- 心揺さぶる感動小説、時代を超えて読み継がれる名著を読みたい方向けに、Kindle Unlimitedで読み放題で読めるおすすめの小説を紹介
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Kindle Unlimited おすすめ小説:紹介ジャンル
読書は、人生に様々なプラスの影響をもたらします。「小説」も読み方次第で単なる娯楽にとどまりません。物語から「何かを感じる」ことで、「人としての基礎力」が高まります。
- 「人生を追体験」して共感できる
- 「自分と異なる価値観」「多様な感性」に触れられることで、視野が広がる
- これまで興味・関心がなかった分野に興味が持てる
以下では、Kindle Unlimited読み放題対象のおすすめ小説をジャンル別で紹介していきます。
- 2025年5月の推し本
- 芥川賞・直木賞・本屋大賞 他 「文学賞受賞作」
- 深く考えさせられる「社会派小説」
- 人・家族のつながりの大切さを描く「ヒューマン小説」
- ページをめくる手が止まらない「ミステリー小説」
- 背筋がゾッとする「ホラー小説」
- 号泣必至「感動小説」「悲しい小説」
- 未来はどうなるのか?深い洞察が得られる「近未来SF小説」
- 笑える!着眼点・発想が面白い! 「エンタメ小説」
- 時空を超えて「歴史小説」
- 自分を変えたい!やる気がUP!「自己啓発小説」
- お金・金融について学べる「経済小説」
- 読んでおきたい名作「日本の文豪 純文学」
- 世界が認めた!「海外文学」「世界的ベストセラー」
2025年5月の「推し本」
喫茶おじさん
人生に悩みを抱えたなおじさんが喫茶店を巡る、おいしくて、やさしくて、ちょっと切ない物語。
松尾純一郎、バツイチ、57歳。妻の反対を押し切り、退職金を元手に始めた喫茶店は、たった半年で閉店。今は無職、再就職のあてもない。妻とは別居中で離婚目前だ。
そんな彼の趣味は「純喫茶店巡り」。喫茶店でコーヒーとタマゴサンドを味わい、「おいしいなあ」「この雰囲気、好きだなあ」とつぶやきながら、看板メニューと店の空気を楽しみ、街から街へと喫茶店を渡り歩く。
仕事、家族、老後、これからどうしたものかー。さまざまな悩みを抱えながらも、今日も純一郎はどこかの純喫茶を目指す。
無職なのに随分悠悠自適だなぁ…と思うも、派手な事件もなく淡々と進む物語にほっこり。「これはあの店かも」と想像しながら読むのも楽しい。ナポリタンなど、昭和を感じる喫茶メニュー好きな人にもおすすめ!
作品:喫茶おじさん
著者:原田ひ香
マルチの子
第四回細谷正充賞 受賞作
主人公・鹿水真瑠子は、賢い姉と愛らしい妹に劣等感を抱き、何をやっても続かない21歳。ある日、バイト先で見つけた「磁力と健康セミナー」の貼り紙が、彼女の人生を一変させる
合法的なネットワークビジネスに足を踏み入れた真瑠子。組織内での成功や仲間からの賞賛に承認欲求が満たされ、次第に深みにはまっていく。しかし、その先に会ったのは破綻と借金地獄だったー。
マルチ商法の構造や勧誘の手口、そして人間の心理的弱点をリアルに描写。特に、承認欲求や自己肯定感の低さ、他人軸で生きることの危うさが「誰もが陥りうる罠」として描かれる。ラストに読者の予想を覆す展開が。単なる被害者としての真瑠子像が揺らぎ、読者に深い衝撃を与える!
作品:マルチの子
著者:西尾潤
ブルーネス
主人公・準平は、震災後に地震研究所を辞めた元広報担当。深い自責の念を抱える中、学界で異端とされる研究者・武智に誘われ、津波監視プロジェクトに参加する。そこには、海洋工学や観測機器のスペシャリストでありながら、組織になじめなかった“はみ出し者”たちが集っていた――。
『宙わたる教室』など、科学を通して人間を描く伊与原新さんの作品はどれも秀逸。本作でも、資金不足、人材難、学界の無理解といった困難に直面しながら、信念を貫いて研究を続ける姿に心を打たれる。
理系知識がなくても問題なし。科学の力で未来を切り拓こうとする人々の熱い物語に、胸が熱くなる一冊!
作品:ブルーネス
著者:伊与原新
笑うマトリョーシカ
政治の裏側や人間関係の複雑さを巧みに描く政治ミステリー
愛媛松山の進学校で出会った、清家、鈴木、佐々木。将来、政治家になりたいという清家は生徒会長に立候補。そんな清家を応援する鈴木と佐々木。清家はまわりの人が「彼をどうにかしたい」と思わせる魅力を持つ。地元の政治家との出会いで清家は政治の道へ。鈴木も秘書として彼を支えることを決める。人そして、時は流れ、清家は官房長官に。その傍には、秘書・鈴木がいた。そんな中、清家の自伝について女性記者・道上が取材に来る。道上は清家は操り人形で、誰かに操られているのではないかと思うー。
進学校男子の立身出世物語でストーリーは始まるが、記者登場でミステリー色が強くなっていき、引き込まれる!政界の裏側に興味がある人や、リアルな社会派ミステリーを求める人におすすめ。「政治は難しそう…」と感じる人でも、サスペンスに引き込まれ飽きずに読める一冊。
作品:笑うマトリョーシカ
著者:早見和真
彼女は頭が悪いから
加害者の男子学生は3人が退学、2人が停学処分となった事件。取り調べ中に実際の加害者男性が「彼女は頭が悪いから」と口にしたことがそのままタイトルとなっている。人々の根底にある差別意識をえぐり出した小説として話題を呼ぶ一方、「東大への誤った認識を生む」などと批判が上がるなど、それだけで、この小説への興味がそそられる。
「女性であること」「学歴がないこと」「地方出身」など、リアルな社会ではこれらは生きる上で不利に働きがち。軽んじ、人格をも否定されることさえある。読み終えた後、なんとも言えない嫌な気持ちが残る。しかし、それでも読んでおきたい多くを考えさせる作品。
作品:彼女は頭が悪いから
著者:姫野 カオルコ
本心
今からそう遠くない未来、私たちが直面するかもしれない問いを提示してくれるヒューマンミステリー
舞台は、少子高齢化と経済格差が極端に進み、人々の「生と死」に対する価値観は大きく揺ら近未来の日本。個人が自ら「死」の時期を選ぶことができる「自由死」が合法化されている。そんな世界で、自ら「自由死」を望んだ母。主人公はVRで蘇った母との生活を通じ、自分が知らなかった母の思考・交友関係を知り、強い違和感を抱く。こんなのは、母じゃないー。
どれだけ技術が進化し、社会のかたちが変わっても、やはり大切なのは「心」。本作は、登場人物たちの内面を深く掘り下げ、「人間の本質」を描く。非常に哲学的。その一方で、テクノロジーや資本主義格差社会の光と影を描く。読後、静かに深く考えさせられる哲学的な小説。テクノロジーと倫理、愛と孤独、そして生の意味など、深い読書をしたい方におすすめ。
作品:本心
著者:平野啓一郎
芥川賞・直木賞・本屋大賞 他 まず読みたい 「文学賞作品」
コンビニ人間
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目の36歳未婚女性、古倉恵子。これまで彼氏なし。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられる。
「普通」でないと息苦しい現代社会。異質を排除する「普通圧力」の存在を、コンビニを舞台に軽やかに描き出す。読者は「普通とは?」「自分らしい働き方・生き方とは?」を問われる!
作品:コンビニ人間
著者:村田沙耶香
ハンチバック
背骨が極度に湾曲する重度障害者の釈華。「ハンチバック」とは、せむし。背中が曲がったこと人のこと。親が残したグループホームでお金に不自由はないが、行動の不自由、身体的苦痛、社会的疎外感に苦しむ姿が徹底的に障害者目線で描かれる。
健常者であることは「特権」。トイレ・入浴さえ自分できず、人に恥部を晒すことが、どれほど自己肯定感を侵害するか…
中でも本作が描くのは「障害者の性」。釈華の夢は「普通の人間の女のように妊娠して中絶すること」。この夢を叶えるために釈華がとった行動は!?
作品は短編。しかし、文学作品として、いろいろ考えさせられる。ラストをどう読むか?健常者特権に対してだけでなく、神・宗教・フェミニズムにも「暗」に物申す作品。人によって作品に対する評価は分かれると思われるが、読んでみる価値あり。
作品:ハンチバック
著者:市川沙央
ある男
第70回読売文学賞受賞作、キノベス!2019第2位
弁護士・城戸は、依頼人・里枝から「ある男」の調査を依頼される。幸せな一家を襲った夫の事故死。そんな里恵にもたらされた事実は、夫・大祐が全くの別人だったという衝撃の事実だったー
「戸籍制度」「差別」「家族関係」など、日本社会が抱える構造的な問題にも鋭く切り込む、単なる単なる“謎解き”で終わらない骨太な文学作品。ある男を追う城戸を通じ、読者自身も「自分とは誰か?」を問われることになる。
著者・平野啓一郎さんが様々な作品でテーマとする「分人(=人は関わる人によって異なる“自分”を持つ)」という考えが、本作でも色濃く練り込まれている。正体を偽って生きた「ある男」も、嘘をついていたのではなく、「別の人生をやり直したかった」だけだったのではないか。「人とは何か?」を深く問う、哲学的な作品。
作品:ある男
著者:平野啓一郎
悪い夏
第37回横溝ミステリ大賞優秀賞受賞作
2025年3月映画公開
生活保護制度の裏側に潜む闇に絡み、転落していく人間を姿を描いた社会派・犯罪サスペンス。
26歳・ケースワーカーの守は、同僚が生活保護の打ち切りをチラつかせて肉体関係を迫ってことを知り、真相を確かめようと女性の家を訪ねたが…。その出会いが守を凄絶な悲劇へ叩き落とす。
生活保護の不正受給、貧困シングルマザー、勢力拡大を目論む地方ヤクザなど、日本を渦巻く闇が次々に連鎖。
臨場感のある描写。蒸し暑い夏の空気感、汗ばむ肌の感触が伝わってくる。読書中、ねっとりとした汗が、まとわりついてくるような感覚に襲われる!
作品:悪い夏
著者:染井為人
体育館の殺人
第22回鮎川哲也賞受賞作
どしゃ降りの雨の日、高校の旧体育館で放送部の部長が何者かによって殺害された。 現場となった場所は完全な密室。警察が容疑者として疑ったのは、密室状態の体育館に居合わせた卓球部の部長。無実を訴える部長を救うために、部員の柚乃は校内一の頭脳を誇るアニメオタクの裏染天馬に協力を仰ぐ。
推理オタク・天馬は現場に残された些細な点から、次々と推理を展開し犯人に迫っていく!
些細な矛盾から推理を展開し、犯人を見つけていく探偵ミステリー小説。『地雷グリコ』で2024年のミステリー賞を総なめにした青崎有吾さんのデビュー作。高校が舞台、強烈キャラの主人公、知的で鋭い推理力は『地雷グリコ』に通じるものあり!
作品:体育館の殺人
著者:青崎有吾
千年の黙 異本源氏物語
平安時代を舞台に、源氏物語の筆者「紫式部」とその女房をの二人を探偵役としたを探偵役とした歴史ミステリー
大河ドラマ『光る君へ』の視聴者なら面白く読めること間違いなしのミステリー。藤原道長、清少納言、中宮定子、一条天皇、紫式部の夫も登場!しかも、しっかり、平安時代の宮中の様子もしっかり描かれている
❶上にさぶらふ御猫ー出産で宿下がりした中宮定子に同行した、帝の寵愛した猫はどこへ消えた?
❷かかやく日の宮ー源氏物語最大の謎とも言うべき、幻の一帖の行方を追う
❸雲隠ーもう一つの幻の帖の行方とそこに込められた式部の想いと真実
単なる架空ミステリーとして面白いだけでなく、源氏物語の面白さにも気づかされる!
作品:千年の黙 異本源氏物語
著者:森谷明子
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深く考えさせられる「社会派小説」
護られなかった者たちへ
本作が取り上げるテーマは「生活保護の実態と貧困」。護られてしかるべき人が護られず、切り捨てられてしまったことで悲しく悲惨な死を迎えたことから始まる悲劇の物語。最後の最後にどんでん返しに、さらに涙…。
貧困の過酷さに、涙が止まらない😭ズルズルになるまで泣いてしまった…。「貧困」がいかに、人を不幸たらしめるかを、これでもかと見せつける。映画もよかったけど、原作の方が深い&泣ける。
作品:護られなかった者たちへ
著者:中山七里
境界線
2011年3月11日に発生した東日本大震災が「人生の境界」となった人たちの人生を描いた作品。家族・住処・仕事など様々なものを失った人たちが立ち直るに当たって避けられなかった復興の闇を描く。
震災によって人生に狂いが生じた登場人物たちの人生が、折り重なって描かれる。人生を翻弄された人々の思いに胸が絞めつけられ、涙が流れる。震災が震災だけに終わらない現実を、多くの人に知ってほしい。
作品:境界線
著者:中山七里
プロパガンダゲーム
自国の領土を守るためのの戦争に賛成か、反対か? 最終選考に残った8人の大学生は、政府・レジスタンスの2チームに分かれて、SNS上の市民100人に「戦争の是非」を問う宣伝戦が繰り広げていく。
政治、広報、宣伝、… 私たちが触れる情報の多くには「誘導」が仕組まれている。私たちはいかに誘導されてしまうのか、そして、それを操る側は何を考えているのか、かみしめながら読みたい1冊。
作品:プロパガンダゲーム
著者:根本聡一郎
パッとしない子
教え子で人気絶頂の男性アイドル 佑が、番組収録で母校を訪れる。10数年前、佑とその弟を授業した教師 美穂は、そのことで同僚や佑ファンの娘に羨ましがられてた。しかし、再開はゾッと背筋が凍るようなものだったー。
短編なのに非常にインパクトがある作品。佑が先生に言い放つ言葉は、ナイフのように読者の心をも抉る。
教師/生徒、どちらの視点で読むかで感想は大きく異なるはず。ただ、本作のテーマは他人事では決してない。何気ない言葉が一生相手を傷つけて怒らせてしまうことがあり、感情次第で記憶も作り上げられる。読者は最後までドキッとさせられっぱなし。
作品:パッとしない子
著者:辻村深月
ナベちゃんのヨメ
大学時のサークル仲間がどよめく。ナベちゃんは非常識な嫁の言いなり。とにかく嫁を傷つけないように、友達からの電話対応すらセーブしている。しかし、なぜ!?
世の中には、「あの人、いい人だよね」と言われる人がいる。そんないい人だって、恋愛には強い興味・関心がり、大切にしたい/大切にされたいと思っている。女性はそんな「いい人」をどこか軽んじて友達付き合いをしていないかー。巷によくある光景への鋭い指摘に、読者はドキッ!
作品:ナベちゃんのヨメ
著者:辻村深月
総理にされた男
総理にウリそっくりな売れない舞台役者・加納が、拉致された先で官房長官に依頼されたのは意識不明に陥った「総理の替え玉」という密命。はじめは短期のつもりが、日本が直面する、政治・経済・官僚・国民の声などの最前線に立たざるを得なくなっていく…。
ストーリーに弾きこまれ、一気読み!政治・経済・外交が苦手な方にも、学びが多い1冊。怒涛の展開に息を呑む 、熱い🔥政治エンタテイメント!
作品:総理にされた男
著者:中山七里
アノニム
たった1枚の絵で、世界を変えてみないか?
舞台は、アジア経済のハブであり、タックスヘイブン、そして民主主義と資本主義の間で揺れる「香港」。アメリカの偉大な画家ジャクソン・ポロックの幻の名画を中心に、当時と現代香港の「グローバル経済」×「美術の転換点」をシンクロさせながら話が展開する。
キュレーターとして美術知識に支えられた小説は、単にエンタテイメントとして面白いだけでなく、グローバル経済と美術の深い関係、そして、偉大な芸術作品をより興味深く鑑賞するコツ(視点)などを教えてくる。美術鑑賞がより面白くなる1冊。
作品:アノニム
著者:原田マハ
テミスの剣
テミスとは、片手に「刑罰の剣」を、もう片方に「罪の軽重を量る秤」を持つ女神であり、罪科に 相応しい罰を与える正義の象徴。しかし、全ての事件、全ての被告は正しく正義に裁かれていると言えるのか。人は人を裁く資格があるのか!?
法と正義。強い社会的メッセージを持った大どんでん返し社会派ミステリー。ストーリーに引き込まれること必至!
作品:テミスの剣
著者:中山七里
メネシスの使者
死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が犠牲となる連続殺人事件が発生。殺害現場に残されていたのは、ギリシャ神話に登場する「義憤」の女「ネメシス」の血文字。犯人は何を訴えているのか?
理不尽に他人の命を奪った犯罪者に同等の死を与える死刑は本当に極刑と言えるのか?加害者と被害者の双方の立場から見る「司法システム」と「死刑制度」の矛盾に正面から挑む社会派ミステリー。極めて重たい問題に真っ向から切り込む作風は、中山七里作品の醍醐味。事件の謎を追うのは、『テミスの剣』の渡瀬刑事。2冊合わせて読みたい。
作品:メネシスの使者
著者:中山七里
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人・家族のつながりの大切さを描く「ヒューマン小説」
ピアノマン~BLUE GIANT 雪祈の物語
石塚真一さんの大人気ジャズ漫画『BLUE GIANT』。本作は、映画版をピアノマン・沢辺雪祈の目線から描いたスピオフ作品。。原作マンガも映画も知らない人でも、圧倒的な小説の「世界観」と「熱狂」に引き込まれる!夢を目指すバンドマンの姿に何度もウルウル。一気読み&二度読み必至!何度目頭が熱くなったかわからない。完成度の高すぎに驚く音楽感動小説!
作品:ピアノマン~BLUE GIANT 雪祈の物語
著者:南波永人
ヒカルの卵
紆余曲折を経ながらも、「想い」は村の人、そして、ビジネスをつなげていく。そして、何気ない会話の中にある「やさしさ」に心温まり、また、幸せになるために大切なことも教えられるハートフル小説💕
作品:ヒカルの卵
著者:森沢明夫
神様の定食屋
どの話も、とにかくハートフル。人生には、たとえそれがお店で提供されるものでも「温かく、おいしい料理」が必要。おいしい食事は「笑顔」も連れてくれる。気持ちほっこり、優しい涙が流れる作品。続編もあり。
作品:神様の定食屋
著者:中村颯希
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ページをめくる手が止まらない「ミステリー小説」
チーム・バチスタの栄光
心臓移植の代替手術“バチスタ”手術専門の天才外科チームで原因不明の連続術中死が発生。不定愁訴外来の田口医師は、病院長に命じられて内部調査を始めた。そこへ厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔がやってきてー
映画・ドラマでも大人気作品。小説で読んでも、グッチーとロジカルモンスター・白鳥の会話が掛け合い漫才のようで面白い!小説の全体構成として、多くが会話で構成されていて、スラスラ読める。作家・海堂さんの言葉のセンスも絶妙!うまくてクスクス笑える!過去に映画・ドラマを見た人でも、読んで楽しめる傑作ミステリー
『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』読み放題対象!
作品:チーム・バチスタの栄光
著者:海堂尊
硝子の塔の殺人
「どんでん返し」の「どんでん返し」。人里離れたセキュリティ完備万全の美しい塔で、起こる密室殺人。1人、また1人と、招待客が殺されていく。犯人探しに乗り出すのは、自称名探偵の碧月夜と、医師の一条遊馬。
500ページ以上であることを全く感じさせない面白さ!ザ・ミステリーの定番「クローズド・サークル」でありながら、奇想天外。読みながら、ミステリー小説の大作の知識までついてしまう。ラストシーンに向け、随所に「散らばる伏線」の回収の見事さに感服!面白い!
作品:硝子の塔の殺人
著者:知念実希人
薬屋のひとりごと 1巻
TVアニメ第2期が始まり益々人気。2期で放送の3・4巻も先に読破可能。壬氏は再び命を狙われ、猫猫は拉致される!
1・2巻(TVアニメ放送分)ではわからなかった、壬氏が命を狙われた理由、真の身分もわかる!
3巻:避暑地での狩りで壬氏暗殺未遂事件発生。猫猫とともに襲われて二人は大接近。壬氏の秘密も知ってしまうラブロマンスも💕
4巻:姿を消した女官・翠令らによって猫猫が拉致!助けに行く壬氏、そしてー。とにかく面白い!
作品:薬屋のひとりごと 1巻
著者:日向 夏
東大理三の悪魔
舞台は、1997年の東大駒場キャンパス。東大理科三類の一年生で、夜八時に教養学部図書館を訪れ、閉館まで勉強する奇妙な生活をおくる主人公。ある日、ボーイッシュな容貌の女性が夜の図書館に訪れるようになる。彼女はいつもサングラスに黒いコート姿で難解な物理学の専門書を読んでいる。そんな彼女と会話をするようになった主人公は、彼女の圧倒的な世界観に夢中になる。
天才とは何か、この世界に隠された秘密とは……?
「天才」と「秀才」の出会いを描いた異色の青春物語。話が知的!しかし、東大生のリアル、天才の頭を覗くようなストーリーが面白い面白い!
作品:東大理三の悪魔
著者:幸村百理男
いつか、虹の向こうへ
ある事件がきっかけで職も妻も失った尾木遼平、46歳、元刑事。売りに出している家で、3人の居候と奇妙な同居生活を送っている。そんな彼のところへ、家出中の少女・早希が新たな居候として転がり込む。彼女が持ち込んだのは、「皆を和ませる陽気さ」と「厄介な殺人事件」だったー
『罪』の本質とは何か。加害者も被害者も、昨日まで普通に暮らしていた人たちが些細なきっかけで陥ることがある。テンポもよく、話も面白い。最後まで一気読み!
作品:いつか、虹の向こうへ
著者:伊岡瞬
アマテラスの暗号
世界的ベストセラーとなった「ダビンチコード」はキリスト教であるのに対し、本作は、日本神話の神「アマテラスオオミカミ(天照大神)」の謎に迫る!
緻密な調査をもとに書かれたストーリーに圧巻!作品内には様々な史実も登場。日本人のアイデンティティにもつながるテーマで、本書をきっかけに、日本のルーツについて、もっと知りたくなる!神社仏閣巡り・パワースポット巡りが好きな方は、行きたい場所が増える!
作品:アマテラスの暗号
著者:伊勢谷武
配達あかずきん
成風堂書店で働くしっかり者の主人公・杏子と、不器用だが頭がよく感も鋭い多絵。二人が本屋の日常で起こるちょっとしたトラブルや事件を、解決していく!
「書店×日常ミステリー」という独自の設定が魅力の作品。殺人事件が起こるわけではなく、本屋ならではのトラブルが、巧妙な伏線と論理的な推理で解決される点が特徴。
収録されるのは短編5編。日常ミステリーというと、ミステリーとしてゆるそう感じがしますが、推理は本格派。巧妙に仕組まれた伏線が論理的な推理で回収されていくので、ミステリー愛好家も退屈することはありません。ちなみに著者の大崎梢は元書店員。経験に基づくストーリーなので、ミステリー好きだけでなく、書店好き・本好きにもすすめたい。共感シーンに出会えるはずです。
作品:配達あかずきん
著者:大崎梢
帝都地下迷宮
「廃駅マニア」の生活保護担当の公務員・小日向は、立入禁止の廃駅・萬世橋駅へと潜り込み、地下生活する謎の集団「エクスプローラー」と出会う。彼らは、政府が隠したい”ある事情”で太陽の下で生活できない社会的弱者。そこで、起こる殺人事件…
高速増殖炉・放射能事故、警察、公安… 小日向は彼の鉄オタ知識で社会的弱者を救えるのか!?
社会派ミステリーでありながら、内容軽めでサクサク読める。政府・権力に対する皮肉は健在!
作品:帝都地下迷宮
著者:中山七里
逃亡刑事
ページをめくる手が止まらないノンストップ・ミステリー。中山さん得意の大どんでん返しはもちろん、男勝りの冴子が少年に対して時折抱く「母性」、そして、母の愛を知らずに育った大人びた少年が時折見せる「甘え」が実にいい!特に、ラストがいい!最後にほっこりで、顔がにんまりする!
作品:逃亡刑事
著者:中山七里
福家警部補の挨拶
「福家警部補シリーズ」第一弾
日本の本格派倒叙ミステリーとして高く評価される1冊
倒叙ミステリーとは、「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」シリーズのように、読者が犯人の犯行の一部始終を目撃するところから始まるミステリー。「犯人がどのようにボロを出すか」が焦点におかれる。
主人公の福家警部補は、刑事らしくない風貌。誰もが警察の偉い人だとは思わない。そんなつかみどころのない彼女が、犯人にじわじわと知性で犯人を追い詰めていく!犯人との知的な心理戦も読みどころ。一話完結型の短編なので、ミステリー初心者でも気軽に楽しめる。長大な伏線や複雑なトリックよりも、論理的なほころびを見つけ出す過程に重点がおかれ、ストーリーが進行する!
作品:福家警部補の挨拶
著者:大倉崇裕
狩人の悪夢 「火村英生」シリーズ
本長編ミステリーのテーマは、タイトルにもある「悪夢」。泊まると必ず悪夢を見る部屋がある人気ホラー作家・白布施正都の自宅〈夢守荘〉を訪れたアリス。〈悪夢の寝室〉での一夜を過ごした彼を、翌朝、待っていたのは、現実の悪夢だったー。
「火村英生」シリーズ特有の、知的で冷静な火村のキャラクターが冴え渡る!犯行の手法や動機を論理的に解き明かす様は圧巻。シリーズ屈指の緊迫感。火村×アリスのコンビが実にいい!
作品:狩人の悪夢 「火村英生」シリーズ
著者:有栖川有栖
京都寺町三条のホームズ
骨董品に秘められたドラマが絡み合う、人気ミステリーシリーズ
高校生の真城葵がアルバイトをはじめた『蔵』の店主・家頭清貴は端正な顔立ちと卓越した鑑定眼を持つ京男子。苗字をもじって「ホームズ」と呼ばれる清貴は、まるで名探偵ホームズのように骨董品にまつわる事件や依頼を解決していく。
ミステリー、葵と清貴の淡い恋愛と彼らを取り巻く人々との人間ドラマが面白いだけでなく、随所に描かれる京都の町並み・歴史・文化が京都への興味・関心を高めてくれる&ためになる!
ライトな謎解きと温かみのあるストーリーで、ミステリー初心者や京都好きには特におすすめ!
作品:京都寺町三条のホームズ
著者:望月麻衣
犬にきいてみろ
本作では、花咲舞は支店での不正融資事件に巻き込まれる。事件の中心には、取引先である中小企業の社長とその周囲の人物たちが関与。銀行内部でも不正が行われている疑いが浮上。舞は持ち前の鋭い洞察力と行動力を駆使して、事件の真相に迫る!
銀行業界のリアルな描写とスリリングな展開が魅力。池井戸潤のファンはもちろん、ミステリーファンや金融業界に興味のある読者にもおすすめ
作品:犬にきいてみろ
著者:池井戸潤
神保町奇譚 花咲舞シリーズ
舞台は、神保町の一見客お断りのこだわりの寿司屋。東京第一銀行の花咲舞と上司・相馬健が舌鼓を打っているとき、上品なご婦人と出会う。婦人は、5年前に病死した娘の口座がつい最近まで”動いていた”という。一時3400万円まで増えた残高。しかし、1か月前には残高ゼロになっていたという。娘に何が起こったのか?舞が幽霊口座の謎に挑む!
幽霊通帳の口座が、半沢直樹が勤めていた産業中央銀行である点がニクイ。テンポよく、話が展開。時間をかけずにミステリーを楽しみたい方におすすめ!
作品:神保町奇譚 花咲舞シリーズ
著者:池井戸潤
ドグラマグラ
難解、頭がおかしくなるとも言われる不思議な長編ミステリー。「夢Q」という愛称で今でも読者を離さない夢野久作。「日本探偵小説三大奇書」に数えられるなど、時代を超えて多くのファンを獲得。理解は難しいが、じっくり味わいたい「癖」のある作品。
作品:ドグラマグラ
著者:夢野久作
D坂の殺人事件 ~明智小五郎シリーズ
日本における本格推理ホラー小説の草分けである江戸川乱歩による短編探偵小説。江戸川乱歩特有の怪しげな世界観。「名探偵コナン」の毛利小五郎の名前の由来ともなった世紀の名探偵「明智小五郎」が初めて登場した記念碑的作品。名探偵コナンもいいけど、こちらも読んでみて!
作品:D坂の殺人事件 ~明智小五郎シリーズ
著者:江戸川乱歩
刺青殺人事件~神津恭介シリーズ
テレビドラマでも様々な役者さんが役を演じてきた神津。本職は東京大学医学部法医学教室助教授で高身長の美男子。当然、名探偵明智や金田一とは、推理の解き方も異なる!
この神津が初めて登場するのが本作。 野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。艶美な姿に魅了された元軍医・松下研三は、誘われるままに彼女の家に赴き、鍵の閉まった浴室で女の片腕を目にすることになるー。
頭キレキレの天才はいかに謎を解くのかー。どの作品から読んでも困ることはありませんが、まずは、シリーズの1作目としてどうぞ。
作品:刺青殺人事件~神津恭介シリーズ
著者:高木彬光
シャーロック・ホームズの冒険
本作は、12編を含む短編集。「ボヘミアの醜聞」「赤髪組合」「花婿失踪事件」他を収録。短編集で最初の1冊としても読みやすい。シリーズ最初の1冊に最適。
作品:シャーロック・ホームズの冒険
著者:アーサー・コナン・ドイル
オリエント急行殺人事件
「そして誰もいなくなったとともに」に並ぶ名作が本作。雪に阻まれて立ち往生した豪華寝台列車オリエント急行で、富豪ラチェットが刺殺。そこに偶然乗り合わせたポアロ。どう考えても犯人は乗り合わせた12人の上客しかいない。しかし、12人にはアリバイが存在する。
閉鎖された空間で起こる完全犯罪を、ポアロはどう解決するのか!?
小男でカッコよくもなく、ピン跳ねあがった口ひげが特徴のオジサン探偵ながら、賢さを自認する自信家の名物探偵。映画で見た方も多いと思うが、小説でも読んでみて!
作品:オリエント急行殺人事件
著者:アガサ・クリスティ
ミス・マープルのご意見は?1
ミス・マーブルもテレビシリーズで人気。マーブルは、イギリスの架空の田舎村セント・メアリ・ミードに住む老婦人。探偵でもないご婦人。しかし、ウワサ好きで、どんな出来事にも興味を持ち、好奇心旺盛で記憶力も抜群。長年の経験、そして、鋭い人間観察によって得た洞察を元に、事件の犯人を暴いていく。
本作は、ミス・マープルが登場する短編4編を収録。ミス・マープルが初登場する「火曜クラブ」や、「血にそまった敷石」「アスタルテの祠」「コンパニオン」など、知人数人が集まって謎を出し合い推理する夜会「火曜クラブ」の作品を収録。
作品:ミス・マープルのご意見は?1
著者:アガサ・クリスティ
\対象者限定で2か月99円/
解約はいつでもOK
背筋がゾッとする「ホラー小説」
人間椅子
おぞましい結末に鳥肌必至のホラー小説。
作品:人間椅子
著者:江戸川乱歩
怪談・奇談
先の2作品と同様、桜にどこか妖艶で何かの化身めいた雰囲気を感じていた一昔前までの日本人。どちらの作品も、桜が人々の心を惹きつけ、あるいは彼らの運命を左右する存在、信仰の存在として描かれる。
桜が時には人の姿で現れたり、時には運命を操る神秘的な存在として描かれる、日本文化を味わいながら読みたい!
作品:怪談・奇談
著者:ラフカディオ・ハーン
\対象者限定で2か月99円/
解約はいつでもOK
未来はどうなるのか?深い洞察が得られる「近未来SF小説」
地底旅行
鉱物学教授リーデンブロックは、骨董屋で入手した手書きの古典から、暗号が書かれた1枚のメモが滑り落ちた―。難解な暗号を読み解くと、そこに書かれていたのが、「地球の中心にたどり着けるという秘密の入り口の存在」という驚くべき内容であったー。
狂人的なポジティブさで地底を冒険する教授とその仲間の冒険は、ワクワク・ドキドキで、一気に読めてしまう!古生物学を織り交ぜた教養的な描写は、ヴェルヌならでは。科学好きな人も大満足のSF小説。
作品:地底旅行
著者:H・G・ウェルズ
宇宙戦争
突然やってきた宇宙人が地球を侵略。最初は軍が宇宙人を打ち負かそうと戦闘するも、地球人より進んだ文明を持つ宇宙人に、立ち向かう術を持たないことが明らかにー。パニック状態・絶望の中で、人はどうなるのか、非常に深い洞察が得られる小説。生き残るために闘うか、それとも、とにかく逃げるか。それでも、家族が襲われたら….
火星人は「タコ」のような容姿というイメージがあるが、このこのイメージは本作によるもの。そのぐらい影響力があったSF小説!登場人物の恐怖に、読者も心臓がキュッ~と締め付けられる!
作品:宇宙戦争
著者:H・G・ウェルズ
おうむの夢と操り人形
昨今のAI技術の進化は目覚ましい。しかし、それもロボットに警戒感があるのは、たとえ、やさしい声をかけられても、会話を重ねれば、自分を深く理解してくれる相手になり得ないとわかるから。
では、どんな会話なら、人間はロボットを快く受け入れるのかー。それが「オウム返し」。ロボットが経営トップになっても会社は機能するのか!? 機能するなら、そのとき人はロボットとどんな関係を築くのか?ロボットと人が共に暮らす未来に興味がある方におすすめ!
作品:おうむの夢と操り人形
著者:藤井太洋
\対象者限定で2か月99円/
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揺れる心「恋愛小説」
余命10年
高齢者を別とすれば、余命10年を、まだまだ人生長いと悠然と構えることなどできない。短い人生をいかに生きるか、余命10年と知った若い女性のラブストーリー。
涙必至の感動小説。読了後、いかに生きるかを問われる作品。さらに、本書がスゴイと思ったのは、「迫りくる本物の死のリアル」「死の恐怖」が描かれていること。「いかに後悔せずに「生」を全うできるか」と自分に問わずにいられなくなる!
作品:余命10年
著者:小坂流加
生きてさえいれば
著者の小坂さんが重い病の上、亡くなられた後に存在が明らかになった作品。病気に侵され、もはや自由に動き回ることすらできなくなった女性を中心に話が展開するが、決して苦しみ・悲壮感だけの作品ではない!
時間を超えてクロスしていく人間関係の妙(縁)や、悲しみや絶望を乗り越えた先にある「生きる希望」に心が熱くなる。
ストーリー展開が絶妙。読了の再読必至!2度読んでも号泣😭
作品:生きてさえいれば
著者:小坂流加
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら
いわゆる「戦争時代へのタイムスリップ小説」。話の展開が予想できてしまうも、それでも、戦争小説はうるうるする…。
日本人は「お国のために死ぬことが美徳」とされた時代があった事実を忘れてはいけない。「お国のため=支配階級のため」であり、「国民のため」ではない。国のスローガン・政策に盲目的になるのはやめよう。
作品:あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら
著者:汐見夏衛
最後は臼が笑う
主人公は、ろくでなしな男に引っかかり続けてきた関西人・公務員の桜子。しかし、ダメ男にも「1点の愛らしさ」があるもので、それを彼らの中に見出すことが生きがい。しかし、ある日、出会ってしまった「一分の隙もない完全な悪の男」。
女性の自尊心を傷つけることを続ける男にどう立ち向かうか!予想外の展開に笑い😝
作品:最後は臼が笑う
著者:森絵都
最後は会ってさよならをしよう
X(Twitter)の1投稿で完結する超短編の物語。恋愛、ミステリーなど内容いろいろ。
たった140文字でも、ほろっと涙があふれそうになったり、想像もしないラストが待っていることに驚かされる😲 「厳選された言葉」「構成力」があれば「涙を誘う小説」「度肝を抜かれる小説」も書けるのだと、ただただ、神田澪さんの筆力・構成力に魅せられた!
時間がなくて小説なんて読めないと思っている方は、是非!
作品:最後は会ってさよならをしよう
著者:神田澪
月の裏に望む
大人の恋愛小説だが、ミステリー的でもある。主人公ごとに合わせ、章の作風も随分異なる。
繕ったり、偽ったりしているわけでなくとも、人との関係性が違うと、「人は違う顔を見せる」。タイトルの「月の裏」は「人の見えない側面」の象徴。出会い方によって異なる別の顏を味わってほしい。ちなみに私は3章が好き!
作品:月の裏に望む
著者:ことわ荒太
\対象者限定で2か月99円/
解約はいつでもOK
笑える!着眼点・発想が面白い! 「エンタメ小説」
雨の日も晴れ男
「神が大事な気づかされる」という通常なら逆の発想が面白い。アレックスのバカがつく明るい思考からは元気がもらえる!
作品:雨の日も晴れ男
著者:水野敬也
なるへそ
リズムよく展開する短編謎解き小説。ストーリー全体が落語の小話のようで、人間味に溢れる。しかも、最後の最後のオチににんまり😆 落語ファンにもおすすめしたい。普段のゴリゴリのビジネス小説・ミステリー小説とは違う池井戸潤さんの作風も楽しめる。
作品:なるへそ
著者:池井戸潤
天上の飲み物
主人公の後藤は酒屋の二階に住む大学生。しかし、それは世を忍ぶ仮の姿。「吸血鬼」は、死なない、死ねないからこその悩みがある。女性とのお付き合いもその一つ。
サクッと読める超短編。ユーモラスでちょっとせつない恋物語。
作品:天上の飲み物
著者:三浦しをん
無限大ガール
主人公は、高校二年生の相川早奈。今日ははテニス部、あすは水泳部、ソフトボール部、園芸部に写真部……と「日替わりハケン部員」。頼まれれば、臨時の助っ人として参加する。
そんな早奈に舞い込んだのは、演劇部部長からのSOS。文化祭でミュージカルを上演するのに、主演女優が演出家ともめて急遽降板し、代役をと懇願するのだが….
テンポがあって、面白い!早奈を応援したくなる!
作品:無限大ガール
著者:森絵都
君と夏が、鉄塔の上
中学生の幼さと成長。彼らの初々しさと夏の空の青さがマッチした情景が目に浮かぶ作品。作者ご自身が「鉄塔オタク」で、鉄塔への愛が溢れる💕
田んぼに鉄塔が連なる風景。子供時代を過ごした、田舎の夏休みの思い出がいい思い出としてよみがえった!
作品:君と夏が、鉄塔の上
著者:賽助
稲荷山誠造 明日は晴れか
笑えて泣けて楽しめる じじまご小説。関西の金融会社会長 稲荷山誠造は、パワフルな行動力と肝っ玉をもつ70歳。そこに、母が失踪してしまった大食いなだけで頼りないまご・翔がやってくる。そして、次々と事件が…。税務調査、殺人事件、ヤクザ、拉致、そして官僚・政治家の不正税務調査、殺人事件、ヤクザ、拉致、そして官僚・政治家の不正…
じじまごが巨悪を斬る!孫の成長にもほっこり。
作品:稲荷山誠造 明日は晴れか
著者:香住泰
\対象者限定で2か月99円/
解約はいつでもOK
時空を超えて「歴史小説」
新編 人生はあはれなり… 紫式部日記
きらびやかな彰子サロンのインテリエリートのイメージがある紫式部。実は超陰キャ!じめじめ、じとじと、自分の能力をひけらかさないように自分を偽って生きた人だって知ってた!? なぜ、そんな絶望女子になったのか、そして、どう生きたのが超面白く学べる。人間相関図がシンプルにまとまっていて、大河ドラマの理解も進む!
作品:新編 人生はあはれなり… 紫式部日記
著者:小迎裕美子
新編 本日もいとをかし!! 枕草子
ポジティブ・ユーモラス・勝気・自由♪ 女が学問なんかするんじゃないと言われる時代に、父には賢い子だと褒められ、定子サロンで定子と学問を楽しむ。そして、お仕事でお付き合いのある男性とのラブロマンスも。紫式部と対比して読みたい♪
作品:新編 本日もいとをかし!! 枕草子
著者:小迎裕美子
滔々と紅
第1回 本のサナギ賞 大賞受賞
飢饉の村から吉原に売られてきた一人の娘の成長を描いた歴史小説。綿密な調査をベースに、江戸時代末期の吉原・妓楼(ぎろう)を生きた女性の生き様が、吉原遊郭とはいかなる文化を持つ場所だったかと共に描かれる。
江戸時代、20~30万人もの命を奪った天保の大飢饉から、吉原へ売られて命を繋いでも、吉原は、病気・折檻・心中など「死」が身近にある場所。そんな中で、主人公・駒乃はどう生き抜くのか―。読み終えて涙。
作品:滔々と紅
著者:志坂圭
この世をば
『光る君へ』よりも先に、藤原道長のイメージを大きく変えた小説。
上巻:機転が利きカリスマ的な存在感を放つ長兄・道隆、野心家な次男・道兼に比し、凡庸でおっとり三男坊・道長がトップに上り詰める前での姿を描く
下巻:道長よりも上位の地位にあった道隆の子・伊周が、花山天皇襲撃を機に凋落。道長は政権トップに躍り出るも、頭を悩ます日々が描かれる。
本書に描かれる道長は、「光る君へ」の道長と重なる。前代未聞の「一家三后」を成し遂げ、摂関政治の頂点に上り詰めたのも、正直、「運」を味方につけたことが大きい。しかし、自分はトップを率いる政治手腕に長けているわけではないことを理解し、だからこそ「外戚祖父」にことが大事と見極め、そうなるべく環境を整えていった様はさすがである。
「光る君へ」の番組で描かれた歴史の振り返りにも最適な書。おすすめ!
作品:この世をば
著者:永井路子
望しは何ぞ
どんな人物で、なぜ、藤原摂関政治を終わりに導く側に身を置くことになったのかー
藤原道長が息絶えた後、藤原家の栄華は終焉を迎え、院政の時代へと突入していくことになる。なぜ、藤原家は一族総出で政権を守ろうとしなかったかー。
ここに関係するのが、藤原道長の2人の妻、倫子と明子らの子。どちらかの子に生まれたかで、恐ろしく人生が違った。虐げられた方は、恨み・辛みが募る。ここに人間ドラマ。さらに天皇家・藤若家の権力争いも重なる。
筆者は、藤原道長を主人公に描く『この世をば』の永井路子さん。重なる時代が別視点で語られる。2冊合わせ読みがおすすめ!
作品:望しは何ぞ
著者:永井路子
紫式部ひとり語り
紫式部の人生は、「容赦ない世の現実」に見舞われた人生。母・夫を早くに亡くし、しかも、女であるが故、自分の好きなこと(漢詩・文学)で才能を発揮することもできない。そんな中で生きるには、現実の世界では口にできないことを吐き出す「はけ口」として、『源氏物語』の執筆がどうしても必要だった!
紫式部の著書『紫式部日記』『紫式部集』をもとに書かれた、紫式部の自分語り!
作品:紫式部ひとり語り
著者:山本淳子
御堂関白記
道長が生きた時代が鮮やかに甦る!
日記は、長徳四年(998年)7月5日、左大臣・藤原道長33歳の時から始まる。政務を仕切るものとして、父として、そして晩年は一人の老人としての道長の姿を垣間見ることができる。
招集しても誰も会議にやってこない、金峰山への御嶽詣、彰子の出産、晩年の病気など、日々、忙しく生きていた様子がわかる。そこには、傲慢なイメージの道長のイメージはない。歌も苦手だったし、漢字間違いも多い、そんな道長の人間臭さも味わえる。
ビギナーズ・クラシックスシリーズは、日記の中から重要なイベントを取り上げて解説。時代背景と共に解説されるので、学びが多い!
作品:御堂関白記
著者:藤原道長
和泉式部日記
天皇の2人の息子と深い恋仲に!魔性&スキャンダラスな禁断な恋の記録
和泉式部は多くの男性と浮名を流した魔性の女性。身分不相応な高貴な身分の方である、冷泉天皇の二人の子、為尊親王と敦道親王とも付き合うなど、凄い男性歴を持つ。
和泉式部日記は、冷泉天皇の第4皇子「敦道親王(あつみちしんのう)」との恋愛模様の回想録。今でいえば、スキャンダラスな暴露本!
しかし、そこで垣間見えるのは、高貴な人であっても、自分の思うようにはならない恋愛。そんな様は、現代の恋愛と変わらない!
作品:和泉式部日記
著者:和泉式部
あの日、松の廊下で
主人公は、江戸城という大組織に勤める中間管理職 旗本・梶川与惣兵衛。浅野内匠頭と吉良上野介の事件を止めに入る、事件の重要な目撃者になってしまう。
赤穂浪士の討ち入り「忠臣蔵」の発端となった「松の廊下事件」を描くが、事件のとらえ方が実に面白い!梶川にとっては、仕事ができる浅野も、義理人情に熱い吉良も尊敬に値する人物。巷は彼らの悪く言うが、そんな人たちじゃない!浅野と吉良との仕事、そして、事件後の思いを軽やかな筆で描いた歴史小説。中間管理職の悲哀が半端ない😝
作品:あの日、松の廊下で
著者:白蔵盈太
\対象者限定で2か月99円/
解約はいつでもOK
自分を変えたい!やる気がUP!「自己啓発小説」
がんばらない戦略
「ガンバール国」と「ガンバラン王国」2つの国の物語。がんばっていないのに、幸せそうで成功もしている「ガンバラン王国」の住人。その理由は何なのか?
「がんばらない=何もしない、やる気を出さない」ということではない。自分の目的達成のために本当に必要な努力だけをするための、時間の使い方・思考法・習慣改革&人生戦略の指南書!
作品:がんばらない戦略
著者:川下和彦
夢をかなえるゾウ
賢者の書
そんなあなたに「生まれ変わるきっかけ」を与えてくれる1冊。
作品:賢者の書
著者:喜多川泰
運転者
こんな言葉が思わず口から出てしまう、仕事に悩み、自分の人生・生き方に疑問を感じている人に勧めたい。読み終わるころには、報われない人生なんてない!と腹落ちし、心からの「生きる力」「感謝の心」が沸いてくる!
作品:運転者
著者:喜多川泰
ライフトラベラー
ただし、人生を変えてくれる大切な経験・体験を与えてくれた貴重なチャンスだったと気づいたのは、5年・10年と随分時間が経過してからのこと。本書はそれを、読むだけで気づかせてくれる。
思っていても、行動しなければ始まらない。不自由な海外旅行に出かけよう!準備万端・荷物万端で出かける必要なんてない。小さな荷物だけ持って飛び出そう!
作品:ライフトラベラー
著者:喜多川泰
株式会社タイムカプセル社
人生は山あり谷あり。順風満帆の期間は短く、人生につまづきを感じつつ悶々と過ごす日々、自分らしく生きていないと感じる期間が圧倒的に長い。人生、再出発したい、そんな思いを持つ人たちに必要な「心に火🔥を灯してくれる言葉」と「気づき」が溢れる!最近の自分は「やる気がない」と思っている方にもおすすめ。
作品:株式会社タイムカプセル社
著者:喜多川泰
成長マインドセット
ストーリーで、「成長とは何か」、「成長を阻害するもの・加速するものは何か」を指南。読めば、なぜ自分が、思うように目標に到達できずにいたに「はっ」とさせられる。
人生、何度となく読み返し、自己成長に活かしたい1冊。
作品:成長マインドセット
著者:吉田行宏
四つ話のクローバー
どの話も面白くためになりますが、私が最も好きなのは「第二話」。大みそかの夜。「紅白歌合戦」をはるかに凌ぐ視聴率番組「ハッピーコロシアム」での最終決戦。『日本人はどう生きたら幸せになれるのか?』の熱いバトルを繰り広げられる。最終決戦で勝つのは、『感謝』で幸せに包まれる 天海氏 VS 『ワクワク』が興奮・原動力の源!真田氏か!?文句なしの面白さ!
作品:四つ話のクローバー
著者:水野敬也
\対象者限定で2か月99円/
解約はいつでもOK
お金・金融について学べる「経済小説」
おカネの教室
リーマン・ショック(強欲資本主義)から、「かせぐ/ぬすむ/もらう/かりる/ふやす」とはどういうことか、長期投資、格差問題など、中学生でも分かる平素な言葉でストーリーで「おカネの教室」が展開される。
中学生の時にこんなクラブと出会えていたら、大人になって、もっとお金と賢く付き合い、お金・仕事の価値観も変わっていただろうに!と悔しさすら感じてしまう内容。
作品:おカネの教室
著者:高井浩章
塩漬投子は損切りしない
舞台設定が面白い。ストーリーを楽しみながら、経済、国家政策、株式投資、特に、仕手戦心理についても学べる!
作品:塩漬投子は損切りしない
著者:アノニマス文庫
トップ・レフト 都銀vs.米国投資銀行
今でこそ、時々耳にする敵対的買収(TOB)など、食うか食われるかの熾烈な戦いが、緻密、かつ、リアルな筆力が描かれる。発刊から月日が経過しているものの、臨場感を感じながら面白く読める!
作品:トップ・レフト 都銀vs.米国投資銀行
著者:黒木亮
巨大投資銀行
投資のプロたちが繰り広げる駆け引き・複雑な取引が見どころ。投資銀行の内幕をスピード感とリアリティをもって描き出す、国際経済小説の金字塔!
作品:巨大投資銀行
著者:黒木亮
会社を潰すな!
ストーリーを通じて、「決算書の読み方」「マーケティング」「マネジメント」の基本も学べる!経営を学びたいビジネスマンにおすすめ。
作品:会社を潰すな!
著者:小島俊一
\対象者限定で2か月99円/
解約はいつでもOK
読んでおきたい名作「日本の文豪 純文学」
人間失格
主人公は、東北の大金持ちの息子・大庭葉蔵。散財し、女を抱き、廃人同様のモルヒネ中毒に。
自分への価値を見いだせず、努力より「ラク」を求め、酒、女、たばこ、薬、ギャンブルに依存し、自堕落な主人公の大庭葉蔵の自堕落さ。読者は、葉蔵の弱さ(の一部)が自分と重なることに気づかされる。
人間の内面をえぐる表現とストーリーに、ただただ脱帽。文豪、太宰治の代表作!日本人なら読んでおくべき1冊。
作品:人間失格
著者:太宰治
斜陽
没落していくある貴族の家庭を描いた太宰治の代表作。「斜陽族」という意味の言葉を生みだすほどの影響力があった作品。
時代の変わり目、生き方を変えない者は、淘汰され、没落してしまうとストーリーを通じて教えられる。過去の栄光にすがることなく、変化して生きよう。
作品:斜陽
著者:太宰治
こころ
人間の内面を描いた、夏目漱石の名作。
エゴイズムと心の機微、そして、心の葛藤。小学生の私には本作の良さが分からなったが、大人の今なら、多くの人に読み継がれるかが分かる。日本で、最も読まれた小説1位・2位を争う作品(もう1冊は「人間失格」)。教養としても読んでおきたい。
作品:こころ
著者:夏目漱石
吾輩は猫である
あまりにも有名な夏目漱石の代表作であり、処女作。猫を通じて、当時の社会を批判する小説だが、結末をご存知?
知らない人は結構多い。最後の結末に、(いろんな感情を含んで)「え~!」となること間違いなし。
作品:吾輩は猫である
著者:夏目漱石
山月記
臆病な自尊心と、尊大な羞恥心が、心のうちに潜む虎となり、家族や友人を傷つけ、我を本当の虎にした…
高校の教科書で断片的に学んだだけではこの小説の良さは絶対にわからない。中島敦の文章の美しさは、「天才」。美しい文章で、虎になった李徴の悲痛な叫びを味わいたい。
作品:山月記
著者:中島敦
李陵
作品:李陵
著者:中島敦
細雪
テーマは昭和初期の女性の婚活。4人も姉妹がいれば、それぞれに、幸せな結婚・不幸な結婚・相手の身分など、「結婚」にも差がついてしまう。しかも、名家ともなれば、いろいろややこしさもある…。
上流階級だからこの「女性の結婚」の面倒を、当時の時代背景と共に学びたい作品。
作品:細雪
著者:谷崎潤一郎
痴人の愛
美しいが淫乱・わがままなナオミに翻弄される譲治はまさに「痴人=愚か者」。
若者たちが皆、西洋文化に憧れていた大正時代、女の魔性とそれに跪く男の陶酔を描く。あきれるほどゲスいストーリーにも関わらずも、その世界観に引き込まれてしまう谷崎潤一郎の不朽の名作。
作品:痴人の愛
著者:谷崎潤一郎
羅生門
餓死者が続出し、人の心がすさむばかり時代を生きた人々の心が描かれる。
授業で読むだけでは、本作の良さは分からない。大人になって、文学として通読した時、この小説のすばらしさが改めてわかる。短編なのに凄い読み応え!。
作品:羅生門
著者:芥川龍之介
白痴
今の時代に読んでもかなりセンセーショナルな「表現」と、人間の刹那的、かつ、エゴまみれで二面性のある「心の変化」に強いショックを受けること間違いなし!
作品:白痴
著者:坂口安吾
桜の森の満開の下
怪奇にして、残酷。本作も「白痴」同様、人間のダークサイドが衝撃的なストーリーで描かれる。
作品:桜の森の満開の下
著者:坂口安吾
銀河鉄道の夜
あまりに有名な宮沢賢治の代表作。しかし、この作品も結末どころか、内容すら知らない人多し。ジョバンニは、素敵な体験もするが、結末は…結構悲しい。美しい、そして、切ない!
作品:銀河鉄道の夜
著者:宮沢賢治
檸檬
31歳という若さで亡くなった、梶井基次郎の不屈の名作。その他作品からも、人間の苦悩、不安、焦燥がひしひしと伝わる。
作品:檸檬
著者:梶井基次郎
桜の樹の下には
桜が美しいのは、樹の下に埋められた動物や人間の死体からの養分が、死体に絡んで養分を吸い取っているからだと、「俺」が桜の美しさの独自理論を説く。なんとも突飛でグロテスクな発想だが、妙に説得力あり。それは、桜にはどこか「妖艶さ」があり、「死」を連想させるからかもしれない。
上述の坂口安吾「桜の森の満開の下」と合わせて読みたい。
作品:桜の樹の下には
著者:梶井基次郎
舞姫
「愛」か「仕事」どちらを選ぶか?は古から変わらぬ男と女の大問題。あなたは、どう思う?自分に問いながら、本作を読んでみてほしい。
作品:舞姫
著者:森鴎外
高瀬舟
殺害は、本当にそれは弟を救うためだったのか?苦しむ弟を見たくないと思う「自分」を救う殺人だったのではないか。安楽死を問う深い小説。
作品:高瀬舟
著者:森鴎外
破戒
日本の悪しき歴史、不都合な真実を知るためにも読んでおきたい。
作品:破戒
著者:島崎藤村
蟹工船
富裕な支配層に虐げられる労働者が直面した過酷な労働の様子が、これでもかと描かれる。
現代社会でも、富裕層と貧乏人の二極化は問題。しかし、軍閥支配の進む昭和初期は、貧乏人は「人」ですらなかった…日本の黒歴史を文学で!
作品:蟹工船
著者:小林多喜二
浮雲
日本の知識階級を、一人の苦悩する人間として描く。旧時代な祖母と、学問に秀でた近代的な娘の対比で、当時の「社会における女性」を描かれている点ポイント。明治期にあって、文章に口語・俗語を取り入れた、「日本初の近代文学」としても名高い。移り変わる日本が垣間見える名著。
作品:浮雲
著者:二葉亭四迷
\対象者限定で2か月99円/
解約はいつでもOK
世界が認めた!「海外文学」「世界的ベストセラー」
赤毛のアン
児童文学にとどまらない、人生の中で何度でも読み返したくなる名作
舞台は19世紀末のカナダ。グリン・ゲイブルズという農場に住む老兄妹は、農作業を手伝ってくれる男の子を孤児院から引き取ることに。しかし手違いでやってきたのは、赤毛で快活なおしゃべり好きの11歳の少女・アン・シャーリーだった。
その想像力豊かで情熱的な性格が次第に老兄妹は心を溶かしていく。アンは数々の騒動を巻き起こしながらも、人々との絆を深め、少女から乙女へと成長していくー。
アンの言葉や行動はときに突飛だが、そこにはアンの美学・信念が宿る。特に彼女の「空想の世界」は、現実がどんなにつらくても、心の中で光を見つけられるという力強いメッセージが。100年以上読み継がれているのも納得の一冊。
作品:赤毛のアン
著者:ルーシー・モンゴメリー
動物農場
イングランドのとある農場での動物たちの革命と、その後の顛末を描いた物語。農場の動物たちは、過酷な労働と搾取に耐えかねて、農場主であるジョーンズ氏を追い出し、自らの手で農場を運営することを決意する。しかし、革命後の農場は次第に理想とはかけ離れていくー。
ソビエト連邦のスターリン体制を風刺し、政治的な権力の腐敗と専制政治を批判した作品。本作では、革命後の農場も、結局、狡猾な豚に支配されていくというおぞましい世界が描かれる。支配する側は強欲、支配される側も愚民。だから結局、支配される…。権力支配について深く考えさせられる1冊。
作品:動物農場
著者:ジョージ・オーウェル
星の王子さま
作品:星の王子さま
著者:サンテグジュペリ
レ・ミゼラブル
フランスの作家ヴィクトル・ユゴーによって1862年に発表された小説。フランス文学の中でも特に有名!
たった1本のパンを盗んだために19年もの間、牢獄で暮らすことになってしまった男 ジャン・バルジャン。彼に温かい手を差し伸べてくれた司教に感銘し、ジャンは「人の道に背くようなことはしないこと。善良な市民として生きてくこと」を誓い生きていくが…
物語は、ヴァルジャンが過去から逃れながらも他者を助け、愛と贖罪の意味を探求する過程を描く。また。フランス革命後の混乱と社会的不正義で、民が苦悩と闘いながら生きる姿も描かれる。
人間の善と悪、愛と憎しみ、社会の不正義 といった普遍的なテーマの探求が凄い。未だ、舞台・映画で描かれるのにも納得!
作品:レ・ミゼラブル
著者:ヴィクトル・ユゴー
老人と海
若い時に読んでもつまらない本かもしれない。しかし、人生経験を経て手に取れば、小説のすばらしさに気づかされる。
ノーベル文学賞とピューリッツァー賞を著者にもたらしたベストセラー
作品:老人と海
著者:ヘミングウェイ
車輪の下
しかし、規則づくめな学校生活に耐えられず、少年らしい犯行心に駆り立てられ、様々な抵抗を試みる。同性への恋、ドロップアウト… 少年期の繊細な心を描いた作品
作品:車輪の下
著者:ヘルマン・ヘッセ
変身
毒虫というのは「変わり果てた一個人の象徴」。受け入れないほどに変わり果てた家族を、受け入れ、愛し続けることができるのか?という厳しい現実を見せる、海外文学最高傑作。
現代社会の痴呆・介護問題などを照らし合わせると、全く他人事ではない。人間・家族・愛について深く考えさせられる。
作品:変身
著者:カフカ
マクベス
予言がキッカケで、王になりたいという「欲」に負け、王を殺害を殺害したマクベス。その結果、悪事がバレるのではないかと精神を病むことになる。
人間のダークサイドについて考えさせられる。人間の欲深さ、そして、欲に負け悪事を働き、その後、自分の悪事がバレないかとの精神を病むほど心身が置かされてしまう人の心模様の表現はさすが。読むべき一冊。
作品:マクベス
著者:シェークスピア
グレート・ギャッツビー
村上春樹も愛読するアメリカ文学の代表作。いくら裕福でも「愛」を勝ち取れるとは限らない。むしろ、歪んだ愛は危険。もっとやり方はあったはずなのに…第一次世界大戦後の喪失感漂うアメリカ社会の雰囲気が、主人公の虚しさを挽きたてている点も、見逃せない。
作品:グレート・ギャッツビー
著者:フィッツジェラルド
ハリーポッターと賢者の石
シリーズは80ヵ国で翻訳。もはや内容を紹介する必要もないほどのベストセラー。その他シリーズ 7巻もKindle Unlimited対象。
作品:ハリーポッターと賢者の石
著者:J.K.ローリング
不思議の国のアリス
個性豊かな登場人物たちとユーモア溢れる会話で展開される「不思議な国のアリス」。大人になって再読して「世界観」のすばらしさに脱帽。読み継がれる児童書たる所以を再確認できる!
わかりやすく言えば、「不思議な国」は狂った世界。価値観も多種多様。しかし、アリスは、不思議なモノ・理解できないモノも、出会いを大切に受け入れていく!
大人は、自分が理解できないことを拒否・拒絶してしまう。アリスの相手の文化を受け入れる姿勢はを持てば、アリスのように、世界はワクワク・ドキドキの楽しい出会いの場に変わるかも😆
作品:不思議の国のアリス
著者:ルイス・キャロル
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