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【書評/要約】残り97%の脳の使い方(苫米地英人) ―眠れる97%を覚醒し、見えていない現実をつかめ!未来・人生を操る、苫米地流自己実現メソッド

【書評/要約】残り97%の脳の使い方(苫米地英人) ―脳の眠れる97%を覚醒! 人生は思い通りにする、苫米地流 自己実現メソッド
残り97%の脳の使い方」要約・感想
  • 見えていない「現実」を掴む
    脳は無数の情報を処理するが、意識しているのは氷山の一角。焦点を変えるだけで、成功のチャンスや新しい現実が “突然見える” ようになる。
  • イメージが未来を作る
    繰り返し強烈に「自己実現した自分をイメージ」すれば、潜在意識はそれを「既に起こった事実」として処理。無意識の行動が変化し、未来が現実に近づく。
  • 97%を覚醒させる習慣
    論理や努力では3%の脳しか使えない。眠っている97%を使う鍵は「未来を思い描き、潜在意識に刷り込む習慣化」にある。

★★★★☆ Audible聴き放題対象本

目次

『残り97%の脳の使い方』ってどんな本?

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残り97%の脳の使い方』(苫米地英人 著)は、私たちが普段使っている脳の領域はほんの一部に過ぎず、残りの“眠っている”脳の可能性をどう引き出すかに焦点を当てた一冊です。「脳の使い方を変えることで人生そのものを変えられる」と説きます。

著者・苫米地英人さんは、認知科学者・計算言語学者であり、コーチングや洗脳解除の専門家として知られています。FBI交渉人のトレーニングに携わった経歴もあり、科学的知見と実践的ノウハウを併せ持つ人物です。

本書の核心は、「脳は現実をそのまま認識しているのではなく、フィルターを通して“主観的に構成している”」という点です。つまり私たちが見ている世界は脳がつくり出した“仮想現実”であり、そのフィルター(認知の枠組み)を変えることで、可能性や行動も変わるのです。

世の成功者と凡人とは、脳の使い方が異なり、見えている「現実」も異なります。

本書は、脳を単なる臓器ではなく“自己を創り出す情報処理装置”と捉え、思考習慣や目標設定を変えることで、眠れる97%を引き出す方法を教えてくれます。

「残り97%の脳」とは何か?

苫米地さんが言う「残り97%の脳」とは、脳の物理的領域ではなく、使われていない認知資源・思考の枠組み・創造性・行動力を指します。

多くの人は視野に入っていても関心がなければ情報を認識できません。同じニュースを見ても、ビジネスのヒントに気づく人もいれば、素通りする人もいるのはそのためです。また、過去の経験や社会常識によって、自分の脳の可能性を無意識に狭めています。

これを打破するには、「ゴールから逆算して生きる」「抽象度を上げる」「言語を変える」など、脳のプログラムそのものを書き換える必要があります。

実践的ポイント ― 脳の97%を引き出す方法

1️⃣ゴール設定の力

  • 脳は「現状維持」よりも「未来のゴール」に向かって動く特性を持つ。
    「心から望む大きなゴール」を設定することが、脳を活性化させる第一歩
  • ゴールは他人から与えられたものではなく、自分の内側から湧き出るものでなければならない。

2️⃣ コンフォートゾーンの再設定

  • 脳は自分が「居心地が良い」と感じる範囲(コンフォートゾーン)を維持しようとする
  • 一方で、人は無意識に「自分の限界」を設定してしまう。
  • 意識的にコンフォートゾーンを高いゴール側に置くことで、自然に行動や思考が変化する。
    💡「ゴール設定」によってこのゾーンを再構築できる。

3️⃣スコトーマ(心理的盲点)を外す

  • 脳は1日に使われるエネルギーの約20%を消費する臓器
    → 処理量を節約するため、「自分に必要ない/関係ない」と判断した情報を無意識にカットする。
    → 目や耳に情報が入っても、興味・関心がなければ、脳は認識しない。
  • ゴールを明確に設定 → それまで見えていなかったチャンスや人脈が見えるようになる。
    💡「眠っている97%」とは、この隠された可能性のこと

4️⃣ 抽象度を上げる思考法

  • 抽象度とは、物事をどれだけ高い視点で捉えられるかという指標。
  • 例えば「仕事がつらい」→「なぜ働くのか」→「人生の目的とは何か」といったように、視点を上げることで脳の処理領域が広がり、創造性が高まる。

4️⃣ 言語と思考の使い方

  • 言語は思考を規定する。つまり、使う言葉によって脳の使い方が変わる。
  • ネガティブな言葉を排し、未来を鮮明にイメージすることで自分が変わる。
  • 脳は「現実」と「強烈にイメージされた未来」を区別できない。
    →「自己実現している自分」を繰り返しイメージすると、脳が「そのレベルにある」と勘違い
    → 行動・発想・言葉遣いが自然と変化する。
  • この「自己イメージの書き換え」が行動の質を変え、現実が未来像に引き寄せられていく。

5️⃣ドリームキラーから離れる

  • 「そんなの無理だ」と否定する人から距離を置き、自分のゴールを信じられる環境を整える。

最後に:まとめ

残り97%の脳の使い方』は、単なる脳活用法ではなく「自分の未来をどうデザインするか」という実践書です。夢を夢で終わらせないための具体的メッセージが詰まっています。

繰り返し登場する「ゴール」「コンフォートゾーン」「スコトーマ」というキーワードは苫米地理論の核心。これらを基盤に人生の設計図を描き直すことが、眠れる97%を解放する道です。

脳の使い方を変えることは、現実の見え方を変えること。
ゴールを再設定し、コンフォートゾーンを変え、スコトーマを外すことで、未来の選択肢は無限に広げていきましょう!

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