- 億り人はもはや“特別な人”ではない
100人いれば3人程度は億り人。見た目は普通。淡々と資産を積み上げた結果、気づけば純金融資産1億円を達成している。 - 億り人は誰でも目指せる
億り人は、派手なノウハウではなく 王道の徹底。毎月の積立・長期投資・余計な売買を避けるなど。1億円達成を加速するんが、「暴落時に買い向かう判断力」と「浪費を避ける習慣」。 - なぜ誰もができるシンプルな方法なのに、なぜ実現できないのか?
心の弱さこそ最大の敵。続けられる人だけが静かに1億円へ到達する。
★★★★☆ Audible聴き放題対象本
『となりの億り人』ってどんな本?
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「億り人」と聞くと、多くの人が“特別な才能を持つ一握りの成功者”を思い浮かべます。
しかし大江英樹さんの『となりの億り人』が描くのは、もっと身近な存在です。
見た目は普通、派手な生活をしているわけでもない。
それでいて、淡々と資産を積み上げた結果、気づけば純金融資産1億円を超えている──
まさに「あなたのとなりにいそうな億り人」。
本書は、彼らがどんな思考・行動を積み重ねて“1億円”の壁を突破したのかを、データと実例から読み解く一冊です。
登場するのは、誰にでも再現可能な資産形成の王道のみ。
しかし、その「当たり前の継続」を続けられる人は少ない——ここに本書の価値があります。
「億り人」とはどんな人たちか —実は驚くほど身近にいる

野村総合研究所(NRI)が、定期的に行っている「日本の富裕層・超富裕層調査」(2025/2/13発表)。
大江さんの主張は、最新の調査データによってさらに説得力を増します。
NRIの調査結果によると、2023年時点で富裕層は過去最多に増加。
- 富裕層(1億〜5億円):153.5万世帯
- 超富裕層(5億円以上):11.8万世帯
- 合計165.3万世帯/全体の2.83%
つまり、100人いれば2〜3人は“億り人”。
あなたの会社、親戚、旧友の中にも必ずいるレベルです。
さらに、2021 → 2023 の2年間で、保有資産総額も大きく増加。
- 富裕層:259兆円 → 334兆円(+29.0%)
- 超富裕層:105兆円 → 135兆円(+28.6%)
- 合計:364兆円 → 469兆円(+28.8%)
株高・円安・相続増などが背景にあり、「いつの間にか億り人」 が急増しているのが現状です。
📌2025年の世界的株高で、さらに富裕層が増えていることは確実
“本書の主役”と完全に重なる新しい富裕層
1️⃣ いつの間にか富裕層
NRIが2025年から定義した層に「いつの間にか富裕層」があります。
NRI試算では、富裕層の 1〜2割がこの層だと だと推測。特徴は本書に登場する“隠れた億り人”と完全に一致します。
- 普通の会社員
- 40〜50代
- 持株会・DC・NISAなど“地味な積み上げ”が中心
- 生活スタイルはマス層と同じ(倹約型の生活)
- 過度な金融リテラシーはない
2️⃣ スーパーパワーファミリー
この層も、特徴は本書の「認知されていないお金持ち」像にほぼ近い層です。
- 都市部の大企業共働き
- 世帯年収3,000万円超
- 40代から資産が加速的に増える
- 50歳前後で富裕層入りしやすい
どちらも、本書が描く“認知されていない資産家”の実例そのものです。
億り人は誰でも目指せるのか ——再現性の正体
億り人の道には3パターンあります。
- 生まれつき(相続含む)
- 事業で成功
- サラリーマン×投資の資産形成 👈正しく行動すれば誰でも狙える領域
しかし誤解してはいけません。
「投資だけ頑張ってもダメ」「労働だけでも1億円は難しい」
大事なのは、「働いて収入を得る × 投資で増やす」の両輪を回して初めて、1億円が現実になります。
億り人に共通する“思考と行動習慣”
大江さんが徹底して強調するのは、派手なノウハウではなく 王道の徹底。
- 毎月コツコツ積み立てる
- 長期で市場に居続ける
- リスク性資産(株・投信)を適切に持つ
- 不要な売買をしない
市場に居続けた人だけが、コロナ後〜2025年の株高・円安の恩恵 を確実に受け取れています。
「貯める力」がすべての起点
まず重要なのが “貯める仕組み”を先に作る こと。
収入が少ないから貯まらないのではない。先に“貯める仕組み”をつくっていないから貯まらない。
本多静六の「四分の一貯金法」は、今でも有効。
- 月給の25%を“先取り貯蓄”
- ボーナスは全額貯蓄(or投資)
- 好機が来るまで投資資金を温存
- 暴落時に大胆に買う
この「草食×肉食」の組み合わせが、1億円へのを加速させる方法
積立だけでは時間がかかりますが、“暴落”を拾える人は資産速度が大きく上がります。
暴落で買い向かうためには、情弱ではいけません。
他人の意見に流されず、普段から「自分で考える癖があるか」が問われます。
幸せなお金の使い方を知っている
富裕層の幸福研究では、「稼ぐ力」より「使い方」が幸福度を決めることが明らかになっています。
- 地位財(見栄・他者比較)→満足度は続かない
- 非地位財(自由・体験・人間関係)→幸福度が持続
億り人が「物より体験」「見栄より自由」を選ぶのは、幸福投資の合理性を理解しているからです。
また、“不安解消のための消費(特に保険)”には慎重になることが大事。
生命保険・医療保険より「自己運用で備える」方が合理的なケースも多いです👇
なぜ誰もができるシンプルな方法なのに、多くの人は続かないのか
上記で示した再現性ある方法は、極めてシンプル。しかし、それでも、多くの人は1億円を貯められない。
それは、資産形成は、心理戦だからです。
人が資産形成で失敗する理由は明確
- 長期投資が退屈で続けられない
- 値動きに心が揺さぶられる(ギャンブル的売買)
- 暴落時に耐えられず売ってしまう
- 「もっと良い方法があるはず」と無駄な投資法探しに迷走
- 他人と比べて必要のない消費をしてしまう
と、技術ではなく 心の弱さ。
シンプルな方法だからこそ、継続できる人が少ない。 続けられる人だけが1億円に到達できます。
最後に:“となりの億り人”はもう特別ではない
今回は、大江英樹さんの『となりの億り人』の要点を紹介しました。
本書のタイトルどおり、“かつて限られた人だけの称号だった億り人は、いまは普通の生活者の中”にいます。
必要なのは奇抜な手法ではなく、習慣・判断・継続 という地味な行動の積み重ね。
“気づけば増えている”ための生活と投資を自分でデザインできるか―です。
コロナ以降の株高・円安の波に乗れなかった人こそ、本書を読み、資産形成の行動を今日から変えてほしいです。
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