- 幸せは「1日2時間」で十分
1日のすべてを充実させる必要はない。たった2時間、自分が心から満たされる時間を意図的につくることで、人生全体が幸福感に包まれる。 - 「やめる勇気」が時間と幸福を生む
「ムダな頑張り」を手放せ。本当に価値ある活動だけに集中することが鍵。惰性や他人の目、不安に支配された行動をやめよう。 - 幸せは「感情」と「味わう意識」で育つ
幸福の質は、何をするかだけでなく、その瞬間をどう味わうかで決まる。
★★★★☆
Kindle Unlimited読み放題対象本
『いつも幸せな人は、時間の使い方の天才』ってどんな本?

「時間がない」「もっと充実した毎日を送りたい」「心穏やかに暮らしたい」――。
現代を生きる私たちは、常にこうした問いを胸に抱えています。目の前の忙しさに追われ、ふと立ち止まった時、「この時間は本当に幸せにつながっているのか」と疑問を感じたことはないでしょうか。
そんなあなたに、今井孝さんの著書『いつも幸せな人は、時間の使い方の天才』をおすすめしたい。
本書は単なる時間効率化のノウハウではなく、「幸せと時間の関係」という人生の根源的テーマに迫り、日常の時間の使い方を根本から見直すための指針を示してくれます。
幸せは「1日2時間」で十分
私たちはつい「24時間を効率的に過ごさねば」と考えがちですが、本書は逆の視点を提示します。
大切なのは、24時間すべてではなく「1日のたった2時間」を幸せな時間に変えること。
毎日が辛い人と幸せな人では、日々の大部分はほぼ同じですが、「最高のひととき」を意図的につくっているかどうかが決定的な差になります。
「やめる勇気」が、時間と幸福を生む
幸福感を阻む大きな要因は、「無駄に頑張ってしまう習慣」です。「がんばる」から幸せになるのではありません。
惰性で続けていること、人の目を気にしていること、不安からやめられないこと――
こうした“時間泥棒”を手放すことで、本当に価値ある時間が生まれます。
著者は「もし、あと数年しか生きられないとしたら、それを続けるか?」という問いを自分に投げかけるよう勧めます。
幸せを遠ざける5つの思考とその脱却
では、どうすればこの「最高のひととき」を創造し、充実した日々を送れるのでしょうか。
まず、多くの人が毎日が充実しないと感じるのは、自分が何をすれば充実して幸せになれるのかを知らないからだと著者は指摘します。そして、それよりも先に、「幸せを遠ざける考え方」をしているからです。
- 安心を求めすぎる → リスクを避けすぎると人生は平坦で退屈に。
- お金がないと何もできないと思う → 多くの幸せはお金不要。
- やりたいことを温存する → 失敗を恐れて行動しなければ何も始まらない。
- 量こそ充実と考える → 量より質、本当に満たされる行動を選ぶ。
- 他人の目を気にしすぎる → 他者基準に合わせれば、自分の幸せを見失う。
幸せをつくる5つのステップ
幸せを遠ざける思考から抜け出し、人生を思い通りにするための5つのステップが本書の軸です。
1️⃣やらなくてもいいことをやめる
人生から「ムダ」を排除することが、充実した日々への第一歩。
惰性・不安・他人目線・不可抗力(自分でコントロールできないこと)・積み上がらない行動を手放すのが最初です。
2️⃣ 自分を満たすものを知る
次に大切なのは、「何が自分を満たしてくれるのか」を知ること。
意外と人は自分のことを知りません。「好きなモノ、何?」と質問されて、あなたは答えられますか?
- 「好きなこと」を3段階(簡単/少し努力/非日常)に分けリスト化。
- 幸福の三大要素=達成感・ふれあい・リラックスを日常に組み込む。
「幸せ」と「一時的な快楽」の違いを見分ける方法は、「それをしている自分自身が好きか」を問うこと。
そして、「好きなこと」と「好きな自分」を両立させる行動に向かっていくこと。
これこそが、真の幸せへにつながります。
3️⃣毎日が幸せなスケジュールの立て方
食事の順序が大切なのと同じように、毎日を充実させるためには「やることの順序」が重要です。
- 一日の「テーマ」を決める:ただこなすのではなく、その日に意味を感じ、集中する
- 朝=大事な仕事、午後=人との交流、夜=リラックス なことを割り当てる
- ご褒美と達成タスクをセットでスケジューリング
4️⃣ 小さな時間を積み重ねるだけで、大きな人生になる
大きな目標は、日々の小さな時間の積み重ねから生まれます。
人生において「緊急ではないけれど重要なこと」を継続できれば、本当に充実した価値ある人生が手に入ります。
- 長期的な目標を立てるコツ:人生でたった一つしか大きなことを達成できないとしたら、何をするか?
- 大きな目標は「がんばらずに継続できるレベル」に細分化
- 最初は結果よりも行動量!小さな成功体験を重ねる!
5️⃣人生を味わう
最終的に、幸せな人生とは「小さな幸せ」をどれだけ丁寧に味わえるかで決まります。
日々の小さな良いことにも意識的に喜びを感じることで、達成感を何倍にも増やすことができます。
例)仕事をゲーム攻略化 → 小さな作業に細分化し、作業完了毎に喜びを味わう
結論:時間を「創る・味わう・投資する」生き方へ
今回は、今井孝さんの『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』を紹介しました。
時間を細かく管理するより、価値ある時間を自ら創り、深く味わい、未来へ投資する――。
この発想が、日常を幸福で満たす最大の鍵です。
幸せが自分の中に満ちると、きっと自然と周囲にも分け与えたくなり、ますます幸せになれます。
私自身、会社員という最大のストレス源を手放し、好きなことを明確にした結果、「毎日が幸せ」と思える生活を送れるようになりました。
ちなみに 私の“毎日2時間”はジム通い。ダンス・格闘技で汗をかいて楽しみ、ジョギング×読書で脳をワクワクさせ、お風呂→サウナ→水風呂で「今日も幸せ!」と心身整う。自宅からの往復含め、約2時間の大切な時間!本日もジムに行ってきます😝
解約はいつでもOK