬屋のひとりごと」
日向 夏さんの小説『薬屋のひとりごと』。2024年秋時点ではシリーズ累計発行部数3800万部を突破した大人気作品。原作発刊から10年になります。
後宮を舞台に、薬師の猫猫(マオマオ)が次々と事件や謎を解明していくミステリー。謎解きミステリーとしてだけでなく、猫猫と宦官・壬氏(ジンシ)のラブロマンス、登場人物たちの人間ドラマも大きな魅力。伏線の仕込み方、その回収の仕方も絶妙で、魅力満載の作品で、読み始めると、ページをめくる手が止まらなくなります。
最初は小説投稿サイト「小説家になろう」から始まった小説ですが、人現在は以下の通り、多メディア化されています。
小説 | ヒーロー文庫から発売 |
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マンガ | 2社発売という珍しいスタイル スクウェア・エニックス「薬屋のひとりごと」 ※「月刊ビッグガンガン」連載 小学館「薬屋のひとりごと ~猫猫の後宮謎解き手帳~」※「サンデーGX」で連載。 |
アニメ | 第一幕:2023年10月~ 第二幕:2025年1月~ |
TVアニメ第2期放送となる「子一族編(小説:3・4巻)」は1・2巻に増してミステリー色が強くて、人間関係が複雑。後宮内で母子にとって毒となる商品が出回ったり、壬氏が再び命を狙われたり、猫猫が拉致されたりと事件に事欠きません。そして、これらは、TVアニメ弟1期から続く「ある陰謀」につながっています。
※ちなみにその陰謀のキーとなる人物は、TVアニメ第2期1話目から登場しています。
小説1・2巻でミステリアスな存在として描かれた、壬氏殺害の容疑者にしてクールビューティーな女官・翠苓(スイレイ)や、阿多妃と入れ替わるような形で入内上級妃・楼蘭妃(ローラン・ヒ)がストーリーの鍵となる人物です。
ニューキャラクターとしてはおしゃべりで明るい新入りの下女・子翠(シスイ)が登場。小蘭(シャオラン)・李白(リハク)、羅漢(ラカン)も引き続き登場します。
気になる、猫猫と壬氏の恋の行方はー。猫猫が壬氏の前で「下着姿」となり、壬氏にも服を脱ぐように迫るなど、2人の恋の行方もハラハラ!また、壬氏の真の身分も明らかに!
記事後半で、もっと詳細に解説しています。
【小説】薬屋のひとりごと TVアニメ第2期開始でセール
2025年1月10日からのTVアニメ放送開始と合わせて、『薬屋のひとりごと』のセールが開催中です。
Kindle本は全巻21%還元。1~4巻は、Kindle Unlimited読み放題対象です。
セール終了日が?なので、欲しい方はお早めに。
【コミック】薬屋のひとりごと:セール
Kindleマンガストアでは、スクウェア・エニックスが「メディア化タイトル特集」を開催。
小学館から発刊のコミックもセールを開催しています。
セール終了日が?なので、欲しい方はお早めに。
作品 | スクウェア・エニックス ビッグガンガンコミックス | 小学館 サンデーGXコミックス |
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タイトル | 薬屋のひとりごと 最新14巻 | 薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 最新19巻 |
作画 | ねこクラゲ | 倉田三ノ路 |
特徴 | ラブコメ要素を強めに描く | ミステリー要素を強めに描く |
セール | 4~7巻を除き、23%還元 | 7~19巻、51%還元 |
【コミック最新刊】『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』19巻
『薬屋のひとりごと』最新刊は、倉田三ノ路作画、サンデーGXコミックス版のマンガ『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~19巻』です(2024年12月19日発売)
壬氏が皇帝直属軍を率い、子一族の砦へと攻め入る。果たして猫猫を救い出すことが出来るのかー「子一族編」がクライマックス。陰謀の全貌が明らかになります。
同巻は、6種のカラーイラストを使用したオリジナルポストカードセットが付属した『ポストカードセット付特装版』も発売されています。
月刊サンデーGX2025年1月~4月号:連続で特別特典
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』を連載する月刊サンデーGXでは、2025年1~4月号までの4号連続で、特別特典!倉田さん描き下ろしイラストを使用した、ここでしか手に入らないアクリルスタンドが同梱されます。1月は猫猫のスタンドです。
薬屋のひとりごと:大きな流れ・テーマ
『薬屋のひとりごと』の小説の最新刊は15巻。各巻、舞台となる場所で大まかな流れをつかむことができます。
舞台 | 小説 | 内容 |
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後宮編 | 1巻 | 猫猫、後宮で毒味役に抜擢 |
外廷編 | 2巻 | 壬氏付き部屋付き下女に 猫猫の出生の秘密が明らかに |
再び後宮編 (子一族編) | 3~4巻 | 壬氏、再び命を狙われる 猫猫は拉致 背景には子一族の陰謀 そして、壬氏の出生の秘密・正体(身分)が明らかに |
西都編 (壬氏の嫁探し編) | 5~6巻 | 玉葉后の実家がある西都へ 壬氏の花嫁探し始まる |
医局編 (医官見習い編) | 7〜9巻 | 猫猫、医官見習いに 同僚・桃と燕燕が登場 壬氏が猫猫に正式プロポーズを! |
再び西都編 | 10〜12巻 | 玉葉后の実家のお家騒動とバッタ被害 |
久々の宮廷編 | 13~14巻 | 馬閃らの恋の行方と急展開する猫猫と壬氏 |
宮廷医局編 | 15巻 | 禁忌とされる開腹手術を受けるのはまさかの現帝!? 手術と皇位継承問題に揺れる猫猫と壬氏 |
※コミック化は小説4巻まで
以下では、舞台ごとに「薬屋のひとりごと」のあらすじを紹介します。ネタバレを多分に含んでいるので、知りたくない方はご注意を。
【後宮編】猫猫、後宮で毒味役に抜擢(小説 1巻)
薬屋のひとりごと – 原作小説 1巻:あらすじ
花街の薬師・猫猫(マオマオ)。人さらいにさらわれ、売り飛ばされてたどり着いたのはたどり着いた先は後宮ー。
そこは、帝の帝の御子をなすための女の園。猫猫は、目立たず、余計なことに関わらず、年季が明けまで働くことを決めますが、そんな時、帝の御子たちが、みな短命であり、現在の二人の御子も徐々に病が悪化していることを知ります。
“呪い”だなんて馬鹿げている。好奇心旺盛の血が騒ぎ、薬師としての毒の知識をもとに、その原因を解明。目立たぬよう、こっそり二人の后に原因を伝えたのですがー。そこで、後宮の麗しの高級宦官・壬氏(ジンシ)にその能力を見出され、帝の寵愛を受ける玉葉妃(ギョクヨウ・ヒ)の毒味役へと抜擢されることに。
毒と薬への高い知識と深い洞察力を兼ね備えた猫猫。陰謀渦巻く後宮に渦巻く毒を排除すべく、壬氏は猫猫にその原因究明を依頼。猫猫も好奇心と正義感で、後宮で起こる、幽霊騒動、現帝の上級妃の一人・里樹妃(リーシュ・ヒ)毒殺未遂、女官の謎の死などを解明していきます。
一方、壬氏は自分の色気が通用しないどころか、おぞましい目で見る猫猫に強い関心を抱くように。最初は、都合のいい役立つコマだった存在が、だんだん大きくなり….
そんな矢先。里樹妃毒殺未遂事件のあおりで、猫猫は後宮を解雇。花街に戻ることになります。
薬屋のひとりごと – 小説 1~2巻:人物相関図
【外廷編】壬氏付き部屋付き下女に。猫猫の出生の秘密が明らかに(小説 2巻)
薬屋のひとりごと – 小説 2巻:あらすじ
【外廷編】では、猫猫の出生の秘密が明らかになります。
花街で、ときには高級妓楼・緑青館で妓女として働く猫猫がどうしても心配な壬氏。猫猫は外廷にある壬氏の家で屋付き下女として働くようになります。立派な邸宅・高い身分。壬氏の身分は、いまだ謎です。
外廷でも、猫猫は、倉庫のぼや騒ぎ、食中毒事件、彫金細工師の遺言騒動など、次々と難題を解決。しかし、ある時、関連ないと思っていたこれらの事件が、貴人の命を狙った「仕組まれた事件」であることに気づきます。猫猫は、無謀にも下女が入ることが許されない祭祀に単身乗り込み!ケガを負いつつも、間一髪で貴人の命を救います。
その貴人とは壬氏でした。そして、壬氏を守ることに力を貸していたのが、軍部の変人軍師・羅漢(ラカン)──猫猫の実父でした。
猫猫を育ててくれたのは薬師・羅門(ルォメン)、緑青館のやりて婆(やりてばばあ)と妓女の3姫。病気の実母と自分を捨てた羅漢を嫌っていました。そして、無謀にも軍師相手に「賭け」を挑むのです。
羅漢は賭けに負け、緑青館の奥で闘病を続ける妓女を見受けします。それは、長年羅漢が思い続けた一人の女性ー猫猫の実母でした。
【再び後宮編】壬氏の正体が明らかに(小説 3〜4巻)
2025年1月から放送開始となるのが、3~4巻の内容です。
薬屋のひとりごと – 小説 3~4巻:あらすじ
玉葉妃の懐妊を機に、再び後宮で毒味役のなった猫猫。
玉葉妃の懐妊は秘密厳守。しかし、後宮内の女たちは妃たちの妊娠の兆候をつかもうと躍起。さらに、外部からは堕胎の危険がある香辛料などが持ち込まれるなど、怪しげな動きが… 壬氏も隣国の特使の依頼に頭を悩ませます。依頼は、祖父の時代にいたとされる美人妓女「月の精」の舞を再度見たいという要求。実は、その美女があの「やりて婆」だと気づいた猫猫と壬氏は、婆から当時の話を聞き、その舞を再現。特使の依頼を見事、叶えます。
そんなある日、猫猫は壬氏の命で避暑地に同行することに。そこで、壬氏は再び命を狙われます。そして、敵から逃れた先で、猫猫は壬氏が「宦官」ではない(去勢していない)ことを知ってしまいます。そして、別件で、壬氏が現帝の実弟であるという事実にも気づいてしまいます。
壬氏さまも 脱いでいただけますか
避暑地から戻った猫猫は、後宮で耳にした話などから、これまで後宮で起きてきた不可解な事件の関係性に気づきます。しかし、それを調べようとして拉致されることに。猫猫を拉致したのは、後宮内で働く下女・子翠(シスイ)と、壬氏暗殺を企て姿を消したクールビューティーな女官・翠苓(スイレイ)でした。
しかも、子翠は阿多妃(アードゥオ・ひ)の後釜として後宮入りした子の一族の姫・楼蘭妃(ローラン・ひ)であり、翠苓と阿多妃は「異母姉」。翠令は「先帝の孫」だったのです。
翠苓は女官として外廷に入り込み、現帝の実の弟である壬氏を暗殺しようとして失敗。「蘇りの薬」を利用し逃亡した後、再び宦官として後宮に舞い戻っていました。一方、楼蘭妃は上級妃となりながら、普段は下女・子翠に化けて宮廷内の情報収集をしていたのです。楼蘭妃が派手な化粧を好んでいたのも、素顔をわかりにくくするためだったのです。
では、だれが、こんな企てを計画したのか―。首謀者は楼蘭妃の母親・神美。神美はもともと先帝の妃です。しかし、先帝からの扱いを妬み、国を乗っ取ろうとしていたのです。
この神美の復讐のために楼蘭妃に課せられた役目は、❶現帝とのあいだに男児を授かること、そして ❷その他の皇位継承者を排除でした。故、後宮では赤子に害のある毒が出回り、また、現帝の実弟である壬氏が何度も命を狙われたのです。
猫猫の拉致にいてもたってもいられない壬氏。また、実父・羅漢も激怒。2人は子一族の潜伏先の砦に向かい、彼らを謀反者として制圧します。そして、子一族は一族もろとも処刑されることになりました。
- 楼蘭妃・翠令の父・子昌:軍に打たれて死亡
- 楼蘭妃:自ら塔の上から身を投げる。遺体は??
- 翠苓 :軍に捕まるも、先帝の孫であったことから、極刑を免れる
- その他:子供も含めて処刑対象となるが、一部の子どもは刑を免れる(以降の巻で登場)
そして、猫猫と壬氏は…
- 猫猫:無事救出
- 壬氏:救出の際、麗しのお顔に大きな「傷」を残す
小説3・4巻で驚きの事実が色々と出てきましたね。コミックで判明しているのは、ここまで。この先は、小説を読むしか、ストーリーを知る術はありません。
薬屋のひとりごと – 小説 3~4巻:人物相関図
【西都編】壬氏の花嫁探し始まる(小説 5〜6巻)
宮廷をさわがせていた子の一族の反乱が収まり始めたころ、無事に男児となる「東宮」が生まれ、帝の正室となった玉葉妃改め玉葉后。一方、壬氏は宦官ではなく本来の身分である「皇弟」として政治に携わり始めます。そして、飢饉の原因となりうるバッタの大量発生の予兆を発見し、対策に追われます。
一方、猫猫は、羅漢との関係性が周知のものとなり、宮廷での居場所を失います。結果、花街に戻り、再び薬屋として生活をはじめます。そして、毒菓子事件や紙の村の所有権問題など、新たな面倒ごとに首を突っ込んでは、事件の本質を見抜いていきます。
そんなある日、猫猫は壬氏の命令で一緒に西都に向かうことに。別の馬車には阿多に連れられた里樹妃の姿も。実は成都への旅の目的は「壬氏の花嫁選び」。 里樹妃も花嫁候補の一人。猫猫は壬氏が負った傷の手当担当かと思いきや、猫猫も「羅」の一族の「姫」として参加することになっていたのです。
その宴で、里樹妃が獅子に狙われます。さらに、帝以外の男性に恋文を送ったという濡れ衣で、里樹妃が塔に幽閉されます。さらに、これでは終わらず、塔で知り合った白娘々(パイニャンニャン)の策略にはまり、里樹妃は意識錯乱状態になります。そして、里樹妃は高い塔から飛び降りてしまう事態にー。
これら、「何者かの策略」から里樹妃を救ったのは、旅に同行していた馬閃(バセン)でした。そして、二人の間に身分を超えた、恋心💕が目覚めるのです。
さて、壬氏と猫猫の関係はー。
壬氏は猫猫に求婚します。そして、壬氏は猫猫にキスを迫るのですが…。花街仕込みのテクニックでリードされ、返り討ちに…。落ち込む壬氏。壬氏の心を知りながらも、立場を考えると首を縦に振ることができない猫猫。ツンデレな関係は続きます。
【医局編】猫猫、医官見習いに。壬氏が猫猫に正式プロポーズ(小説7~9巻)
小説7~9巻は「医局編」。猫猫は、主上・壬氏・玉葉后の推薦で、半ば強制的に試験を受けて、宮廷の医官専属の官女(医官見習い)となります。そして、医官見習いの姚(やお)と燕燕(えんえん)と出会います。
猫猫らは、後宮の医官に戻っていた養父・羅門(るーめん)に医術を学びながら、隣国・砂欧(しゃおう)から入内という形で亡命してきた妃・愛凛妃(あいりーん・ひ)の対応を行います。そこに、表向きは外交目的で砂欧の巫女がやってきます。しかし、本当の目的は「ある病」の治療。男性は巫女の治療はできません。猫猫らが医官見習いとなったのも、この対応が必要だったからでした。
砂欧の巫女と愛凛妃の間には問題が―。事件が起こり、そのとばっちりで、毒見役をしていた姚は毒で死にかけます。猫猫は陰謀の真相を見抜き、問題を解決します。
毒見の仕事で死にかけた姚の容態も戻り、猫猫・姚・燕燕の3人は、再び医局で働く日々。そんな猫猫の元に、実父・羅漢から荷物が。それは、羅漢がまとめた碁の攻略本。宮廷内でも碁がブームとなり、壬氏も加わり、囲碁大会が開催されることになります。
迎えた囲碁大会当日。大会には多くの人。なんでも、羅半によると、「羅漢に碁で勝ったら、一度だけ願いを聞いてもらえる」という噂があり、羅漢に挑戦すべく参加者が殺到しているというのです。
すると、そこに現れたのはー。猫猫との結婚の障害を取り除くべく勝負に挑んだ壬氏でした。
猫猫に強引に正式プロポーズした壬氏。しかし、壬氏は皇位継承権がある身分であることは結婚の障害となっていました。そのため、壬氏は暴挙に出ます。帝と玉葉后の政敵とはならないことと、2人へ絶対的服従を示すため、猫猫もいる前で、自ら腹に玉葉后の焼印を押す、つまり、「奴隷の証」をつけるというとんでもない行動に走ったのです。
焼き印の跡を誰にも知られず、秘密裏に治療しなければならなくなった猫猫は、壬氏の治療係となります。
やけど跡を誰にも知られぬように治療せねばならなくなった猫猫。今のままでは、壬氏にの身に何か起きた場合も、猫猫しか治療に当たれません。そこで、猫猫は、外科医術の教えを羅門に乞います。しかし、羅門は、医術を習うには資格が必要と、猫猫に覚悟を問います。
姚と燕燕と共に案内されたのは、猫猫の実家・羅一族の屋敷。そこに収められた膨大な書物の中から、ある医学書を探して受け止めろと言い渡されます。その書とは「華侘の書」。禁忌とされてきた「腑分け」の書でした。3人は、お互いの知識を持ちより、羅門の課題に立ち向かいます。
そんな中、壬氏は長期で西都へ向かうことになります。壬氏のやけどの治療のため、猫猫もついていかざるを得ず、宮中を離れることになるのです。1回目の西都行きは陸路でしたが、2回目は船旅。9巻では、10巻から始まる西都滞在への伏線がところどころにちりばめられています。
【宮廷医局編】禁忌の開腹手術を受けるのは現帝!?(小説 15巻)最新刊
薬屋のひとりごと 最新刊 15巻は宮廷医局編。
猫猫たちは禁書でありながら優れた医学書でもある『華佗の書』を手に入れます。しかし、痛みがひどく復元が必要です。
そんな中、医局では、ある投薬実験が秘密裏に行われていました。医官たちは抜き打ち試験で選抜チームへの試験を受けさせられます。猫猫は試験に合格。養父である羅門の下で投薬実験を行うことになるも、なんのための実験であるのかは伏せられたままです。
しかも、その実験は大掛かり。市井の病人たちを使うというもので、薬が効かぬ者は、場所を移されて外科手術が行われるといいます。
医官たちを集めて大掛かりな投薬実験が繰り返されるが、一体何のために? そして誰のために?
猫猫の疑問は、口に出すことは許されません。しかし、感のいい猫猫は、選抜チームの顔ぶれの中に、技術だけは誰にも引けを取らない同僚・天祐がいたことで、やんごとなき身分のかたが病気であり、そのための投薬・手術が検討されていると推測します。病を患うやんごとなき方とはーー 宮廷の一番の貴人「現帝」でした。
帝に万が一が起こった場合、医療チーム全員の処刑は免れません。それどころか国を揺るがす皇位継承権問題が勃発に発展する可能性もあります。
壬氏とともに帝から呼び出しを受けた猫猫。そこには、離宮に囲われている元四夫人の1人・阿多も。壬氏は、万一の事態が起きた際、即位の意思はないかと帝に問われます。果たして、壬氏の決断は!
壬氏が実子であることを帝がついに告白するのでは!? とひやひやする猫猫。一方壬氏は、万が一の事態の際に即位をする気はないかと帝に問われ……壬氏の決断はいかに!?
緊迫の事態が起こる小説15巻。壬氏と猫猫の関係にも注目です。
2つのコミック版:違いは?
作品 | スクウェア・エニックス ビッグガンガンコミックス | 小学館 サンデーGXコミックス |
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タイトル | 薬屋のひとりごと | 薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ |
連載開始 | 2017年5月~ | 2017年8月~ |
最新刊 | 14巻まで (原作小説の4巻前半) | 18巻まで (原作小説4巻の後半) |
作画 | ねこクラゲ | 倉田三ノ路 |
絵の特徴 | キュート | クール |
特徴 | ラブコメ要素を強めに描く | ミステリー要素を強めに描く |
セール | 全巻ポイント還元、最大27%還元 | 全巻ポイント還元、最大27%還元 |
読み放題 | 薬1巻がKindle Unlimited対象 | – |
コミックは2社から発売されています。2社からのコミック発売は異例です。上記は、それぞれのコミックの特徴を表にまとめたものです。
2つのコミック:打ち出し方に特徴
両コミックも、基本的に原作小説に忠実ですが、それぞれ、打ち出し方に特徴があります。
ビックガンガンコミックス『薬屋のひとりごと』は、ラブコメ要素を強めに押し出し、キャラクターデザインもキュートです。丁寧にストーリーが描かれる一方、ストーリーに影響のない範囲で、一部割愛されている箇所があります。
一方、サンデーGXコミックス『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』はミステリー要素を強めに押し出し、キャラクターデザインもクール目。小説の雰囲気、描写を含め、雰囲気も含めて原作小説に忠実です。また、事件なども丁寧に描かれています。
どちらのコミックを読む?
『薬屋のひとりごと』、どちらのコミックで読むか?「キュート&ラブコメ」VS「クール&ミステリー」、どちらが好みかで選ぶといいと思います。
ただ、どちらが人気かと言えば、ビックガンガンコミックス『薬屋のひとりごと』。Amazonの弟1巻の評価コメント数は3倍強の差があります(2024年10月1日現在)。「次にくるマンガ大賞 2019」でも、『薬屋のひとりごと』がコミックス部門第1位に選ばれました。
購入価格で比較した場合も、『薬屋のひとりごと』の方が、冊数が少ない分、安くなります。
差があれど、どちらも極めて多い評価数。両方、読んでいる方も多そうです。
最後に
今回は、私の大好きな『薬屋のひとりごと』のあらすじをざくっと紹介しました。個人的には、最新がわかるラノベで読むことをおすすめします。本記事は、今後も加筆していきます。キャンペーンなども紹介していくので、たまにアクセスしてみて下さい。