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Kindle Unlimited おすすめミステリー・推理小説:紹介ジャンル
ドキドキ・ハラハラが面白いミステリー小説。ページをめくる手が止まらない読み物としての面白いさだけでなく、様々な知識の向上につながります。
- 犯罪・法廷・医療・金融などの社会の闇を追うミステリー
⇒社会を見る目を養える - SF・ホラー要素のあるミステリー
⇒想像力を養える。万一・想定外で人が落ちるパニック状態を登場人物を通じて追体験できる - ミステリーで描かれる不幸や不安
⇒人の心に触れられる。人に共感する素地となる - 興味・関心がなかった分野に興味が持てる
以下では、Kindle Unlimited読み放題対象のおすすめミステリー・推理小説をジャンル別で紹介していきます。
- 2025年7月の推し本
- 文学賞受賞ミステリー
- 大どんでん返しミステリー
- 社会派ミステリー
- 犯罪・事件・医療ミステリー
- SFミステリー
- ホラーミステリー
- 日本・世界の名探偵推理小説
- 気軽に読めるライトミステリー
ミステリーに限らず、小説はオーディオブック Audibleの方が充実しています。以下の記事では、Audible読み放題で読めるミステリーを紹介しています。
2025年7月の「推し本」
能面刑事
主人公は、不破俊太郎。職業は、大阪地検一級検事。検事は顔色を変えないことを求められる職業の一つだが、その表情はまさに「能面」。何を言われようと微塵も顔色を変えない!
しかも、どんな圧力にも屈しない。それが、検察自身の不祥事であり、どんなに内部に敵を作ろうとも、正しいと思うことは絶対に正義を貫く。
本書では、新米事務官の総領美晴が不和に振り回されながらも、事件の真実に迫っていく。その振り回される様が面白い!気軽にサクサク読めるミステリー小説。 2025年夏、テレビドラマ化!
作品:能面刑事
著者:中山七里
連続殺人鬼カエル男
「どんでん返しの帝王」中山七里が放つ、予測不能の猟奇サイコサスペンス。
閑静な住宅街のマンションで、凄惨な殺人事件が発生する。被害者は、口にフックをかけられ、全裸で吊るされた女性。現場には、カエルをモチーフにした稚拙な犯行声明が…。事件を追う刑事・古手川は、自分の過去や、社会の闇と深く絡み合っていくことに——。
グロテスクな描写に目を背けたくなりながらも、読み進めずにはいられない。そしてその先に待ち受ける、読者の予想を何度も裏切る衝撃の展開。そして、操作が進むにつれ、物語は一気に“社会派ミステリー”へと姿を変える。精神疾患と刑法39条、犯罪被害者の感情と正義の意味──重厚なテーマを問いかける。読後にズシリと残るのは「正義とは何か」という問い。中山作品の真骨頂がここにある。
作品:連続殺人鬼カエル男
著者:中山七里
さよならドビュッシー
ミステリー小説らしからぬ装丁に不思議を感じながらも読み始めると…. 再起不能と言われながらも、夢を捨てずリハビリと猛練習に挑む少女の姿、そして、まるでピアノの演奏が本から聞こえてくるような錯覚に襲われる。でも、あれ、これ、ミステリー小説だったよね?と思いながら読み進めると。さすが、どんでん返しの帝王。ただの感動譚では終わりません。
祖父の遺産を巡る陰謀、身の回りで起こる不審な事件、そして──明かされる驚愕の真実。ラストで明かされるトリックに、思わずページを読み返してしまうはず。
音楽の美しさと人間の業、そして繊細な伏線回収が融合した、中山七里の真骨頂。音楽好きにも、謎解き好きにも、心に残る一冊!
作品:さよならドビュッシー
著者:中山七里
文学賞受賞ミステリー
ある男
第70回読売文学賞受賞作、キノベス!2019第2位
弁護士・城戸は、依頼人・里枝から「ある男」の調査を依頼される。幸せな一家を襲った夫の事故死。そんな里恵にもたらされた事実は、夫・大祐が全くの別人だったという衝撃の事実だったー
「戸籍制度」「差別」「家族関係」など、日本社会が抱える構造的な問題にも鋭く切り込む、単なる単なる“謎解き”で終わらない骨太な文学作品。ある男を追う城戸を通じ、読者自身も「自分とは誰か?」を問われることになる。
著者・平野啓一郎さんが様々な作品でテーマとする「分人(=人は関わる人によって異なる“自分”を持つ)」という考えが、本作でも色濃く練り込まれている。正体を偽って生きた「ある男」も、嘘をついていたのではなく、「別の人生をやり直したかった」だけだったのではないか。「人とは何か?」を深く問う、哲学的な作品。
作品:ある男
著者:平野啓一郎
体育館の殺人
第22回鮎川哲也賞受賞作
どしゃ降りの雨の日、高校の旧体育館で放送部の部長が何者かによって殺害された。 現場となった場所は完全な密室。警察が容疑者として疑ったのは、密室状態の体育館に居合わせた卓球部の部長。無実を訴える部長を救うために、部員の柚乃は校内一の頭脳を誇るアニメオタクの裏染天馬に協力を仰ぐ。
推理オタク・天馬は現場に残された些細な点から、次々と推理を展開し犯人に迫っていく!
些細な矛盾から推理を展開し、犯人を見つけていく探偵ミステリー小説。『地雷グリコ』で2024年のミステリー賞を総なめにした青崎有吾さんのデビュー作。高校が舞台、強烈キャラの主人公、知的で鋭い推理力は『地雷グリコ』に通じるものあり!
作品:体育館の殺人
著者:青崎有吾
千年の黙 異本源氏物語
平安時代を舞台に、源氏物語の筆者「紫式部」とその女房をの二人を探偵役としたを探偵役とした歴史ミステリー
大河ドラマ『光る君へ』の視聴者なら面白く読めること間違いなしのミステリー。藤原道長、清少納言、中宮定子、一条天皇、紫式部の夫も登場!しかも、しっかり、平安時代の宮中の様子もしっかり描かれている
❶上にさぶらふ御猫ー出産で宿下がりした中宮定子に同行した、帝の寵愛した猫はどこへ消えた?
❷かかやく日の宮ー源氏物語最大の謎とも言うべき、幻の一帖の行方を追う
❸雲隠ーもう一つの幻の帖の行方とそこに込められた式部の想いと真実
単なる架空ミステリーとして面白いだけでなく、源氏物語の面白さにも気づかされる!
作品:千年の黙 異本源氏物語
著者:森谷明子
チーム・バチスタの栄光
心臓移植の代替手術“バチスタ”手術専門の天才外科チームで原因不明の連続術中死が発生。不定愁訴外来の田口医師は、病院長に命じられて内部調査を始めた。そこへ厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔がやってきてー
映画・ドラマでも大人気作品。小説で読んでも、グッチーとロジカルモンスター・白鳥の会話が掛け合い漫才のようで面白い!小説の全体構成として、多くが会話で構成されていて、スラスラ読める。作家・海堂さんの言葉のセンスも絶妙!うまくてクスクス笑える!過去に映画・ドラマを見た人でも、読んで楽しめる傑作ミステリー
『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』読み放題対象!
作品:チーム・バチスタの栄光
著者:海堂尊
新世界より
物語の舞台は、1000年後の日本。人々は呪力という超能力を持ち、それを制御する社会システムの中で暮らす。主人公ら仲間は、この社会が隠している暗い秘密を発見。呪力を持つ者たちが支配するこの社会の裏側に潜む恐ろしい真実に直面。人間の本質に関する深い問いかけに向き合わざるを得なくなることにー。
人類の進化・退化・遺伝子ー。3冊からなる1000ページ越えだが、面白くて深い。私は、貴志祐介さんの作家としての想像力に感服させられた。ディストピアのなれの果ての一つの形を知り、「人類の未来」を考えさせられた。
作品:新世界より
著者:貴志祐介
人間に向いてない
鳥肌!驚愕!感動!大どんでん返し!
不審な物音に、母・美晴が息子の部屋を開けると、そこにいたのは、おぞましきグロテスクな姿の虫になった息子だったー
人間が突如として異形の姿に変貌する奇病が発生したディストピアな社会を描いた小説。奇病にかかるのは、ニートなど、親も見捨てた若者たち。
グロテスクな情景に鳥肌が立ち、舞台設定の妙で驚き、丁寧な心理描写で泣けて、ページをめくる手が止まらない!
タイトルの「人間に向いてない」とはどういう意味か、考えながら読むと、より一層、小説が面白くなる。深く考えさせられる!
作品:人間に向いてない
著者:黒澤いづみ
どんでん返しミステリー
アドネリアの声
障がい者支援都市で巨大地震が発生。街を盛り上げるアイドル的存在、三重の障害を持つ中川博美が、救助隊も侵入が不可能な場所に取り残される。彼女の運命は救助災害ドローンを操る青年の指先に託されたー
障害者救出は健常者の救出とはわけが違う。救助活動を襲う様々な試練。しかも、中川は、本当は目が見えるのではと疑うような挙動も。少しでも目が見えるなら救助活動は大きく変わるのにーと、救助隊に深まる疑念。果たして、彼女は生還できるのか―
ラストのラストに、大どんでん返し!よかったぁ…と、感動でウルッと涙!障害者支援についても考えさせられる1冊
作品:アドネリアの声
著者:井上真偽
ハサミ男
少女殺しの犯人「ハサミ男」。次のターゲットを決め犯行に及ぼうとするも、その少女はすでに他の誰かに殺された後だったー。自分以外の誰がなんの目的で殺害?ハサミ男は自ら推理をはじめるー。
読む前から、「どんでん返し」が待っている!とわかっていても騙される。素直に読み進めても、勘ぐっても、騙される。大どんでん返し作品の読み方は、とにかく騙されたうえで、どこで自分が勘違いしたのか、どこに伏線があったのかを後で読み返して楽しむのが面白い!それが、読者の頭の体操もなり、日常での推理・推測力にも役立つ。ネタバレ記事を読んで考察するのは、読んだ後で!
作品:ハサミ男
著者:殊能将之
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社会派ミステリー
護られなかった者たちへ
本作が取り上げるテーマは「生活保護の実態と貧困」。護られてしかるべき人が護られず、切り捨てられてしまったことで悲しく悲惨な死を迎えたことから始まる悲劇の物語。最後の最後にどんでん返しに、さらに涙…。
貧困の過酷さに、涙が止まらない😭ズルズルになるまで泣いてしまった…。「貧困」がいかに、人を不幸たらしめるかを、これでもかと見せつける。映画もよかったけど、原作の方が深い&泣ける。
作品:護られなかった者たちへ
著者:中山七里
本心
今からそう遠くない未来、私たちが直面するかもしれない問いを提示してくれるヒューマンミステリー
舞台は、少子高齢化と経済格差が極端に進み、人々の「生と死」に対する価値観は大きく揺ら近未来の日本。個人が自ら「死」の時期を選ぶことができる「自由死」が合法化されている。そんな世界で、自ら「自由死」を望んだ母。主人公はVRで蘇った母との生活を通じ、自分が知らなかった母の思考・交友関係を知り、強い違和感を抱く。こんなのは、母じゃないー。
どれだけ技術が進化し、社会のかたちが変わっても、やはり大切なのは「心」。本作は、登場人物たちの内面を深く掘り下げ、「人間の本質」を描く。非常に哲学的。その一方で、テクノロジーや資本主義格差社会の光と影を描く。読後、静かに深く考えさせられる哲学的な小説。テクノロジーと倫理、愛と孤独、そして生の意味など、深い読書をしたい方におすすめ。
作品:本心
著者:平野啓一郎
境界線
2011年3月11日に発生した東日本大震災が「人生の境界」となった人たちの人生を描いた作品。家族・住処・仕事など様々なものを失った人たちが立ち直るに当たって避けられなかった復興の闇を描く。
震災によって人生に狂いが生じた登場人物たちの人生が、折り重なって描かれる。人生を翻弄された人々の思いに胸が絞めつけられ、涙が流れる。震災が震災だけに終わらない現実を、多くの人に知ってほしい。
作品:境界線
著者:中山七里
プロパガンダゲーム
自国の領土を守るためのの戦争に賛成か、反対か? 最終選考に残った8人の大学生は、政府・レジスタンスの2チームに分かれて、SNS上の市民100人に「戦争の是非」を問う宣伝戦が繰り広げていく。
政治、広報、宣伝、… 私たちが触れる情報の多くには「誘導」が仕組まれている。私たちはいかに誘導されてしまうのか、そして、それを操る側は何を考えているのか、かみしめながら読みたい1冊。
作品:プロパガンダゲーム
著者:根本聡一郎
セイレーンの懺悔
セイレーンとは、岩礁の上から美しい歌声で船員たちを惑わし、難破に誘う怪物。
女子高生誘拐殺人事件の犯人捜査がストリーの骨格ですが、これをベースに、報道の自由、国民の知る権利が錦の御旗となって「セイレーンの歌声」のように、視聴者を耳触りのいい言葉で誘い、不信と嘲笑の渦に引き摺り込もうとすること、そして、それを視聴する視聴者もセイレーンの加担者となっている現代を斬る。
我々は常にマスコミの情報に翻弄される。そして、視聴者も不注意のつぶやきなどで、人の心を痛めたり、さらなる不幸を量産している。情報との付き合い方、人の痛みと想像力について、考えさせられる小説
作品:セイレーンの懺悔
著者:中山七里
テミスの剣
テミスとは、片手に「刑罰の剣」を、もう片方に「罪の軽重を量る秤」を持つ女神であり、罪科に 相応しい罰を与える正義の象徴。しかし、全ての事件、全ての被告は正しく正義に裁かれていると言えるのか。人は人を裁く資格があるのか!?
法と正義。強い社会的メッセージを持った大どんでん返し社会派ミステリー。ストーリーに引き込まれること必至!
作品:テミスの剣
著者:中山七里
メネシスの使者
死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が犠牲となる連続殺人事件が発生。殺害現場に残されていたのは、ギリシャ神話に登場する「義憤」の女「ネメシス」の血文字。犯人は何を訴えているのか?
理不尽に他人の命を奪った犯罪者に同等の死を与える死刑は本当に極刑と言えるのか?加害者と被害者の双方の立場から見る「司法システム」と「死刑制度」の矛盾に正面から挑む社会派ミステリー。極めて重たい問題に真っ向から切り込む作風は、中山七里作品の醍醐味。事件の謎を追うのは、『テミスの剣』の渡瀬刑事。2冊合わせて読みたい。
作品:メネシスの使者
著者:中山七里
死にゆく者の祈り
教誨師の高輪顕真が拘置所で出会った男。それはかつて、雪山で遭難した彼を命懸けで救ってくれた友だった。彼が、若い男女二人の惨殺だなんてあり得ないと、事件の真相に迫ろうとする高輪。無実の罪で絞首台に向かう友が、護りたいものとは一体何なのかー。
教誨師(きょうかいし)とは、服役中の囚人らに対して、過ちを悔い改め、徳を積むことを導く者であり、刑の執行にも立ち会うもの。
正直、途中で、最後に友は死刑から免れるだろうなとは思うのですが、それでも、あともうちょっとで友が死刑となると、ハラハラドキドキ。究極のタイムリミット・サスペンス!
作品:死にゆく者の祈り
著者:中山七里
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犯罪、刑事、医療ミステリー
殺戮にいたる病
都内で猟奇殺人を重ねるサイコ・キラー「蒲生稔」。永遠の愛をつかみたいと男は願う男は、惨殺と死体からの切り
取りを繰り返す。蒲生稔の恐るべき行為と、それを追う刑事、母親、被害者遺族。果たして事件の結末は?
ストーリーはおぞましくて、グロテスク。読むに堪えない描写も多いので、苦手な方はご注意を。しかし、それでも面白い。
読了して、読者をミスリーディングさせる巧妙なひっかけ・伏線が大量に仕込まれていたことに気づかされる。こんな早くから騙されていたのか…と、著者のミステリー作家としての構成力に脱帽。この面白さ・やられた感は、実際に読まなければわからない!
作品:殺戮にいたる病
著者:我孫子武丸
アマテラスの暗号
世界的ベストセラーとなった「ダビンチコード」はキリスト教であるのに対し、本作は、日本神話の神「アマテラスオオミカミ(天照大神)」の謎に迫る!
緻密な調査をもとに書かれたストーリーに圧巻!作品内には様々な史実も登場。日本人のアイデンティティにもつながるテーマで、本書をきっかけに、日本のルーツについて、もっと知りたくなる!神社仏閣巡り・パワースポット巡りが好きな方は、行きたい場所が増える!
作品:アマテラスの暗号
著者:伊勢谷武
神様ゲーム
もともとは、「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」講談社ミステリーランドから発刊されたミステリー。確かに、主人公は、探偵団の一員である小学四年生。しかし、ストーリーは、とても、子供向けとは言えません。何故って、ラストが…. 探偵団の謎解きの結末としてふさわしい内容とは言えません… この辺の型破りさが面白いとは言え、後味悪い系のミステリー。事件の真相と、ラストはご自身の目でご確認を。
作品:神様ゲーム
著者:麻耶雄嵩
石の繭 警視庁殺人分析班
そして警察を愚弄するかのように第二の事件がー
自らヒントを提示しながら頭脳戦を仕掛ける知能犯 VS 新人刑事。心理的な駆け引きと論理的な推理が交錯する警察ミステリー
1件目の「石の繭」殺人事件発覚後、特捜本部に入った犯人からの電話。なぜか交渉相手に選ばれたのは、新人刑事の如月塔子。
犯人の狙いは何なのか? 次の犠牲者は誰なのか? 追い詰められる塔子たちの前に、衝撃の真相が待ち受けていた——。
新米刑事・塔子の視点で、スピーディーに物語が進む。単なる刑事ものではなく、心理的な駆け引きと論理的な推理が交錯。元警察官で亡くなった父の事件も絡まる。伏線が回収されるたびに「そういうことか!」と唸る快感あり。
作品:石の繭 警視庁殺人分析班
著者:麻見和史
魔女は甦る
埼玉県警 捜査一課の刑事・槙畑啓介らは捜査。だが会社は2ヶ月前に閉鎖。社員も行方が知れない。同時に嬰児誘拐と、繁華街での日本刀による無差別殺人が発生。捜査の中、桐生の悲劇的な過去、彼が開発に関わったと思われる生物を狂暴化させる脳内麻薬・ヒートの存在が明らかになっていく。
なぜ、真面目な研究員はヒートを作り出したのか、そして、なぜ、無惨な姿に成り果てたのかー。恐怖と驚愕のラストへなだれ込んでいく。
こんな結末が待っていたとは!伏線回収が見事。ミステリーだが、グロい遺体、狂暴化し人を襲うカラスなど、若干、ホラー要素も。。本作登場の麻薬「ヒート」が出てくる小説「ヒートアップ」も合わせて読みたい。
作品:魔女は甦る
著者:中山七里
帝都地下迷宮
「廃駅マニア」の生活保護担当の公務員・小日向は、立入禁止の廃駅・萬世橋駅へと潜り込み、地下生活する謎の集団「エクスプローラー」と出会う。彼らは、政府が隠したい”ある事情”で太陽の下で生活できない社会的弱者。そこで、起こる殺人事件…
高速増殖炉・放射能事故、警察、公安… 小日向は彼の鉄オタ知識で社会的弱者を救えるのか!?
社会派ミステリーでありながら、内容軽めでサクサク読める。政府・権力に対する皮肉は健在!
作品:帝都地下迷宮
著者:中山七里
逃亡刑事
ページをめくる手が止まらないノンストップ・ミステリー。中山さん得意の大どんでん返しはもちろん、男勝りの冴子が少年に対して時折抱く「母性」、そして、母の愛を知らずに育った大人びた少年が時折見せる「甘え」が実にいい!特に、ラストがいい!最後にほっこりで、顔がにんまりする!
作品:逃亡刑事
著者:中山七里
福家警部補の挨拶
「福家警部補シリーズ」第一弾
日本の本格派倒叙ミステリーとして高く評価される1冊
倒叙ミステリーとは、「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」シリーズのように、読者が犯人の犯行の一部始終を目撃するところから始まるミステリー。「犯人がどのようにボロを出すか」が焦点におかれる。
主人公の福家警部補は、刑事らしくない風貌。誰もが警察の偉い人だとは思わない。そんなつかみどころのない彼女が、犯人にじわじわと知性で犯人を追い詰めていく!犯人との知的な心理戦も読みどころ。一話完結型の短編なので、ミステリー初心者でも気軽に楽しめる。長大な伏線や複雑なトリックよりも、論理的なほころびを見つけ出す過程に重点がおかれ、ストーリーが進行する!
作品:福家警部補の挨拶
著者:大倉崇裕
贖罪の奏鳴曲
どんでん返しが止まらない! 怒濤のリーガル・サスペンス。
主人公は弁護士・御子柴。しかし、かつて少女を殺害し,少年院で過ごした過去を持つ。そして、残りの人生を「人を救うために生きる」。それが彼の贖罪だ。しかし、この弁護士はとても癖がある。なぜなら、とにかく高額の依頼料をぶんどる。たあす、絶対に負けない。彼は徹底的に調査し,法廷ではどんな検察官が相手をも打ち負かす。
型破りな主人公が見せる法廷ミステリーは、読み出したらページを読む手が止まらない。この後の御子柴の活躍が知りたくて、続編が読みたくなる!
作品:贖罪の奏鳴曲
著者:中山七里
嗤う淑女
あ~これは、悪女だわ…。悪女の素養は中学生から。友達を貶めていくやり口は、とても中学生とは思えない。大人になった美智留の人を貶めるテクニックはさらにパワーアップ。美貌・頭脳・話術・行動力で、老若男女、次々に狙った獲物を自在に操っていく。そして、いつもながらの「どんでん返し」も!
痛快に悪女を描く、ミステリー小説。
作品:嗤う淑女
著者:中山七里
犬にきいてみろ
本作では、花咲舞は支店での不正融資事件に巻き込まれる。事件の中心には、取引先である中小企業の社長とその周囲の人物たちが関与。銀行内部でも不正が行われている疑いが浮上。舞は持ち前の鋭い洞察力と行動力を駆使して、事件の真相に迫る!
銀行業界のリアルな描写とスリリングな展開が魅力。池井戸潤のファンはもちろん、ミステリーファンや金融業界に興味のある読者にもおすすめ
作品:犬にきいてみろ
著者:池井戸潤
特殊清掃人
主人公の特殊清掃人が遭遇する現場は、どれも一筋縄ではいかないものばかり…。孤独死・事件死には、それに至る背景が。徐々に明らかになる真実に、読者は引き込まれる!
ステリーだけでなく、社会問題や人間の絆についても考えさせられる深い作品。
作品:特殊清掃人
著者:中山七里
ドグラマグラ
難解、頭がおかしくなるとも言われる不思議な長編ミステリー。「夢Q」という愛称で今でも読者を離さない夢野久作。「日本探偵小説三大奇書」に数えられるなど、時代を超えて多くのファンを獲得。理解は難しいが、じっくり味わいたい「癖」のある作品。
作品:ドグラマグラ
著者:夢野久作
日本・世界の名探偵推理小説
シリーズで読みたくなるのが名探偵ものです。代表的な名探偵を表にまとめました。
作家 | 名探偵 | 作品・シリーズ | 特徴 |
---|---|---|---|
江戸川乱歩 | 明智小五郎 | 『明智小五郎』シリーズ | 変装の名人、怪人二十面相の宿敵 |
横溝正史 | 金田一耕助 | 『金田一耕助』シリーズ | ボサボサ頭と和服姿、名推理で迷宮入り事件を解決 |
島田荘司 | 御手洗潔 | 『御手洗潔シリーズ』 | 天才的な推理力を持つ変人探偵 |
法月綸太郎 | 法月綸太郎 | 『法月綸太郎シリーズ』 | 作者自身を探偵役にした本格推理 |
内田康夫 | 浅見光彦 | 『浅見光彦シリーズ』 | 旅先で事件を解決するフリーライター探偵 |
西村京太郎 | 十津川省三 | 『十津川警部シリーズ』 | 鉄道ミステリーの名警部 |
赤川次郎 | 杉原爽香 | 『杉原爽香シリーズ』 | 読者とともに年齢を重ねる名探偵 |
東野圭吾 | 加賀恭一郎 | 『加賀恭一郎シリーズ』 | 刑事探偵、冷静沈着な論理派 |
東野圭吾 | 湯川学 | 『ガリレオシリーズ』 | 物理学者、科学的な推理で事件を解決 |
アーサー・コナン・ドイル | シャーロック・ホームズ | 『シャーロック・ホームズ』シリーズ | 天才的な観察力と推理力、ワトソン博士とコンビ |
アガサ・クリスティ | エルキュール・ポアロ | 『エルキュール・ポアロ』シリーズ | 小柄なベルギー人、灰色の脳細胞を駆使 |
アガサ・クリスティ | ミス・マープル | 『ミス・マープル』シリーズ | 老婦人探偵、村の観察眼で事件を解決 |
レイモンド・チャンドラー | フィリップ・マーロウ | 『長いお別れ』など | ハードボイルド探偵、タフで皮肉屋 |
G・K・チェスタートン | ブラウン神父 | 『ブラウン神父』シリーズ | 温厚な神父、神学的思考で事件を解決 |
コリン・デクスター | エンデバー・モース警部 | 『モース警部』シリーズ | オックスフォードの刑事、文学好きの偏屈者 |
ジョルジュ・シムノン | メグレ警視 | 『メグレ警視』シリーズ | フランス警察の警視、直感と人情で捜査 |
エラリー・クイーン | エラリー・クイーン | 『エラリー・クイーン』シリーズ | 作家兼探偵、論理的な推理で事件を解決 |
現代のミステリー小説には、著名な推理小説作家、著名な名探偵などを意識して書かれた小説も多いので、基本を押さえておくと、現代ミステリーもより面白く読むことができます。
上記の中から、Kindle Unlimitedで読み放題対象の本の一部を紹介します。
※便宜上、『薬屋のひとりごと』は、猫猫の謎解きも「探偵の一種」と強引に解釈し、本カテゴリーに収めました。
薬屋のひとりごと 1~5巻
TVアニメ第2期が始まり益々人気。2期では3・4巻放送。壬氏は再び命を狙われ、猫猫は拉致される!
1・2巻(TVアニメ放送分)ではわからなかった、壬氏が命を狙われた理由、真の身分もわかる!
3巻:避暑地での狩りで壬氏暗殺未遂事件発生。猫猫とともに襲われて二人は大接近。壬氏の秘密も知ってしまうラブロマンスも💕
4巻:姿を消した女官・翠令らによって猫猫が拉致!助けに行く壬氏、そしてー。とにかく面白い!
作品:薬屋のひとりごと 1~5巻
著者:日向 夏
D坂の殺人事件 ~明智小五郎シリーズ
日本における本格推理ホラー小説の草分けである江戸川乱歩による短編探偵小説。江戸川乱歩特有の怪しげな世界観。「名探偵コナン」の毛利小五郎の名前の由来ともなった世紀の名探偵「明智小五郎」が初めて登場した記念碑的作品。名探偵コナンもいいけど、こちらも読んでみて!
作品:D坂の殺人事件 ~明智小五郎シリーズ
著者:江戸川乱歩
獄門島 ~金田一幸助ファイル
終戦から1年が経過した昭和21年。名探偵・金田一耕助は戦友の死を知らせるために獄門島へ。そこで、出会った不気味な三姉妹。そして起こる怪奇な連続殺人…
現代ホラー小説の原点ともいうべき作品で、後世の推理作家に与えた影響は計り知れない。
戦後の世相、閉鎖的、かつ、封建的な島社会、古い因習など、横溝ワールドが全開。ドロドロとした粘着質な恐怖があなたを襲う。それでも、やっぱり、先が知りたい!粘着質なのに、文章が簡潔、構成も素晴らしいのでサラサラ読めます。
昭和で古臭い、映画で見たなどと思わず、まずは、横溝正史作品を1冊、読んでみてほしい。Kindle Unlimitedで金田一耕助シリーズが、多数、読み放題対象
作品:獄門島 ~金田一幸助ファイル
著者:横溝正史
刺青殺人事件~神津恭介シリーズ
テレビドラマでも様々な役者さんが役を演じてきた神津。本職は東京大学医学部法医学教室助教授で高身長の美男子。当然、名探偵明智や金田一とは、推理の解き方も異なる!
この神津が初めて登場するのが本作。 野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。艶美な姿に魅了された元軍医・松下研三は、誘われるままに彼女の家に赴き、鍵の閉まった浴室で女の片腕を目にすることになるー。
頭キレキレの天才はいかに謎を解くのかー。どの作品から読んでも困ることはありませんが、まずは、シリーズの1作目としてどうぞ。
作品:刺青殺人事件~神津恭介シリーズ
著者:高木彬光
心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数
本作では、ひとりでに動くぬいぐるみや、肝試し中に人が消える神社など、不可解な事件に二人が挑む。八雲の霊視と御子柴の論理的推理が交錯し、スリリングな展開が繰り広げられる!
シリーズ累計750万部を突破した「心霊探偵八雲」シリーズの新たな一歩として、ファンはもちろん、初めての方にもおすすめ。心霊現象と数学的推理が融合した本作で、新たなミステリーの世界の探検を!
作品:心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数
著者:神永学
シャーロック・ホームズの冒険
本作は、12編を含む短編集。「ボヘミアの醜聞」「赤髪組合」「花婿失踪事件」他を収録。短編集で最初の1冊としても読みやすい。シリーズ最初の1冊に最適。
作品:シャーロック・ホームズの冒険
著者:アーサー・コナン・ドイル
オリエント急行殺人事件
「そして誰もいなくなったとともに」に並ぶ名作が本作。雪に阻まれて立ち往生した豪華寝台列車オリエント急行で、富豪ラチェットが刺殺。そこに偶然乗り合わせたポアロ。どう考えても犯人は乗り合わせた12人の上客しかいない。しかし、12人にはアリバイが存在する。
閉鎖された空間で起こる完全犯罪を、ポアロはどう解決するのか!?
小男でカッコよくもなく、ピン跳ねあがった口ひげが特徴のオジサン探偵ながら、賢さを自認する自信家の名物探偵。映画で見た方も多いと思うが、小説でも読んでみて!
作品:オリエント急行殺人事件
著者:アガサ・クリスティ
ミス・マープルのご意見は?1
ミス・マーブルもテレビシリーズで人気。マーブルは、イギリスの架空の田舎村セント・メアリ・ミードに住む老婦人。探偵でもないご婦人。しかし、ウワサ好きで、どんな出来事にも興味を持ち、好奇心旺盛で記憶力も抜群。長年の経験、そして、鋭い人間観察によって得た洞察を元に、事件の犯人を暴いていく。
本作は、ミス・マープルが登場する短編4編を収録。ミス・マープルが初登場する「火曜クラブ」や、「血にそまった敷石」「アスタルテの祠」「コンパニオン」など、知人数人が集まって謎を出し合い推理する夜会「火曜クラブ」の作品を収録。
作品:ミス・マープルのご意見は?1
著者:アガサ・クリスティ
\7/14まで。対象者かチェック!/
解約はいつでもOK
SFミステリー
もしも徳川家康が総理大臣になったら
2020年。新型コロナの初期対応を誤った日本の首相官邸でクラスターが発生。政府を信頼を失い崩壊。そこで、政府はかねてから画策していたAIとホログラムにより偉人をよみがえらせる。
総理大臣・徳川家康を筆頭に、織田信長、豊臣秀吉、徳川綱吉、北条政子、足利義満 他が大臣に。そして、官房長官は坂本龍馬が努める。
彼らの偉業を知っている人なら、内閣組閣を見ただけも震えるほど面白い。
特に読者は、ストーリーの最後、徳川家康の言葉に心震えることになる!私は、読みながら目がウルウルしてしまった…
時代を作った偉人たちの目に、
・「現代の日本人」はどう映ったか
・ただ、コロナの危機を救うだけでなく、今の現代人をどう変えるべきだと感じたのかー。現代人、必見!
作品:もしも徳川家康が総理大臣になったら
著者:眞邊明人
1984年
読者に「社会(支配)や人間の本質」、そして、現代社会人がそれらの罠に知らず知らずはまっていることを気づかせてくれる名著。全体主義を批判というレベルを超越し、現代人に対しても、「今の現在進行する社会の危機」にも警鐘を鳴らす。こんな芸当ができるのも、オーウェルの人・社会の本質を見る目が確かだからに他ならない!
作品:1984年
著者:ジョージ・オーウェル
タイムマシン
タイムマシンが登場する、ドラえもん、バック・トゥ・ザ・フューチャー、スタートレックといった科学技術が超進化を遂げた世界はそこにはない。そこにあるのは「技術、そして、人の退化」。
なぜ、人類はこんな風に進化してしまったのだろうと想像力を駆り立てられる。そし、健全な進化とは言えない退化に「人間の成れの果て」を見る、考えさせられる一冊。
作品:タイムマシン
著者:H・G・ウェルズ
地底旅行
鉱物学教授リーデンブロックは、骨董屋で入手した手書きの古典から、暗号が書かれた1枚のメモが滑り落ちた―。難解な暗号を読み解くと、そこに書かれていたのが、「地球の中心にたどり着けるという秘密の入り口の存在」という驚くべき内容であったー。
狂人的なポジティブさで地底を冒険する教授とその仲間の冒険は、ワクワク・ドキドキで、一気に読めてしまう!古生物学を織り交ぜた教養的な描写は、ヴェルヌならでは。科学好きな人も大満足のSF小説。
作品:地底旅行
著者:H・G・ウェルズ
宇宙戦争
突然やってきた宇宙人が地球を侵略。最初は軍が宇宙人を打ち負かそうと戦闘するも、地球人より進んだ文明を持つ宇宙人に、立ち向かう術を持たないことが明らかにー。パニック状態・絶望の中で、人はどうなるのか、非常に深い洞察が得られる小説。生き残るために闘うか、それとも、とにかく逃げるか。それでも、家族が襲われたら….
火星人は「タコ」のような容姿というイメージがあるが、このこのイメージは本作によるもの。そのぐらい影響力があったSF小説!登場人物の恐怖に、読者も心臓がキュッ~と締め付けられる!
作品:宇宙戦争
著者:H・G・ウェルズ
東京大地震2023
東京の東は水、西は火の海に。その時、自分はどう行動するか?自宅にいるとは限らない。東京のどの場にいるときには、どう動いた方が生存確率を高められるか、小説を読みながら学べる。
防災本では、理路整然と対処法が語られるが、そこには人の「焦り」「痛み」「判断間違い」は描かれない。小説では、愚かな判断・行動をとる人、醜態を見せる人間も描かれる。その追体験もリスクへの備えとなる!
作品:東京大地震2023
著者:柘植 久慶
おうむの夢と操り人形
昨今のAI技術の進化は目覚ましい。しかし、それもロボットに警戒感があるのは、たとえ、やさしい声をかけられても、会話を重ねれば、自分を深く理解してくれる相手になり得ないとわかるから。
では、どんな会話なら、人間はロボットを快く受け入れるのかー。それが「オウム返し」。ロボットが経営トップになっても会社は機能するのか!? 機能するなら、そのとき人はロボットとどんな関係を築くのか?ロボットと人が共に暮らす未来に興味がある方におすすめ!
作品:おうむの夢と操り人形
著者:藤井太洋
\7/14まで。対象者かチェック!/
解約はいつでもOK
ホラーミステリー
黒い家
主人公は、生命保険会社の京都支社に勤める若槻慎二。保険金の支払い査定で忙しく働いていたある日、顧客の家に呼び出され訪れると、子供の首吊り死体がー。死亡保険金が請求を受けるも、顧客の不審な態度にから他殺を確信。若槻は独自調査に乗り出すが…
次々に恐怖が襲う、戦慄のホラー小説。それでも、読む手は止まらない。私はこの小説をきっかけに一時、貴志祐介作品にハマった。
作品:黒い家
著者:貴志祐介
リング
「リングシリーズ」の第1作目、ジャパニーズホラーの最高傑作。
1本の呪いのビデオテープを観た少年少女たちが、同日の同時刻に苦悶と驚愕の表情で死亡する。姪の死に不信を抱き、調査を始めたのは雑誌記者・浅川。忌まわしいビデオには、一体どんなメッセージが隠されているのかー。
単なるホラーでなく、ミステリーとしても面白く、一気読み!
本を全く読まない私に「まずは読んでみろ」と同僚から手渡されたのがこの小説。私に「本を読む面白さ」を教えてくれた、記念すべき1冊。社会人になって、いきなり自己研鑽をしようと思ってもビジネス書は読めない。まずは、面白い小説からトライしよう。
作品:リング
著者:鈴木光司
狗神
忌まわしい過去を持つ41歳の美希は、高知の山里で和紙作り職人として孤独に暮らしていた。やがて村に赴任してきた中学校教師、奴田原と愛し合うようになった彼女はどんどん若返っていくが……。
互いの心の中に同じ孤独を見出し惹かれ合った二人。その二人が結ばれた時、「血」の悲劇が幕をあける!不気味な胎動を始める狗神。村人を襲う漆黒の闇と悪夢。日本の伝承をもとにした作品は、ねっとりとまとわりつくような怖さがある。禁忌を破った男女の行く末は…本書で!
作品:狗神
著者:坂東眞砂子
ぼっけえ、きょうてえ
戦慄と悲哀の、遊郭怪談をつづった4編の短編集。
岡山の遊郭で醜い女郎が、寝つかれぬ客に語り始める身の上話を描く。残酷で孤独な彼女の人生には、ある秘密がー。明治、大正時代が舞台。差別や迷信が残る時代背景がさらに恐怖を掻き立てる。
タイトル『ぼっけえ、きょうてえ』は、岡山地方の方言で”とても、怖い”という意味。方言がリアリティを押し上げる、タイトル通りの和風ホラー。方言は、文章で読むと少し読みづらいが、オーディオブックならサラリと耳に届く。寝苦しい真夏の世、怪談を楽しんでみてはいかが。
作品:ぼっけえ、きょうてえ
著者:岩井志麻子
夜一
妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買い、成長した裕司は野球部のヒーローに。しかし、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れる――
あらゆる物や願いが売買されるという奇想天外な市場は、読者の想像力を刺激する。恒川光太郎の巧みな描写と緻密なストーリーテリングが光る。奇跡的、かつ、感動的なエンディングは用必見!
作品:夜一
著者:恒川光太郎
人間椅子
おぞましい結末に鳥肌必至のホラー小説。
作品:人間椅子
著者:江戸川乱歩
日常ミステリー
東大理三の悪魔
舞台は、1997年の東大駒場キャンパス。東大理科三類の一年生で、夜八時に教養学部図書館を訪れ、閉館まで勉強する奇妙な生活をおくる主人公。ある日、ボーイッシュな容貌の女性が夜の図書館に訪れるようになる。彼女はいつもサングラスに黒いコート姿で難解な物理学の専門書を読んでいる。そんな彼女と会話をするようになった主人公は、彼女の圧倒的な世界観に夢中になる。
天才とは何か、この世界に隠された秘密とは……?
「天才」と「秀才」の出会いを描いた異色の青春物語。話が知的!しかし、東大生のリアル、天才の頭を覗くようなストーリーが面白い面白い!
作品:東大理三の悪魔
著者:幸村百理男
配達あかずきん
成風堂書店で働くしっかり者の主人公・杏子と、不器用だが頭がよく感も鋭い多絵。二人が本屋の日常で起こるちょっとしたトラブルや事件を、解決していく!
「書店×日常ミステリー」という独自の設定が魅力の作品。殺人事件が起こるわけではなく、本屋ならではのトラブルが、巧妙な伏線と論理的な推理で解決される点が特徴。
収録されるのは短編5編。日常ミステリーというと、ミステリーとしてゆるそう感じがしますが、推理は本格派。巧妙に仕組まれた伏線が論理的な推理で回収されていくので、ミステリー愛好家も退屈することはありません。ちなみに著者の大崎梢は元書店員。経験に基づくストーリーなので、ミステリー好きだけでなく、書店好き・本好きにもすすめたい。共感シーンに出会えるはずです。
作品:配達あかずきん
著者:大崎梢
京都寺町三条のホームズ
骨董品に秘められたドラマが絡み合う、人気ミステリーシリーズ
高校生の真城葵がアルバイトをはじめた『蔵』の店主・家頭清貴は端正な顔立ちと卓越した鑑定眼を持つ京男子。苗字をもじって「ホームズ」と呼ばれる清貴は、まるで名探偵ホームズのように骨董品にまつわる事件や依頼を解決していく。
ミステリー、葵と清貴の淡い恋愛と彼らを取り巻く人々との人間ドラマが面白いだけでなく、随所に描かれる京都の町並み・歴史・文化が京都への興味・関心を高めてくれる&ためになる!
ライトな謎解きと温かみのあるストーリーで、ミステリー初心者や京都好きには特におすすめ!
作品:京都寺町三条のホームズ
著者:望月麻衣
神保町奇譚 花咲舞シリーズ
舞台は、神保町の一見客お断りのこだわりの寿司屋。東京第一銀行の花咲舞と上司・相馬健が舌鼓を打っているとき、上品なご婦人と出会う。婦人は、5年前に病死した娘の口座がつい最近まで”動いていた”という。一時3400万円まで増えた残高。しかし、1か月前には残高ゼロになっていたという。娘に何が起こったのか?舞が幽霊口座の謎に挑む!
幽霊通帳の口座が、半沢直樹が勤めていた産業中央銀行である点がニクイ。テンポよく、話が展開。時間をかけずにミステリーを楽しみたい方におすすめ!
作品:神保町奇譚 花咲舞シリーズ
著者:池井戸潤
なるへそ
リズムよく展開する短編謎解き小説。ストーリー全体が落語の小話のようで、人間味に溢れる。しかも、最後の最後のオチににんまり😆 落語ファンにもおすすめしたい。普段のゴリゴリのビジネス小説・ミステリー小説とは違う池井戸潤さんの作風も楽しめる。
作品:なるへそ
著者:池井戸潤
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